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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『Tiny garden』様の小説色々 

最近の私は、以前教えていただいて以来大ファンになったオンライン小説サイト『Tiny garden』様の小説を、何作品か読んでいて、楽しい時間を過ごさせてもらっています。
何日もじっくり時間をかけて一気読みしてきた長編以外にも、中編・短編的な長さのお話も充実していて。
読む作品どれも、やっぱり好きです。
ラブコメ、青春もの、落ちついたたたずまいの良質のお話がそろっていて、読んでいると、なんだかほっと心が癒されるのです。
若いっていいですね。みんな可愛いですねえ。
読んでいて元気をもらって、これで私、明日も頑張れる!

以下に、最近読んだ小説の中で特にお気に入りのいくつか、感想をメモ程度に書かせていただきますね。
今回の小説はみんな、高校生が主人公のお話でした。


『冬の楽園』
部活の先輩(女の子)と後輩(男の子)のふたりが、とにかくじれじれ両片想いをしているお話(笑)。
番外編が更新されていたのをきっかけに読んでみたら、とてもかわいいラブコメで、楽しくってひと息に読んでしまいました。
後輩君視点で読んでいるので、はじめのうちは、先輩!なんで後輩君の気持ちに気づかないの~?みたいに思いつつ読んでいたのですが、だんだん、後輩君自身も、先輩以上ににぶい子であることが分かってきて。君、からまわりしすぎでしょう(苦笑)。
けっこう天真爛漫な先輩に振り回されつつも、一切不平不満を抱かず言葉にもせず、ひたすら先輩を一途に愛し、尽くし続ける後輩君が、とってもいいこで愛しいです。めろめろな思考回路がもう愉快で癒される(笑)。
後輩君視点で読む愛しの先輩も、ふとした仕草とか表情とか、かわいらしさがこれでもかー!と読み手の私にも伝わってきて、もともと可愛い女の子好きな私、とても美味しかったです。
卒業後の甘いお話も充実していて、楽しめました。
私の中のイメージは、『文学少女』シリーズの遠子先輩と心葉くんのシリアス要素をごそっと抜いて心葉くんのひねくれ要素も抜いて、ほのぼの可愛らしくしたふたり、そんな感じなのです(笑)。

『シンプル』
進級して、ひとつのきっかけで、関係が以前と変わった女の子と男の子。とまどいの気持ちからゆるやかにはじまる恋物語。
初々しい青春もの、そんな感じでした。一応恋人同士になったけれども、まだまだ戸惑いの気持ちの方が強くって、糖度はひかえめ。
ものごとを考えすぎる傾向にあってなかなか行動に踏み出せない真面目な女の子・由仁子ちゃん、私は好きです。静かに凛としたたたずまいが文章から伝わってくるよう。
お相手の川瀬君も、いかにもな好青年で、彼も好きです~。吹奏楽部員というところが、一応元経験者の私的に親しみがわきます(笑)。
かすみさんもすごく素敵ないいひとで、だからこそ、想いの行方が切ないな……。
あとこのお話は私、番外編のふたつが、どちらも大好きです。
「ベクトル」電車の中での会話、なんということのない日常の延長線のお話ですが、川瀬君の中での淡い恋のはじまりが、ふわふわ初々しくってかわいくて、とってもきゅんときました。
「ステップ」本編から一歩進んで、きちんと恋人同士らしくなってきたふたり。川瀬君のさりげなく強引だったり策略家(?)だったりな一面も見られたりして、仲良しなふたりに、これまたにっこりでした。

『十一月のサニーサイド』
『シンプル』とあとひとつのお話(未読)の続編。文化祭のお話。
由仁子ちゃんと透子ちゃん、女の子同士の友情物として楽しめました。
実は似た者同士なふたり、少しずつ、心を重ね合わせていく過程がとても丁寧に書かれていて、好感が持てました。
同時進行で、せっかく良い雰囲気になりかけタイミングを地味に何度もスルーされ続ける川瀬君、読んでいてだんだん気の毒になってきましたが……後半、このカップルのラブラブなシーンもしっかり楽しめました。読んでいる私まで、どきどきが押さえられませんでした!
川瀬君視点のお話ももう少し読んでみたいな。

『ただ甘いだけに見えるゆめ』
文芸部に所属している高校生の彼女と、そのOBの大学生の彼氏のロマンス。
設定にまずときめきました(笑)。雛子ちゃんという名前も古風で可憐で、実際に読んでいくとまさにイメージぴったりの女の子で、素敵でした。
とにかく自信家で強引で俺様な鳴海先輩と、彼の良いなりに従順にお付き合いしている雛子ちゃん。
わかりにくすぎる鳴海先輩の彼女への愛情が、少しずつ、本当に少しずつほころびてきて、その過程を読むのがとても微笑ましかったです。紫陽花の場面とかいいですね!
そして確かに雛子ちゃんは、鳴海先輩を無自覚に振り回し続けている……先輩の思いやりと言葉が足りないのが一番悪いんだと思いますけどね!年上の余裕を持ってくださいな(笑)。
文章を書く鳴海先輩、本を読む雛子ちゃん、文学に真摯に向き合うふたりの姿勢と言えばいいのかな、そういうのも読んでいてとても好きでした。
硬質で、でもその硬さが心地よいです。端正な雰囲気は、このサイトさまならではだなあと思います。お上手です!
本編の甘さを補うような番外編の数々も素敵です。すっかり雛子ちゃんに弱くなった鳴海先輩が楽しい(笑)。
コウノトリのお話が、いかにもらしくって、幸せで好きです。
ふたりがお付き合いをはじめる前のお話とか図書館のお話とかも好きでした。
なんというか、気難しくて俺様な高名な文学作家の旦那さんと、彼を影で健気に支え続ける物静かな奥さん、その実態は案外こんな風に、奥さんが旦那さんを上手く操縦していたのかもね……とか色々空想してしまって、楽しかったです(笑)。
個人的に、鳴海先輩視点のラブラブ話をもう少し読んでみたかったです(笑)。

書籍化されるという『幽谷町の雷獣』も、なんだか私好みのお話っぽくて、今からわくわく楽しみにしています♪
サイトの他の小説も、また少しずつ読ませていただこうと思っています!


一昨日と昨日、それぞれの記事に拍手下さった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: オンライン小説

タグ: Tinygarden 

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