FC2ブログ

Admin   *   New entry   *   Up load   *   All archives

ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『腐男子先生!!!!! 2』瀧 ことは 




女子高生腐女子の朱葉と、イケメン生物教師ながら裏の顔は腐男子かつ朱葉の信者・桐生。
なんだかんだいいつつ秘密のオタク活動にいそしむふたり。
朱葉の熱心な後輩フォロワーが現れたり、新学期で二人の関係も変化したり、変わり者の同級生が絡んできたり、なかなか平穏にはいかないふたりの明日は一体——。


この夏のはじめくらいに読みはじめて、見事にすっころんではまりこんだ『腐男子先生!!!!!』、書籍版の二巻目が、発売されました~!!
おめでたいです~!!素晴らしい!!!
一巻目の発売から結構間が空いている感じなので、この二巻目が今になって発売されるのって、昨今の出版状態を鑑みてかなりすごいことなのではと思います。良きかな良きかな。

二巻目の部分、Web版(『腐男子先生!!!!!』を最後まで読んでいる私にはほとんど既読の内容ではあるのですが、全然問題ないですね!
何度読んでもたのしいですこのお話。紙媒体でもう一度ストーリーを追えるのしあわせすぎる。

結城あみのさんの可愛くて格好良くてイメージぴったりのイラストがふんだんに挿入されている、贅沢仕様です。
キャラのちまっとミニサイズのイラストが、特に私、好きなのですよね。
巫女姿の朱葉ちゃんとキング、バレンタインイラストを描く朱葉ちゃん、……諸々、美味しすぎる。
あと先生の格好いい姿がばーん!!とアップされているイラストもやっぱり素敵です。いちばんはカラー表紙ですかね、出張りすぎですよね先生。(というか、一巻目に引き続き表紙にヒロインがいないよ……タイトル的には正しいのでしょうが。笑)

あとがきに書いてあった、Web版とコミックス版と書籍版、全部違うのが、読者的には一番うれしいって、まさにその通りすぎる!!!
今回の書籍版も、Web版とほとんど同じお話かな~と楽しんで読んでいたら、最後の最後で、まさかの糖分増量があり、ときめきのあまり倒れそうでした。読者サービスがすごい。
あと信者なので、アニメイト版の特典ももちろん手に入れましたし、電子書籍版のショートストーリーを読むため電子書籍版も買っちゃいましたよね。後悔は全くしていないです。特に電子書籍版のショートストーリー、桐生先生視点のラブがあって最高でした。ごちそうさまでした。
コミックス版と書籍版の連動特典のオーディオドラマも聴きました。桐生先生の渋くて格好いいお声で繰り広げられる怒涛のオタクトークにあげはちゃんの絶妙の突っ込み、聞けば聞くほどイメージ通りで、これまた最高でした。

というか二巻目が発売されてからWeb版の番外編更新&限定特典ストーリー&その他諸々を読み返しループにはまって未だ抜け出せていません。
いろんな時間軸を行き来しているので混線しつつもやはり楽しくやめられない。


さて、まずは二巻目の感想をちょこちょこっと。

相変わらず毎回ラブになりそうでするっと抜けていく脱力感、でもとっても楽しく仲良さげなふたりのオタクライフ、そして思いがけないところから出てくるラブっぽい要素、そういうときにかぎってオチなし。
……この繰り返しが切れよくテンポよく書かれており、じわじわじわ~っとふたりの距離も縮んでいないようで縮んでいるような、このもどかしさとときめき感。
ちょっと外見はかわっているけれど、まさに王道学園少女小説ラブコメです。きゅんきゅんです。
残念なオタクだけどやっぱり格好よくあげはちゃんを大人の立場で守ってくれる先生いいひとだし、何より賢くてお人好しで優しい朱葉ちゃんが最高のヒロインすぎる。
実際読んでいて、心の中で私がつぶやく感想の半分以上が、あげはちゃんかわいい!!!ですから(笑)。
コミックス二巻のあとがきにあった、先生の残念な部分が朱葉ちゃんとのつきあいによって段々矯正されていく、というのが、正しいんだろうな、やっぱり。
先生の中の、朱葉ちゃんが誰より一番大切で守りたい存在、という気持ちが、読んでいてじわじわ伝わってくるのが、いいんですよねえ。これ。
(この辺は電子書籍版の特典を読んでからさらに味わい深くなりました)

