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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『鳥居の向こうは、知らない世界でした。3~後宮の妖精と真夏の恋の夢~』友麻 碧 




『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』シリーズ第三弾。
異界「千国」に迷い込み、薬師である零先生の弟子として生きる千歳は、ある日王宮から呼び出しを受ける。
第三王子・透李に嫁ぐ西国の王女のお茶係になるようにとの命令で、複雑な思いを抱きつつ異国からやってきた王女の世話をし体調を整え気遣う千歳。
そして街で流行する危険な「惚れ薬」が騒動をまきおこしてゆく。千歳も薬について調査を命ぜられ——。


『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』の新刊だ~!!やったー、読めて嬉しい♪
『かくりよの宿飯』『浅草鬼嫁日記』に比べるとゆっくりペースの刊行で雰囲気もちょっと違いますが、私は個人的にはこのシリーズ大好きなので、続きを読むことができて、本当にうれしく幸せに思います。
特に今回はサブタイトルやあらすじが、ロマンティックな響きで恋の香りもして、そういう少女小説的な展開が大好きな私としては、一層楽しみにしていました。
帯の宣伝フレーズが「臆病で愛しい恋は、焼きたてのスコーンの香り。」で、スコーンとお茶が大好きな私としては、これはもう、心をがしっとつかまれました(笑)。

優しくてほどよくゆるやかで、親しみやすい異国情緒があって、ほのかに文学の香りが漂うこの作品世界の雰囲気は、改めて、独特だと思います。
読んでいるとじんわり心が癒される。
加えて大人しいけれど芯が強くて頑張り屋の美少女・千歳がますます私好みのヒロインですし、千歳を我が子のようにいつくしみ守る毒舌家の零先生との関係も素敵で、馴染みやすい中華風、和食っぽいのも程よくミックスされた薬膳料理も相変わらずとってもおいしそうで。
音楽や不思議なお花のモチーフも乙女心をくすぐります。
そこに、前々からなんとなくそうかな~?と思っていた千歳とトーリさんの恋愛めいたお話も進んできて、これはもう、私好みの構成要素しかない(笑)。

トーリさんのお妃候補が異国からやってきて複雑な思いを抱いたことで、自分の恋心に気づいた千歳ちゃん。
ジゼル王女は仲良くなってみると気位の高いお姫様だけど気立てのいい娘さんで、トーリさんもジゼル王女も大好きな千歳ちゃんは誰も憎むことができず二人の仲を頑張って応援するしかなく、自分の想いを自分の中だけに押し隠してしまう彼女の姿が、読んでいて胸がぎゅっとして切なかった。
あげく体調をあそこまで崩してしまって……。つらい。
そんな千歳ちゃんを気遣い美味しい料理を作って甘やかす零先生の情が心に染み入りました。香りのごちそうですね。
お花の天ぷらの種類のあてっことは心にくい。さすが零先生!桜ご飯はどんなに千歳の傷ついた心を癒したことでしょう。

一方で千華街に広まる不穏な惚れ薬。
千歳を妹弟子と呼んだ緋澄さん、今回結構嫌いじゃなかったです。
青火王子、そして初登場の左京さん。第二王子はこういう人だったのか!確かに彼は宰相キャラっぽいので納得してしまった(笑)。
お母さんの日記を手がかりに、フェアリーバイオレットの謎を突き止め解決策を見出し、そして土壇場で大切な人を救うことができた千歳ちゃん。
とにかく、彼女の土壇場での機転と勇気と真心に、心を打たれずにはいられませんでした。
最後にぽろりとこぼれた愛の告白にも泣いてしまった。
そして今回本当、緋澄さんも結構頑張ったよね。
シェイクスピアの悲劇エンドにならなかったのは緋澄さんのおかげなんですよね。
零先生とちょっと仲直りができたようで良かったです。千歳ちゃんのおかげですね!

そしてトーリさんと元気になった千歳ちゃんが想いを確かめ合い未来の約束をする場面、ストレートな言葉が格好良くてきゅんときてしまいました。トーリさんはさすが王子様だな。
その前の場面で、トーリさんの隣に立つ存在として青火王子が千歳ちゃんを認めたところも良かったですねえ。まさに千歳ちゃんの捨て身の行動を、ちゃんと見ててもらえてたわけだ。
実力主義者で分かりづらくも弟の幸せもちゃんと気遣っている彼の言葉にじんときました。
そして、確かにお母さんの事がずっと引っかかっていたトーリさんにとっては、とても大きな決意だったのだと思う。
ああ、何にしても本当に良かったです。
何かあったら即座に零先生が飛び出してきてトーリさんをがみがみやりそうだな(笑)。

