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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

マイベストブック・2014 

ああ、終わってしまいますね。2014年。

そろそろ毎年恒例という言い方をしても許されるでしょうか……。
2014年に私が読んだ本の中から、マイベストブックとして、小説、漫画、オンライン小説等、10作品くらい抜き出してひとつの記事にまとめてみました。
(ちなみにマイベストブックとは、『かつくら(活字倶楽部)』の毎号冬号の特集の名前を勝手に拝借したものです。)
私が2014年に読んだ本なので、刊行年は、2014年のものとは限りません。
順番は一応あったりなかったり。

Unnamed Memory』(no-seen flower
いきなりオンライン小説。
だってもう、私の今年のマイベストは、誰に何と言われようとも、間違えようなく、これなんですもん。
確か5月の半ばくらいに、ふっと切なくてきれいな恋愛ファンタジーを読みたい気分になって、読み始めてみたんです。
まさか半年以上経過し12月31日になっても、本編・番外編・小話・設定集・100題話等、えんえん読み返し続けているとは……(いちおう私の中では、サイト様の同世界作品は、ゆるくすべてひとつながりというイメージです。Babelとかも含むです)
人さまの感想ではじめて気づきましたが、一昔前のファンタジー少女小説な雰囲気なので、こういうのが好きな方におすすめ。思えばちょっと前までヒロインが魔法あり流血ありバトルを繰り広げてる小説ってけっこう普通でしたよね……前田珠子さんとか。
途方もないボリュームの本編終了後もさらに広がる緻密で壮大な世界、そしてティナーシャとオスカーのカップル、それぞれのキャラクターと、長い年月をたゆたいはぐくまれる絆に惹かれました。
哀しい過去を背に孤独に戦ってきた、強さと弱さを併せ持つ「青き月の魔女」、楚々とした黒髪美女ティナーシャが私好みヒロインすぎる。そんな彼女をまるごと受け止め愛する生まれながらの王・オスカーも、強くて優しくて、最高に格好いいヒーローです。ふだんのテンポいい軽口も絶妙でシリアスモードのすきまで笑っちゃいます。
いつまでたってもとてもとても好きです。
ずっと先の時代まで読んできてから改めて、『約束の記憶』を読むと、本当に色々な感情がこみあげてきて、胸がふさがります。
(ブログにもツイッターにも書いてなくても、毎日少しずつずーっと読んできているので、いったん語りだしたら終わらないですね。なにしろ長い話なので、断片でもちょっと語るだけでネタバレになってしまうんですよね。笑。またまとめ記事でも作りましょうか。)
感想


『浪漫邸へようこそ』深山くのえ

浪漫邸へようこそ (ルルル文庫)浪漫邸へようこそ (ルルル文庫)
(2014/08/26)
深山 くのえ

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浪漫邸へようこそ ~初夏の嵐~ (小学館ルルル文庫 み 1-24)浪漫邸へようこそ ~初夏の嵐~ (小学館ルルル文庫 み 1-24)
(2014/12/26)
深山 くのえ

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少女小説的マイベストは、こちら。
『舞姫恋風伝』に『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』に、どちらも初期から大好きでずっとおいかけてきた深山くのえさんとあきさんコンビの少女小説、間違いないです。
おしとやかでまじめなしっかり者のお嬢様・紗子さんと、硬派でおだやかで秀才の学生さん・伊織さんのカップルが、読んでいて初々しく微笑ましく可愛すぎるのです。
一巻目の最後の伊織さん視点の番外編が特に好きです。紗子さん春の花の妖精さんみたい。かわいすぎる。
脇役キャラもみんないいひとでほんわかします。
伊織さん、なんとか頑張って、ハッピーエンドを迎えてほしいなあ。
一巻目の感想


『みをつくし料理帖』シリーズ 高田郁

天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)
(2014/08/09)
高田 郁

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みをつくし料理帖シリーズ、堂々の完結でした。
「雲外蒼天」は、いざむかえてみると、おっとりやさしいふるさとの青い空で、でもそれは澪自身の力で頑張って頑張って取り戻したもので、とても尊いものでした。
最後までお料理の数々がとても美味しそうでおなかが減るお話でした。
恋愛面も、自然な流れで、個人的にはとても満足でした。
『天の梯』の感想


『はるか遠く、彼方の君へ』安澄加奈

はるか遠く、彼方の君へ (一般書)はるか遠く、彼方の君へ (一般書)
(2014/05/07)
安澄 加奈

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平家物語もの、タイムスリップもの、青春成長もの、ロマンスもの、私好みの要素がぎゅぎゅっとつまった、とっても素敵な小説でした。
現代日本からタイムスリップしてしまった高校生三人のそれぞれの成長が本当に尊くていとしくて、胸がいっぱいになりました。
児童書風味和風ファンタジーは、『勾玉三部作』の時代から、ずっと大好き!!
歴史の悲劇に涙しつつも、清々しい読後感でした。
感想