二巻目のストーリーのお気に入りは、巫女さんのコスプレとコラボカフェのお話かな。
キングと秋尾さんは相変わらずインパクトすごすぎる……サクラティーラテ、確かに可愛い。私もきゅんときてしまいました。
コラボカフェのイラストの場面楽しそうでいいな。甘い場面が一旦台無しになったと思ったらまさかの糖分ましまし、いや~何度読んでも楽しいです。
キングの信者夏美ちゃんの場面も微笑ましいです。朱葉ちゃんのオタク友達夏美ちゃんもまた、本当にいいこです。
咲ちゃんと九堂さんの関係も、だいぶ変わっているけれど微笑ましくて良いですよね。
登校拒否している咲ちゃんの家庭訪問した先生と朱葉ちゃんのオタクトークがまさに天の岩戸みたいでちょっとおかしかった。
先生が担任となりふたりの接点も減ってしまい……というところに、ひょんなところからふたりの新しい居場所ができて、メンバーも増えているけれど、ますますふたりとも楽しそうなので、良いのです~。
朱葉ちゃんのピンチに即座にかけつける先生も格好いいのひとこと。
Twitterの使い方がすごすぎる。確かに先生の方がよっぽど怖いストーカーだよな……。
そして都築君、なかなかイメージ通りのチャラいイラスト姿(笑)。

そして最後のカラオケのお話、ぷらす、膝枕。
Web版の膝枕のお話も、もともとお気に入りだっただけに、たまらない!
これは書籍版の三巻目がどういう風に展開していくのか、早くも気になりすぎるー!!
え、出ますよね、もちろん??(笑)

『腐男子先生!!!!!』変わり種ながら、根本は先生と生徒の恋のお話なのですが、いわゆる禁断の、という影の雰囲気が不思議となくて、いつも明るくのびやかに楽し気なところが、このお話の魅力のひとつだとつくづく思うのでした。
先生も朱葉ちゃんも真面目で踏み越えるべきでないところはしっかりわきまえてるしね。そこが安心してラブコメに浸れるポイントかも。
秋尾さんのアドバイスも毎回力強いし。
彼女とのオタクライフを満喫しつつ、彼女の幸せを何より大事にしていて、彼女が卒業したら、という、先生の気の長い愛情が、なんだか、心にしみますね。(ちょっと二巻目部分より先の内容に踏み込んじゃってるかな)

限定特典の感想とWeb版の後日談エピソードの感想もちょこちょこっと書きましたので、これは追記に収納いたします。
時間軸が色々入り乱れて好き勝手に語っているのでネタばれご注意を。




コミックス二巻目も楽しかったです~。
やっぱり『泣かないで、先生』のお話が好き。あげはちゃんの気遣いが初期から最高。


-- 続きを読む --

カテゴリ: その他少女小説レーベルの本

タグ: 瀧ことは 

『腐男子先生!!!!!』瀧 ことは 

大雨の週末のお供にしていたオンライン小説の感想記事です。
なかなかインパクトのあるタイトルですが。これは私のブログを読んでくださっている皆さまにもご紹介したい。というか感想を語らせてください。

腐男子先生!!!!!瀧ことはさん

ごく普通の腐女子・早乙女朱葉のスペースに同人誌を買いに来たのは、ごく普通の腐男子・桐生和人。
ただ一つ、普通の違ったのは、ふたりは高校の教師と教え子だったのでした——。

タイトルから勝手に想像していたお話とは全然違っていて(笑)、ごくまっとうな、年の差先生と生徒のラブコメ少女小説でした。
キレよくテンポよく進む文章と会話。さくさく読み進められます。
なんというか個人的に、言葉の使い方のセンスが素敵だなと思いました。細部までよく行き届いている。
そして圧倒的にストーリーとキャラが素晴らしい!めちゃくちゃ面白かったです!!!気づけば週末一日かけてノンストップで読了してしまいました。

なによりヒロインの朱葉ちゃんがとても可愛らしくてとてもいいこなのです。泣けてくる。
ごく普通の女子高生なのですけれど、人気同人誌作家さんで(この表現で合っているのだろうか)、賢くて真面目でお人好しで優しくて。
ヒーローの桐生先生も、相当面倒くさくて女心というか人間としてときどきありえないけれど(笑)、でもやっぱり優しくて不器用なお人好し。
ふたりの距離は少しずつ縮んでいっていると思いきや実際にはほとんど縮んでいなかったりして(章タイトルとの落差)、読んでいてもどかしくて心の中で悶えていたのですが、半分くらい進んで、ようやく……。そういう感じになりました。
やったね!良かったね!!あげはちゃんがしあわせそうならなにもいうことないです!(笑)
そして徹底的にオタク活動にしか心を動かさない人間だった先生が、純情な十七歳の朱葉ちゃんに次第にめろめろになり振り回されまくっていくのが、やはり美味しいのでした。