ジゼル王女からの最後のお手紙にも、じーんときました。
緑の妖精のような、けれども強くて自分自身で輝いているお姫様。ふたりの間でしっかりと結ばれた友情が尊い。
『果てしない物語』がお話のモチーフとして上手くはまっていて素敵だなと思いました。

ジゼル王女のお国から持ち込まれてきたスコーンとアフタヌーンティー、非常に美味しそうでした。
そこに千国の芒果ジャムを添えてというのが心にくいですね。
小ぶりな肉まんじゅうやりんごの緑茶、ジゼル王女をいたわるメニューが千歳らしくてとても良かったです。おいしそう。
そしてお祭りのときに千歳が食べていた、杏仁茶にパイを浸して食べるお菓子?が、いかにも異国情緒漂い気になりました。おいしそうだな~いいないいな。
同じ零先生の弟子でもお茶にはあんまり興味がない緋澄さんと千歳の対比もちょっと面白かった。

正王妃の陰謀はまだ完全に解決してなさそうだし、千歳とトーリさんの今後も気になるし、また続きを読みたいです。
あ、青火王子のお妃も気になります。彼も奥さんには弱かったりするんだろうか。
千歳のお母さん千香さんの過去の物語も気になりますね。彼女の恋は切なく哀しいものばかりだったのであろうか。それだけではないと思いたい。

シェイクスピアの『真夏の夜の夢』のあらすじにもイメージぴったりな幻想譚、第三巻でした。
千歳の冒険と恋の物語は、私の心のオアシスでした。


ここ一週間くらいにそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

カテゴリ: ファンタジー(和風)

タグ: 友麻碧 

『かくりよの宿飯九 あやかしお宿のお弁当をあなたに。』友麻 碧 




『かくりよの宿飯』シリーズ第九弾。
黄金童子様に導かれて北西・文門の地でようやく大旦那様と再会を果たした葵。
大旦那様は拍子抜けするほど普段通りの様子で、つかの間の穏やかな日々をすごすふたり。
「お弁当と引き換えに、真実を、一つずつ教えよう——」大旦那様の提案により、大旦那様の過去、祖父との関係、そしてかつて自分を救ってくれたあやかしの正体等、葵は真実を手にしてゆく——。


『かくりよの宿飯』シリーズ最新刊。
サブタイトルがシリーズの核心をついてきていて発売前から色々内容が気になるところでした。
そして今回の表紙!なんというか、ここ最近の「大旦那様を探せ」的な、キャラがにぎやかに勢ぞろいな表紙と、全然違う!
どこからどうみても完全な、大旦那様と葵ちゃんのツーショット!微笑み合って幸せそうなふたり。
しかもさりげなくペアルック……とかどきどきときめきながら、ふたりが穏やかに幸せそうに寄り添っている姿が、とても貴重なものに思えて、あまり茶化したら悪いな、という気持ちになるといいますか、じーんと浸ってしまいました。

さて今回のお話、大旦那様の正体から史郎おじいちゃんと大旦那様の馴れ初めから、葵ちゃんと大旦那様の過去にいったい何があったのかまで、これまでのシリーズの根幹をなしていた謎の数々が、葵のお弁当と引き換えに、どんどん明らかになってゆく一冊でした。
怒涛の大旦那様ターンです。
すっごく読み応えがあって、すっごく面白かったです~!!!
とにかく最初から最後まで大旦那様と葵ちゃんがラブラブで仲睦まじくて、今までシリーズを読んでいて、大旦那様派として若干物足りなく思っていた部分が、すっかり満たされてしまいました。しあわせ。

さて今回の感想はネタばれ含みということで、続きは追記に収納いたします。


この一週間くらいにそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: ファンタジー(和風)

タグ: 友麻碧 

『京洛の森のアリスⅡ 自分探しの羅針盤』望月 麻衣 




『京洛の森』で本屋の店長として、新しい暮らしをはじめたありす。
しかしある日想い人の蓮が、突然老人の姿になってしまう。
戸惑うありすは彼を病院に連れてゆくのだが、その帰り道に、元いた世界から迷い込み老人になってしまった女性二人と出会い——。


『京洛の森のアリス』第二弾です!!
一巻目がとても好みなお話だったので、続きが読めて嬉しいです。
庭春樹さんのパステルカラーのファンタジックな表紙イラストがとても素敵で、読む前からワクワクドキドキ楽しくなってきちゃいます。
きれいなピンクのお花もお茶の準備をするナツメも本を読むハチスも、山羊さんも大きな猫さんも、読み終えて改めて眺めると物語のキーポイント。
お着物にふりふりのエプロンのありすもかわいらしい。