『ラストゲーム』天乃忍

ラストゲーム 6 (花とゆめCOMICS)ラストゲーム 6 (花とゆめCOMICS)
(2014/07/04)
天乃忍

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今年の白泉社少女漫画枠からは、これを。
ついにロマンス面で自覚しはじめた九条さんがもうめちゃくちゃに可愛らしくて、柳君と一緒にもう、きゅんきゅんし通しでした。柳君も九条さんの前でのみヘタレだけど格好いいんですよ!さらりとますますいい男になっていますよ。もう!
相馬君も頑張ります。切ないです。しおりさんもやっぱり大好き。


『神の恋ウタ あめ つち ほし そら』石和仙衣

神ノ恋ウタ あめ つち ほし そら (講談社X文庫ホワイトハート)神ノ恋ウタ あめ つち ほし そら (講談社X文庫ホワイトハート)
(2014/04/30)
石和 仙衣、絵歩 他

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『勾玉三部作』とはまた一味違う解釈でつむがれる、古代の神さまと巫女姫さまたちの愛の物語。
ていねいでやさしくていとおしい物語でした。雪荷と炬がお互い不器用に距離を縮め愛をはぐくんでいく様が、とても好き。里のみんなや脇役の神さまたちもいい。かわいい!
伊布夜サイドの神さまたちも味があって、嫌いにはなれないのよ(笑)。
感想


『おいピータン!』伊藤理佐

おいピータン!!(1)[改訂版] (ワイドKC Kiss)おいピータン!!(1)[改訂版] (ワイドKC Kiss)
(2003/03/11)
伊藤 理佐

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グルメもの小説、漫画、本当にたくさん読む機会に恵まれました。
今年私が読んだ中でいちばんお気に入りになったのは、こちら。
たぶん毎日働く戦うOLさんが主役というのが、今の私の境遇と共感できるものが多く、そこがいちばんのポイントだったんじゃないかな、と。ご飯に対する姿勢もいちばん共感できる。
いろんなひとが交代で主役になっていくようなオムニバス集のようなゆるい作りで、常連キャラにはいつしか愛着が。幸せを願ってしまいます。
メインの大森さん&渡辺さんカップル誕生のきっかけになった、いちばん最初のおでん屋さんにてのお話が、やっぱりいちばん好き。
なにか色々上手くいかなくてへこんだ帰り道に読むと、元気をわけてもらえる漫画でした。
チェーン店系列のパン屋の話とか、なんか、素材のチョイスが絶妙なんです。


南の海を愛する姉妹の四重奏』霧島まるは

ダブルヒロインもの!お姉ちゃんは清楚で知的で心優しく頼もしげな私好みのヒロイン!でも妹も影をそっと抱えて頑張る子で大好き!
ふたりの姉妹が、ちっぽけなからだひとつで故郷を守るため戦う姿が格好良く、それぞれのロマンスにもときめき、とっても面白い長編オンライン小説でした。
読んでいて、元気と勇気と優しさをわけてもらえるお話でした。
南の地へのあこがれの感情が、きらきらと素敵なんです。読んでいる私自身の憧れかな。
レイシェスとスタファのカップル、これからうんと幸せになってほしいです。
感想


『明日も私たちのお弁当』

明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)
(2014/09/19)
クウネルお弁当隊

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物語ではないのですが、色々な人たちのある日のお弁当を切り取ってきた、お弁当の本。
レシピ集ともエッセイ集ともつかぬ不思議な本ですが、クウネルのこのお弁当シリーズ(これ以外にあと2冊)、私好きなんですよねえ。
作り手の語りと、お弁当の写真、色々なバランスがほどよくて、これは読み物としてもとても面白いです。
今年の私、特に予定がない平日は、たとえパンと果物だけでもずっととぎれずお弁当作ってきたんですが(←今年私が一番頑張ったことってもしかしてこれじゃなかろうか……)、このシリーズがくれたものも、大きかったと思います。
手間暇かけて作る豪華なお弁当から、ご飯に買ってきたお惣菜をのせただけのお弁当まで、色々で、どのお弁当もそれぞれのライフスタイルに合っていて等しく魅力的なのが、良いです。


振り返ってみて、とにかく今年は、オンライン小説をたくさん読んだなあ!と。
小説家になろうさんの小説も、まるはさんの作品を入り口に、色々読みました。
ただオンライン小説を読んでいると、積み本が本当にまったく減らなくて……、来年はもう少しバランスよくいきたいです。
あと少女小説で心惹かれる作品がちょっと少なくなってきて、寂しかったです。来年のオレンジ文庫とか、期待しています。
ずっと読んでいるシリーズものも、どんどん完結していって、寂しい。シュガーアップル等。新刊発売のわくわくどきどきときめき、せめて身代わり伯爵シリーズとかは、まだまだ楽しみたいです。ミレーユとリヒャルトがんばれ。
時代の流れ?グルメものの小説、漫画もたくさん読みました。


さて、来年はまた、どんな素敵な本に出会えるでしょうか。
それでは皆さま、良いお年を!!


昨日それぞれの記事に拍手くださった方、どうもありがとうございました♪
今年このブログを読んでくださり、ぽちりとくださったすべての皆さまに、改めて、本当にありがとうございました!!

カテゴリ: 本の話題・おすすめ本など