先生と生徒の関係とか、ふたりとも基本真面目だから。自分自身の恋愛には奥手だから。神様と信者という独特の関係がふたりの心をややこしくしているから(愛とか好きとかいう言葉がダイレクトに飛び交う関係だから、ふたりとも分からなくなってしまうのは、確かにそうかなと思う)。そして色んな事をひっくるめて先生が全然分かってないから!!(←やっぱりこれが大きいな)どうしようかと思いましたけどね。
ひとつの山を越えてからの後半パート、年の差もの先生と生徒ものの王道パターンがしっかりがっつり描かれていて、読んでいてきゅんきゅんときめいてしかたがなかったです♪私はひざまくらと年賀状が特にお気に入りエピソードでした……。
社会人コスとまで自称し本性を知る人にさんざんけなされつつも、なんだかんだ生徒の事を真剣に考えてくれる良い先生な桐生先生も好きです。(だからこそときたま踏み越えてしまうのがぐっとくる。しょうがないですけどね。朱葉ちゃんが可愛いから)

(あ、でもいちばんはやっぱり、あの最初の方のエピソードの冷えピタの「げんきになってね」かなあ。あの場面で私まで朱葉ちゃんに落ちてしまいました。)

そしてラブコメと同じぐらい楽しかったのが、朱葉さんと先生のほぼ全編にわたる、怒涛のオタクトーク!!
本当に心から趣味嗜好があうふたりというか、読んでいて分からないところもありつつも、とにかく本人たちが楽しそうなので読んでいるこちらも楽しい。
私もイベントに行った経験は一応あるので、具体的にイメージできたのもまた楽しかったです(考えるほど朱葉ちゃんが女子高生でここまで、すごいです)。
個人的にオタク用語(?)の良い勉強にもなりました。みんなあついですね!!
初期の方の、神様絵師さんと熱烈なファンという、シンプルに好意をやりとりする関係も、またじわじわ~っときて好きでした。
生物準備室や部室でのふたりきりの楽しい時間が、なんだかとてもかけがえのないものになってゆくのが、なんというか、ぐっときました。幸せだなあ。職権乱用だけれど。

脇役キャラも個性豊かな人ばっかりで、たのしい!!
先生の古い友人、秋尾さんとキングさんとか、存在感ばりばりですごかった……こういう世界もあるのかあ……(感嘆)秋尾さんの先生への要所要所の的確なアドバイスが効いていました。キングと朱葉ちゃんの仲良しさにはほのぼの。
夏美ちゃんと朱葉ちゃんのオタク関連全て分かり合った友情もよかったし、朱葉ちゃんを先輩と慕う咲ちゃんもかわいくていいこだったし、都築君も相当問題児でしたがなんだかんだ憎めないいいやつでした。朱葉ちゃんと先生のことを相当ひっかきまわしてくれたけれど、気遣ってくれていたのも、多分事実。
あとマリカさんはめっちゃ怖かったです。先生は本質的にはみじんも揺らいでいないのだけれど、大人の女性の戦うパワーに読んでいて至る箇所でおびえてしまいました。
太一君こんな環境でよく動じず普通にまっすぐにいられるな……と勝手に感動してしまいました。

ネットで読みはじめたのですがあまりに面白かったので、途中で本屋さんに走って書籍も買ってしまいました。



イラストがイメージぴったりですごいです。あげはちゃんかわいい~!!せんせいもかっこいい!!そしてキングと秋尾さんのふたりが具体的にイメージできるの素晴らしい。
9月には二巻目も発売されるとか。素敵なニュースも込みでした。

本編完結後の番外編もやっぱりいつものふたりなのですが、少し甘い場面もプラスされたりして、たまらない~。
また少しずつ読めるの嬉しいなあ。楽しみにしています。


学園もの、年の差もの、先生と生徒もの少女小説ラブコメがお好きな方なら、タイトルぱっと見(ん???)と思っても(もちろん思わなくても!)、読んでいただきたいな。ぜひぜひ。
私自身の感想がいつもにまして意味不明の迷路になってしまって、一層(ん???)となってしまったかもしれませんが。申し訳ない……。
シンプルに、とてもおすすめですので!!!


この一週間くらいにそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

カテゴリ: オンライン小説

タグ: 瀧ことは