一巻目同様、京洛の森の独特の仕組みやファンタジー世界観が、読んでいてたいへん楽しい。
現実世界の京都と重なりもありつつ、現実世界では難しいことが、魔法のようになんなくしゅっとできてしまったりすると、びっくりしちゃいます。値段を気にせず美味しい中華料理をお腹いっぱい食べている場面が楽しかった。(←食い意地が張っている私)
しかし、ある意味理想郷な「京洛の森」ですが、一歩間違えると、めちゃくちゃ怖い世界だな。というのも、改めて。
思えば『ふしぎの国のアリス』だって、そういうお話ですよね。(私は子供の頃アリスの物語が怖くて読み返せなかった)
「自分を偽らない」って、物語として読んでいるだけでも、簡単なようでとてもとても難しいことだと思います。
蓮のこと、そして春香さんと夏美さんのふたりのことでは、色々考えさせられてしまいました。
それでもひたむきに前向きにがんばるありすと蓮、見守るナツメ、彼らの姿に読んでいる私も元気になれるような、基本明るくてのびやかな空気につつまれた、すてきなおはなしでした。
想像の余地がある物語って楽しいですよね~。


以下若干ネタばれあり感想ですので、お気をつけて。


幼い日からの想いを通じ合わせた蓮、そしてふたりを見守りサポートしてくれるナツメとの、「ありす堂」での共同生活、スタート。
蓮とありすの初々しいカップルのやりとりに、読んでいてほのぼの微笑ましくなっていたのですが。
甘い雰囲気に浸りきる前に、連の身に、大事件が。
こんな一見わがままで自分の好きなように生きている感じの蓮でも、そういうことになっちゃうのか~。
いやいや、そうじゃないよな。ありすのことが大切で守りたくてずっとそばにいたかった彼だからこそ、歪みを抱えちゃったんだよな。
想いあってる男女が単純に一緒に暮らせない事態も起こりうるって、なんてシビアな世界なんだ。
と、ちょっと戦慄してしまった。
どっちも心から充足感を得られていれば何の問題もないけれど、あれ、でもどちらかが少しでも心に無理をかかえているとしたら、愛し合っていたとしても別の仕事を持って別に暮らした方が、本当は良いのか……?
……色々ぐるぐる考えてしまいました。

そしてもうひとつ、春香さんと夏美さん、ありす達との、出会いと関わりと。
見事に対照的な道を辿ってゆく二人に、これまた考えさせられました。
春香さん本当にお花屋さんが似合うなあと思いました。生き生きした彼女の姿が拝めて良かった。
夏美さんのスタイルも、京洛の森には合わなかったのだけど、物語として否定はされていなかったのも、良かったと思います。
菖蒲姫のヘルプに呼ばれていったときの夏美さんは、格好良くて有能で良き魔法使いでしたもの。
春香さんと夏美さんの友情、女同士の友情に多かれ少なかれこういうのってありますよねえ。
最終的にはふたりそれぞれ幸せな道を見出してその道に進めそうで、ふたりの友情も損なわれていなくて、良かったです。
ありすの立場からのアドバイスも、むずかしかった!!
彼女の側に大人の落ち着いたナツメさんがいてくれたのがいつでも心強かったなと今回思いました。

連の方も、ありす堂の仕事とは少し距離を置きながら、自分のやりたいことを見出していってくれました。
そっかあ、本を作る人か!!それはいい!!
マダムの物語に遠慮なしにばしばしダメ出しをしている場面がおかしかった。でも彼は物語への愛情もまっすぐにぶつけてゆくものだから、読んでいて気持ちがいいなあ。マダムがほだされる(?)のもわかる。
しかもありすの仕事にも関わりがあるのが、なんというか、読者的にはやっぱり嬉しいわけです。
これならふたりこれから、関わり合って側にいられるということにつながりそうですし。
第一王子としての役割にひとつの決別の答えを出したのも、良かったなと思いました。
柊君、できた弟さんだな……感心してしまいました。

やっぱりこの世界でも、ロマンス小説は女性に好まれるのね、とうんうん頷いて読んでいました。
京洛の森に本が届くシステムがやはり独特で、そういうことか~。面白いです。
私的には、『ジェイン・エア』とか『赤毛のアンシリーズ』とか『落窪物語』とかも推したいなあ。(勝手に考える)
『月の見えない夜に咲く花』も、素敵ですねえ。私も読んでみたくなりました。
そして確かに、どうして今までこの世界では、本屋さんが存在しなかったのだろう?
ふしぎ。
そしていつもおだやかにありすと連を守って側にいてくれるナツメのことも、じわじわとふしぎに思えてくるのです。
いつかもっと謎が解けてほどけてゆくといいな。

