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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

私のお気に入り・美しいラブロマンス 

今年もバレンタインがやってきましたね。
なんというか、早いですよね…(笑)。

さて、去年のバレンタインに「あまく幸せなラブロマンス」(→こちら)という記事を書いていた私、どうせなので今年のバレンタインも何かそんな感じの記事を書こうかな…と思いついて、少し前から空き時間等にぼーっと考えていました。
今年は去年とは少しテーマが違います。
切ない思いもしつつ、ロマンスの美しさにうっとりひたれてラストまで読むと幸せになれるお話、読んでいてほっこりして優しい気分になれるお話……カテゴリ分けがちょっと曖昧ですが(汗)、そんな感じの、とにかく私が昔から何度も読み返してきている大好きなラブロマンス!を、思いつくままに何作品か選び出してみました。

今回も基本的に長編シリーズものはパス。
そしてロマンスと言ってはいますが、私の好みの系統につき、恋愛がメインテーマそのもの!という作品はそんなにないです。さらっとした少女小説、少女漫画風味のロマンス、ストーリーの中にほんのりとロマンスが香る物語、そんな感じで。
懐かしめの作品が多めです。今は入手困難な作品もいくつかありそう……。

そんな感じで追記以下、いつもながらにとても自己満足な記事になってしまいましたが(笑)、バレンタインのおともか何かにほんの少しでもなれれば幸いです。


ここ何日かの間にそれぞれの記事に拍手下さった方々、どうもありがとうございました♪

『ターン』北村薫

ターン (新潮文庫)ターン (新潮文庫)
(2000/06)
北村 薫

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大学生のときに読んで衝撃を受けた北村薫さんの『時と人』三部作、その三作品中で、今のところ一番好きなお話。(気分によって『スキップ』が一番なときもあります。笑)
交通事故がきっかけで、「くるりん」の世界にひとりきり、戻れなくなってしまった真希さん。孤独で絶望的な日々の繰り返しの中、ある日電話が鳴った。
文句なしに極上のラブストーリーだと思います。けして触れあえない同士、ひとつひとつの何気ない、でも非日常の世界の当人たちにとっては切実なやりとりで、心の距離を縮めていく姿にたまらなくきゅんきゅんします。
カスタードクリーム、表現の甘いうつくしさに最後までうっとり。
お母さまと黒豆のエピソードも好きだなあ。


『桜の下の人魚姫』沖原朋美

桜の下の人魚姫 (コバルト文庫)桜の下の人魚姫 (コバルト文庫)
(2004/11)
沖原 朋美

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沖原朋美さんのデビュー作・これぞ古き良き少女小説と言いますか(笑)。でもちゃんと数年前の現代です。多分(笑)。
表題作の女子高校生のお話も、同時収録の大学生さんのお話『月のしらべ 銀のみち』も、とても良いラブストーリーです。切なさもにじみつつ、美しくてあたたかくて幸せ。


『あるジャム屋の話』(『春の窓』収録)安房直子

春の窓 安房直子ファンタジスタ (講談社X文庫―ホワイトハート)春の窓 安房直子ファンタジスタ (講談社X文庫―ホワイトハート)
(2008/11/04)
安房 直子

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売れないジャム屋をはじめた若い男の家にやってきたのは、美しい絵を描く鹿の娘。
一緒にジャム屋をするうちにやがて心を通わせたふたりだけれど、鹿と人間、結ばれるためには障害が。「待っていてください」と言い残して去った鹿の娘、残された主人公は、彼女の言葉を胸に何年も孤独に待ち続けるのでした。
おとぎ話の定番パターンから外れた主人公の一途さがとても印象に残ったお話でした。
鹿の娘が描いていくジャムのレッテルの絵の美しさも、やさしいことばですごくよく伝わってくるのです。ジャムも本当に美味しそう。


『砂漠の花』金蓮花

砂漠の花 (砂漠の花シリーズ) (コバルト文庫)砂漠の花 (砂漠の花シリーズ) (コバルト文庫)
(2002/12/25)
金 蓮花

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涙を持たずに生まれてきたカナルサリの若き美しい女王・カリュンの愛の物語。全5冊。
独特の美しい世界観と雰囲気をもったファンタジー少女小説です。イラストはどちらかというと私が苦手な系統なのですが、この作品だと普通に美しいと受け入れられます。
カリュンも美少女でいいこですが、彼女に報われない一途な想いをひたすらささげ続ける従兄のレンソールがなんといっても良いです(笑)。読んでいて真剣に彼の想いの成就を応援してしまいます。


『空よりも青く染まれ』片山奈保子

空よりも青く染まれ (コバルト文庫)空よりも青く染まれ (コバルト文庫)
(2005/12/22)
片山 奈保子

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片山奈保子さんの作品の中でもとても好きな一冊。ちょっと切なくてかわいらしい現代もの少女小説。
特に二番目の『花降る野原に君がいた』は、雑誌で読んだときから大好きで、ふとした折に再読したくなるお話です。二十代の男女が主役の少女小説。こういうお話もっと読みたいな…。
そしてテディベアってやっぱりいいなあ、乙女のアイテムだなあ、と。