アカシア先生のバイオリンと過去の恋物語がまさかそうつながるとは!!
ロマンティックで、月夜にひとりぼっちで見ていた悲しい夢の続きから、ようやく目覚められたような。すてきでした。
現実は小説より優しかった。
マダムのツンデレっぷりが可愛らしく思えました。ふふふ。
あと紅葉さんや牡丹さんたちともちらりと再会できてうれしかったり。
亮平さんも、やっぱり蓮が悔しくなってしまうのも分かる、頼もしくて格好いい人です。男の子は特に憧れちゃうのかな。
お話に出てくるめぐみさんがやはり素敵でした。
あと、山羊さん二人組がかなり印象的でした。『狼と七ひきの子ヤギ』、改めて読むと確かに残酷ですよね……お気に召して良かった。

三巻目もきっと読めますよね??
望月麻衣さんのもうひとつの「京都」を舞台にしたものがたり、楽しませていただきました♪
できれば初々しいカップルにもう少し進展がほしいかも(笑)


この一週間くらいにそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

カテゴリ: ファンタジー(和風)

タグ: 望月麻衣 

『人魚と十六夜の魔法 ぬばたまおろち、しらたまおろち』白鷺 あおい 




ディアーヌ学院高等部に進級した綾乃達。
中等部には雪之丞の従妹や絵葉の弟、人間の女の子桜子も入学してきた。
そして新学期も少し過ぎたころ、ロシアの水妖ヴォダーくんが転校生としてやってくる。
ところがちょうどそのころから、寮に現れる不審者、部屋から消える皆のお八つなど、奇妙な出来事が起こりはじめ——。


和風学園ファンタジー『ぬばたまおろち、しらたまおろち』の続編です!
一巻目できれいにまとまっていたけれど、続きもぜひ読んでみたいなと思っていたので、びっくり&とても嬉しいです。

魅力的なキャラクターや各種設定やエピソードが二巻目もてんこもりで、読んでいてワクワクしてきてとっても楽しかったです♪
荻原規子さんとハリーポッター、古き良き学園寄宿舎もの少女小説、色々な要素が上手い具合に組み合わさっていて、にぎやかでキラキラした宝石箱の世界を開けたみたい。
一巻目に引き続きけっこうなボリュームがあるのですが、ストーリーはいい意味で軽やかに進んでゆくので、読みづらさはありません。基本のびやかで明るくて湿っぽくないのもいい。
あと一巻目の続きなので期待通りのロマンスパートもあり、そこもとても初々しく可愛らしくていい。ふふふ。
日本の古典的な妖怪たちに西洋風の魔女に吸血鬼に、今回はロシアの妖怪達も加わって、みんなが同じ学院で友情を育んでいる様も、良いものです。
小川未明の『赤い蝋燭と人魚』関連の伝承や人魚伝承も散りばめられて、ストーリーの大筋にしっかりからめられていて、作者さんのアレンジの仕方がとてもお上手。

表紙イラスト、絵葉ちゃんかな?すらっと背が高くて黒いドレスが良く似合っていて素敵!!新入生男子ふたり(多分)も可愛い。
そしてお着物を着て箒で空を飛ぶ魔女は改めて絵になりますねえ。

綾乃視点メインだった一巻目から転じて、綾乃達高等部メンバーのパート&桜子達中等部の新入生メンバーのパート、交互に視点が入れ替わって語られる、二重構造になっていました。
初々しく先輩達を手本に一生懸命頑張る新入生達の姿は微笑ましく可愛らしかったし、お馴染み高等部のみんなにも、また会えてとても嬉しい!!
最初のうちはどちらかというと綾乃達びいきで読んでいましたが、だんだん桜子ちゃん達にも愛着がわいてきました。
最初の新入生歓迎会の皆の「ダンス」の実演の迫力に私もすっかり魅せられてしまいました。そういえばディアーヌ学院はこういう学校でした。

綾乃がもうすっかり学院に馴染み皆の一員になっていて、雪之丞とも公認のカップル(というか公認のフィアンセ)になっていて、読んでいて嬉しくなってきました。
学院に普通に人間のクラスメイトがいるという設定をちょっと忘れかけていた私、綾乃は学院に、アロウこと雪之丞のフィアンセ枠で入ったんだったっけ??とか一瞬思ってしまった(笑)。まりんちゃんが当たり前みたいに紹介してるからさ……。
綾乃に対して過保護でちょっとぎこちないけど愛情が伝わってくる雪之丞、ふたりが本当に初々しく微笑ましくラブラブで、頬が緩みました。真面目さん同士なので、だいたいは一緒に勉強しているだけとか読書のお話とかなのもいい。学園の日常の中で一緒にピクニックに行ったりお茶しているのもいい。仲睦まじさが伝わってきます。
部屋にひとりのときに雪之丞が週二回来るって、十分多いと思ってしまった。ごちそうさまでした。
食いしん坊でさばけた絵葉ちゃんがやっぱり私のお気に入り。
柚月ちゃんや真奈ちゃんや堀口君や、ああ~皆元気そうでなによりです。読んでいるうちに色々思い出してきました。
報われてないようでときどき報われているような堀口君達のラブコメパートも楽しかった。
ある意味雪之丞と綾乃ちゃん達の関係性と似てるかも。妖魅との恋は人間とはまた違う悩みも喜びもあって、なんというかそういう関係性もすべて非常にときめきます。

一方人間の新入生桜子ちゃんがもうひとりの主人公といったところでしょうか。
桜子ちゃんと魔女だったおばあちゃんとの関係がとても好きで、お着物についていた彼女のことも込みで、すべてがわかったときにはほっこりじんわり心があたたかくなりました。
彼女も派手ではないけど大切なもののためにひとりで一生懸命頑張った、勇気と優しさを持つ素敵な女の子でした!
雪之丞のいとこのまりんちゃんも可愛い。種族は違えども普通に友情を育んでいる姿もやっぱりいい。
絵葉の弟大地くんと、狐の風斗くんの元気いっぱいやんちゃコンビも、好きでした。
人懐っこく自然体で誰とも仲良くなれる風斗くんは、またまた私のお気に入り。
「喜んで、ころこんで」という謎のフレーズが、でもなんだか言葉の響きがころころしていてかわいくて、風斗くんのイメージに合っていて、学院にいつのまにかなんとなく馴染んでいっているのが、私は好きだなと思いました。
のっぺらぼう姉弟のほんのりしたなまり(?)も私はけっこう好きです。
いちばん好きな独特の言葉は、「お八つ」なんですけどね、やっぱり!(笑)
こういうストーリー自体に関係のないちょっとした言葉の遊びみたいなのがときどき散りばめられているのも、またこのお話の雰囲気には合っています。

転校生ボダくんの人の良さや礼儀正しさ、人気者っぷりにほのぼのしました。
彼は何の秘密を抱えているのか……気になっていたのですが、彼のきょうだいへの愛情に、打たれました。
リューセンカの美少女っぷりがとてもよく伝わってきました。吸血鬼氏もなんだか切ない背景を持っていたので、最終的にああいうかたちにおさまって、良かったな。
人魚の伝説はどれもほの暗くかなしい気分になるものが多く確か未明の童話もそういうイメージだった……と思っていたので、ラストの流れの光が当たる感じが、なんか、尊いといいますか。とても良かった。
「荒海や 佐渡に横たふ 天の川」のまざまざとイメージできる美しくひらけてゆく景色が、私もとてもとても好きです。私も思いを共有できた気分。
お八つ泥棒の方は、そういうオチ!!なんだか憎めないおじさまだなあ。
絵葉ちゃんに人形焼を差し出させているって相当ですね。

それにしても雪之丞とアロウの関係を私は今一つ理解していなかった。
完全にイコールではないということね。むしろライバルなのか!!そういうことか!!
雪之丞の気持ちも分からないではないなと思いました。やっぱり綾乃はアロウをすこし、恋しがっていたから。
綾乃の危機には真っ先になりふり構わず駆け付けるところは特にアロウも雪之丞も一緒で、やっぱり頼もしく格好いい。
せっかくフィアンセなんだから、もうすこし関係性を進展させてもいいのにな。がんばれ雪ちゃん。
あと解呪呪文の歌、私自身も好きなので、ひっそりときめきました。ふたりらしい歌です。

雪之丞とアロウのことやマロさんのことや色々解決しきれていないし、みんな一人一人の活躍や物語をもっと読んでみたいし、また三巻目が出ることも、期待しています♪
大原先生とか雪之丞のおうちのひとびとをもうちょっと登場させてほしいかも。
でもいちばんはやっぱり、ふたりのロマンスを進展させてほしいなと思います。ふふふ。


今週の間それぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

カテゴリ: ファンタジー(和風)

タグ: 白鷺あおい 

『浅草鬼嫁日記五 あやかし夫婦は眷属たちに愛を歌う。』友麻 碧 




前世で鬼の姫「茨木童子」だった女子高生茨木真紀は、かつての夫で「酒呑童子」だった天酒馨、「鵺」だった夜鳥由理彦と、次第に身の回りに集まってきたかつての眷属たちと共に、人として、愉快でまずまず平穏な日常を送っている。
京都の地で千年前から過去を今一度見つめ直した真紀と馨は、今までとは少し距離感が変わってきていて。恒例行事のバレンタインのチョコの準備にも思うところがある真紀だが——。