『幻影夢想』高屋奈月

幻影夢想 第1巻 (白泉社文庫 た 6-4)幻影夢想 第1巻 (白泉社文庫 た 6-4)
(2009/01/14)
高屋 奈月

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高屋奈月さんの和風ファンタジーもの少女漫画。文庫版だと全3冊。
初期作品でやや荒削りな面もあって、ストーリー自体はシリアスでぐっさりきたりもしますが、環と旭、主役ふたりがお互いにささげあう無償の愛情がひたすら強く一途で美しく、読みかえすたびに胸がいっぱいになります。
睦と露架のひそやかな想いも好き。要さんの桜の場面も。


『あかく咲く声』緑川ゆき

あかく咲く声 第1巻 (白泉社文庫 み 4-1)あかく咲く声 第1巻 (白泉社文庫 み 4-1)
(2008/05/15)
緑川 ゆき

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『あかく咲く声』というタイトルからして美しくて大好きです。作者さんのこだわりを感じます(笑)。
緑川さん独特の手触りのストーリーの中、想いのかたちの赤い花のシーンがとても鮮やかで印象に残るもので、好きです。主役ふたりの関係も最後まで好感を持てて良いな。
緑川さん、『アツイヒビ』の中の『花の跡』という短編も、美しく印象に残るお話で大好きです。


『マリア ブランデンブルクの真珠』榛名しおり

マリア―ブランデンブルクの真珠 (講談社X文庫―ホワイトハート)マリア―ブランデンブルクの真珠 (講談社X文庫―ホワイトハート)
(1996/09)
榛名 しおり

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榛名しおりさんのデビュー作、骨太な世界史物少女小説。
14歳のマリアが放り出された運命は、かなりハード……けれどもマリアとフリードリヒのふたりの少しずつ深まっていく愛情はとてもおだやかであたたかくてきれいで、読んでいて優しい気分になれます。
そこからまた残酷な試練があるのですが……ラストまで読んで、ほろりと。


『夢の宮~眠りの妃』(『夢の宮~竜のみた夢』収録)今野緒雪

夢の宮 ~竜のみた夢~ (夢の宮シリーズ) (コバルト文庫)夢の宮 ~竜のみた夢~ (夢の宮シリーズ) (コバルト文庫)
(2011/12/27)
今野 緒雪

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一応シリーズものですが、一話一話完結していてそれぞれ時代も登場人物も違う別のお話で、単体で読んでもまったく問題ないです。
表題作『竜のみた夢』はとても切ないお話ですが、同時収録の『眠りの妃』も、私はまた大好きです。
夢の恋人との逢瀬がかわいらしくてロマンティックで、現実世界のすれ違う想いが切なくて、そしてこれは読んだ後とても幸せな気分になれます。向日葵の花がイメージぴったり。
章の名前がひとつひとつ花の名前なのも美しくて良い感じです。『夢の宮』シリーズの私的な楽しみの一つは、それぞれの作品の各章の名前だったりします。凝っててステキなんですよね(笑)。
新装版が出たばかりと言うことで、こちらの書影を。美しいイラストです……(ため息)。


『森には真理が落ちている』(『美貌の果実』収録)川原泉

美貌の果実 (白泉社文庫)美貌の果実 (白泉社文庫)
(1995/09)
川原 泉

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川原泉さんの作品の中で、私が一番最初に読んだお話で、今でもこれが一番大好きです。
亀になってものほほんとしているけれど人生の哀しみもそこはかとなく知っている霙さんが、冬さんの心の傷をすっと救ってあげる場面、このモノローグを何度読んでも涙します…。すごく好き。
ラブストーリーとしても大好きなお話。
同時収録のお話も微笑ましい感じのロマンスが多くて良いです。恋愛ものとしてなら『大地の貴族』が特にお気に入り。


『星よみの予言者』川瀬夏菜

星よみの予言者 (花とゆめCOMICS)星よみの予言者 (花とゆめCOMICS)
(2008/07/05)
川瀬 夏菜

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刺客として送りこまれてきて運命をあきらめていた少女・ティアが、新しい環境の中でよみがえっていく物語。ちょっとアジアっぽい異世界ファンタジーもの。
この漫画私好きなんですよー。川瀬夏菜さんの作品の中で一番好き。
どんより落ち込んでいるときに読むと、ほんの少し、確かな希望を取り戻せるような。
ロマンスはほんのりですが、好きです。ティアとリィスさんの未来に幸がありますように!


この記事と似た感じの、私のお気に入りの作品を色々あげている記事を、まあ参考に(笑)。

私のお気に入り・あまく幸せなラブロマンス
私のお気に入り・悲しくもきれいなロマンス

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カテゴリ: 本の話題・おすすめ本など

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