『浅草鬼嫁日記』の新刊~!!今回も楽しみにしていました!!
今回の表紙イラストも素敵です。
桜が美しく咲く浅草の街を、笑顔でたわむれる真紀ちゃんと馨君、眷属たち。
真紀ちゃんとおもちちゃんが最高に可愛らしい!
(多分)イラストでは初登場の熊ちゃんが、けっこう今どきのお姉様というスタイルで格好良く素敵!虎ちゃんはわりとイメージ通りで彼も素敵!
そして皆を後ろから見守るスイの大人びたおだやかな表情が、物語をラストまで読んだ後に見返すと、しみじみ染み入ります。
(さらに遠くから見守る不機嫌そうな凛音君も、なんだかんだ真紀ちゃんへの愛情が伝わってくるよう)

今回はシリアスモードだった三巻、四巻目に比べて、いつもの皆の基本のほほんとした日常パートがメインになった、箸休め的な巻だったでしょうか。
タイトル通り、真紀ちゃんと馨君と、眷属の皆さん方の昔から揺るがない絆が、前面にぐっと押し出されていました。
千年たっても酒呑童子と茨木童子のふたりに忠誠と愛情を注ぎ続け、人として生まれ変わった二人の幸せを心から願う、一途で強く頼もしいあやかし達に、しみじみ心が温かくなりました。
そんな彼らに対する真紀ちゃんと馨君の想いも素敵です。ぐっときてしまいます。皆の頼れるお姉様で女王様な真紀ちゃんが最高に格好良すぎる。初期に比べて酒呑童子であった自分を自然体にすっと受け入れている馨君の姿もいい。

そんなふたりですが、今世ではとりあえず、ぴちぴちの十代の高校生でもあって。
バレンタインデー関連で、改めて、お付き合いをはじめましょう。という流れに、このふたりだからこそ、きゅんとときめいてしまいました。
照れ屋な馨君の方から言い出したというのがまた微笑ましくときめきますね!
チョコブラウニーといい、ファミレスでのメニューの選択といい、ふたりともお互いの好みを当たり前のように知り尽くしていて、ふたりの今世でも積み重ねてきた絆を感じます。
真紀ちゃんが普通の男の子に告白された!ということで、馨君はかなり動揺したんだろうな。
(そして今までは確かに馨君がそれとなく真紀ちゃんの身辺に目を光らせていたんだろうというのも、納得。絶対そうだ)
真紀ちゃんに普通の女の子のお友達ができて楽しそうにしているのも、読んでいて嬉しいなーと思います。

本文中にもあったように、今までは真紀ちゃんがあえて横暴に鬼嫁っぽく振舞って馨君の尽くし体質を押えていたのでしょう。
それが今まで通りの振る舞いがいまいちできなくなってしまったという真紀ちゃんが、なんだかとても可愛らしいなと思ってしまいました。今までの振る舞いにも茨木童子の千年越しの愛情をひしひしと感じてぐっときますが。

由理彦君が今までと立場がガラッと変わって、なんだか性格もちょっと変わっていて、面白かった(笑)。
叶先生のところでこき使われていて大変そうだけれど、なんだかんだ式神たちにも可愛がられているようで、とりあえず、よかった、かな。スマホのメッセージに個性を感じて笑ってしまいました。
私としては葛の葉さんがお気に入り。ミクズの肉親だったとは!
ああでも、若葉ちゃん達も、くもりなく元気で暮らしているといいなあ。

スイとミカのでこぼこ兄弟眷属コンビもだいぶ馴染んできましたねえ。
ふたりとも相変わらず揺るぎなく茨木童子様一筋でまったく隠そうともしないのが、微笑ましくて愛おしいです。
スイの仕事は相変わらず多岐に及んでいました。あの薬の正確性にはびっくり……。
人魚のエピソードは切なかった。そしてこれは確かに真紀ちゃん達とあやかし達の生きる年月の違いを考えてしまう。ミカ君泣ける……。
熊ちゃんと虎ちゃんの、酒呑童子とのまさに気の置けない「お頭」と「子分」な関係も、やっぱり好きだなと思います。
熊ちゃん視点の裏エピソードが今回かなりお気に入りでした。彼らの静かな本気の戦いにふるえました。やっぱり分かっていた馨君とのやりとりも。
まんがを描くことで、彼らはかつての狭間の国を、いま一度、共同で作り上げているのだなあ。それもしみじみすごいことだ。

大和さんの気になる裏事情、大黒先輩との七福神めぐり、平和な日常の中に少しずつ染み出てきている不穏な空気。
とりあえず大和さんの疲れっぷりがちょっと気になる。
真紀ちゃんの苦境に颯爽と現れ遠回しに真紀ちゃんを救っていった凛音君、やっぱり今でも真紀ちゃん愛してますよね?
ううう、やっぱり凛音君の真意も気になります。きっと悪い子じゃないんだよな……。

バレンタインデーではじまったので、ホワイトデーでしめる。いかにも人の世っぽくていい。
九龍球っていかにもスイのイメージぴったりな中華系の手が込んだスイーツですね、素敵……!!!
あ、今回も浅草美味しいもの巡りが堪能できて、楽しかったです。ほっくり蜜の染みた大学芋食べたいな~。

そして最後はスイこと水連視点の語り。
三巻目でスイこそが茨姫を鬼にした元凶だとさらりと描かれていてさらりと衝撃的でしたが、今ではすっかり茨姫に忠実でむしろお父さんのような愛情を注ぎ続けているスイ。改めてぐっときてしまいました。
かつてのスイをこてんぱんにぶちのめした茨姫の台詞が格好いいな!そして確かにスイのあやかしとしてのあり方や頭脳はその後ずいぶん皆の助けになったんだろうな。
今回スイはかなりのピンチに置かれていますが、どうなるのでしょう……。
そしてまさかの木羅々ちゃん初登場。よ、読めないキャラだ……。茨姫の四眷属であったからには頼もしいあやかしなのだろうと期待しています。

今回の敵「狩人」?は、厄介そうですね。というか、ミクズが陰で暗躍しているの?なんて懲りない女狐なんでしょう!!
あと気になるのが真紀ちゃんの「出会い」と馨君の無自覚だという「嘘」ですかねえ。
色々気になります。続編は少し間が空きそうですが、早く読みたいですー!!

コミカライズも一巻目を読んでみました。
初期の鬼嫁な真紀ちゃんがなんだか新鮮です。そして大旦那様の出番が何気に多くてほくほくしてしまいました(笑)。
真紀ちゃんも一度、葵ちゃんの手料理を食べる機会を持つとよいと思います。
彼女たちは実際に会えば意気投合しそう。美味しい料理を食べるのも作るのも好き同士ですしね。


この一週間くらいにそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

カテゴリ: ファンタジー(和風)

タグ: 友麻碧 

『わが家は祇園の拝み屋さん8 祭りの夜と青い春の秘めごと』望月 麻衣 




澪人が作った対策チームの頑張りによって平和が戻ってきた京都。
ついに澪人と付き合い始めた小春だが、彼の態度はなぜかそっけなく目も合わせてくれない。
彼の態度に不安を覚えながらも、小春はチームのみんなで祇園祭を楽しもうと準備するのだが——。


『わが家は祇園の拝み屋さん』シリーズ第八弾。
新章スタートとのことで。
表紙イラスト、本を手に顔を少し隠す小春ちゃんの表情と仕草がかわいらしくて、ときめいてしかたありません。
どことなく愁いを秘めた澪人さんの表情も、素敵です。

前世の事、京都に迫る危機の事にひと段落がつき、ファンタジー要素は控えめ。物語はささやかな日常に戻ってきた感じ。
ただ小春と澪人をはじめ、チームのメンバー達それぞれの人間関係の変化もあり、ロマンスももちろんあり、とても楽しく読めました♪
このシリーズはいつもながらに比較的薄めの文庫本一冊に、すらすら馴染みやすい文章で楽しみどころがぎゅっとつまっていて、満足感が高いのです。
澪人さん達のはんなり京都弁もこのシリーズ独自の魅力。

なんといってもお付き合いをはじめたての小春ちゃんと澪人さんのことがいちばん気になっていたのですが。
確かに澪人さん、そっけない……。おーい……。
それは確かに、戸惑いとかあるのも推測できるけれども、こんなに小春ちゃんがそっけない態度に悩み傷ついているのに、いっこうに態度を改善させない澪人さん、読んでいて正直もどかしくてしかたなく、だんだん腹もたってきました(苦笑)。
とにかくもう、ひとり不安に悩みまくる小春ちゃんが、読んでいてかわいそうすぎて。身を引くところまで思い詰めてしまうなんて!
……最後の祇園祭のときにようやく本音を言ってくれて、安心しましたけれどね。
確かにまあ、澪人さんと小春ちゃんならではの悩みですよねそれは。しかたない。納得。好きでたまらない相手に自分の本心を奥深くまで見抜かれるかもというのは、確かに怖い。
それでも覚悟を決めて、自分の過去や本心を語る澪人さんの場面にきゅんときました。
彼が動物に対して持っている特殊能力の秘密も明らかに。最後に母に戻った狐さんのエピソード、素敵でした。
なにより素敵だったのははじめてのキスの場面でした。
作中で語られた、特殊能力持ちの人間にとってはなによりも特別で大変な行為だというキスシーン、ふたりとも相性よく幸せ感がよく伝わってきて、読んでいる私もじわーっと幸せでした。良かったねえ。
そして最後の最後に出てきたコウメちゃん、グッドタイミングすぎます。まあ今のところはこのあたりがふたりにとって、妥当ですよね(笑)。
いやあ、それにしても、あのはんなりやわらかで色気のある京都弁で切々と愛を語る澪人さん、本人があくまで真面目で真剣なだけに、破壊力がすごい。読んでいるこちらがちょっと恥ずかしい(笑)。

そんな小春ちゃん達の側でぎこちなさを感じてそれぞれ心配するチームのメンバー達も、皆もうこのシリーズのキャラとしてしっくり馴染んでいて私も愛着がわいていて、読んでいていとおしくてなりませんでした。
朔也君と澪人さん、なんか一見正反対に思えるのだけれど、案外着実に友情を育みつつあるようで、うん、良いですね。彼らならではの悩みを共有できるのっていいですね。澪人さんの麗しの君な外見の裏にある「くそまじめ」さを朔也君がちゃんと認めて尊敬して心配している感じが伝わってくるのがいい。
賢くてしっかり者で情にあつい愛衣ちゃんも、可愛いもの大好きな自分を段々認められるようになってきた由里子先輩も、それぞれ大好きです。
由里子先輩と朔也君は、前巻くらいからかな、姉弟みたいな関係かな~。お似合いだな~。とひそかに胸の内で思っていました。
ふたり相性よさそうなので、ロマンスに発展しても、素敵だな。
由里子先輩の意外にちょっと抜けているところを朔也君がさりげなくフォローしているところとか、読んでいてほっこりします。
あと今回新たにちょっと気になったのは、愛衣ちゃんと和人さんでしょうか!
このふたりはまだちょっと未知数ですが、年の割にしっかりしていてファザコンっぽい愛衣ちゃんには(笑)、和人さんみたいな人はお似合いかもなあと思います。

そうそう、和人さんと澪人さんの兄弟関係も、今回やっぱりいいなあと思いました。
和人さんの澪人さんへの愛情にちょっとほろっときました。
小春ちゃんが澪人さんに前世の親子関係のことを打ち明けた場面も、付き合いたての初々しいカップルにはなんだかあべこべな会話でしたが、でもしっくり馴染んでいて彼の感謝の気持ちがひしひしと伝わってきて、また胸がいっぱいになりました。
キャベツの千切りが不得意な末っ子澪人さんのエピソードにほのぼのしました。
(そしてその後しれっとスライサーを取り出した小春ちゃん達女性陣ににくすりと。笑)

ミステリー研究会の瞳ちゃんのおうちのおじいさんとおばあさんの会話にしんみりしました。(あのお話で隠れていた小春ちゃんのこと「斎王」と呼び共によろしくお願いされる場面が好きでした)
あと、吉乃さんと弥生さんの昔語りも良かったですねえ~。
松子さんを救った吉乃さんのきっぱりした態度と台詞に読んでいる私も救われる思いでした。
その後の宗次朗さんの台詞も重ねて、そうですよね、完璧な人間なんて人間じゃないですよね。未熟なところを持っててもいいんですよね。うんうん。
吉乃さんだって完全な人間ではなく現に親子関係ではいざこざもあったりしましたしね。そして傍らにいる弥生さんの存在もやはり尊い。

あとこのお話で特に印象だったのは、祇園祭の描写。
『寺町三条のホームズ』シリーズの一巻目のいちばん盛り上がるところでしたものね。やっぱり思い出して重ね合わせてしまいます。(それにしても清貴君の方は付き合いはじめのあたりも少なくとも外面は本当にそつがなかったですよね……と今回澪人さんとやっぱりちょっと比べてしまいました。澪人さんの不器用さがいとおしいです。いや、清貴君の器用さも好きなのですが)
吉乃さんのひまわりの浴衣を身に着ける小春ちゃん、小春ちゃんらしいです。ふふふ。
(あのお着換えの場面の事件、ラストまで読んでから読み返すととてもたのしい……吉乃さんも慌てたでしょうねえ)
やっぱり祇園祭、一度この目で見物してみたいなと改めて思いました。
焼きそばやたこ焼きやアメリカンドッグ、さくら庵でのプチ縁日も、楽しそうだしおいしそうでした!

和菓子の描写が今回ちょっと少なめだったかな?夏色団子の涼し気な見た目とさわやかな美味しさが伝わってきて、この蒸し暑い夜に、私もいただいてみたいです。

それにしても気になるのがラストの宗次朗さんの衝撃発言。
宗次朗さんと吉乃さんのいつものやりとりがなくなって、いつも店ででんとかまえて揺るぎなかった宗次朗さんがいなくなるのは、ちょっと気掛かり……。どう転がってゆくのか。
続きがとても気になります。

最後の掌編、私は既読のものでしたが、文庫にこうしてきちんとおさめられたのは、嬉しいです!!

7月に出るらしいホームズさんの新刊も併せてとても楽しみにしています。


昨日それぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

カテゴリ: ファンタジー(和風)

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