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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『詐騎士 第1巻~第3巻』かいとーこ 

詐騎士 (レジーナブックス)詐騎士 (レジーナブックス)
(2011/02)
かいとーこ

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ルゼは、さる貴族の子弟の身代わりとして、性別も年齢も身分も、余命すら詐称して、王国の新人騎士となる。
得意の傀儡術という特殊な魔術と、持ち前の腹黒い性格をフル活用して、彼女は今日も、人も魔物も翻弄して大活躍。
「詐騎士」ルゼと仲間たちが織りなす、一風変わった愉快な異世界ファンタジー。


最近読みはじめた異世界ファンタジーもの小説です。
このお話も、元はネット小説みたい。最近ネット小説系の作品をざくざく読んでいる私です(笑)。
評判がよさげだったのと、個性的な女の子が大活躍するという設定に心惹かれて、読みはじめてみました。

読み始めたら、これがまた本当に楽しくって!
一巻目を読み終えて、勢いのままに、二巻目、三巻目と続けて読み切ってしまいました。
内容はけっこう盛りだくさんで、私のこの勢いで一気読みしてるとそれなりにハードだったのですが……だって楽しいんです、続きが気になるんです、やめられない(笑)。
主人公で語り手のルゼの性格のおかげか、終始からりと明るい雰囲気で、シリアスになりすぎず楽しく読めたのも良かったな。

ネット小説系のお話って大抵そうなんですけれど、いったんはまるともう勢いでぐいぐい読んでしまうので、怖いですね!(笑)だからこそ面白いんですけれど。
設定の理解とかはとりあえず二の次にして、お話の流れに素直に身をまかせて、楽しむことにしています。

なんといっても、主人公・ルゼ(るーちゃん)が、素敵過ぎです大好き!いやあ、良い性格していますねえこの子。
それなりに苦労して生きてきた彼女は、十二、三歳とは思えないほどしっかりものの実力者で、敵も味方も、涼しい顔して思うままにだまくらかして転がしていく様が、読んでいてとても愉快ですかっとしました。
彼女の向かうところ敵なし。女は度胸!で、余裕ですべて突き進んじゃう。
善人とはとても言えないルゼちゃんだけど、本人の愉快な一人称に隠されちゃってるけど、根は真面目で努力家のいいこなところが好きですよ。
彼女がこーんな性格になったのは、持ち前の魔術と周りの環境のせいで、一足早く賢く大人にならざるを得なかった、そういう面も大きかったんですよね。
弱きを助けて強きをくじく、守るべき人は徹底的に守る、結局のところ仲間想いでけして見捨てない。常にこの姿勢がぶれないのが格好良すぎ。だって十二歳の女の子ですよ?(笑)
そんなルゼのこと、なんだかんだいって周りの人たちはちゃんと理解していて、とびきりに愛しているのが読んでいて伝わってくるのが、微笑ましいなあ。
特に女性陣にもてもてなところが楽しい。男性陣にもひそかにもてている……(笑)。

腹黒で大人びたルゼちゃんも、実は年相応の乙女ちっくな面もちゃんと持ち合わせていて、かわいいものにときめいたり、男性からの心ないからかいにひそかに傷ついたり(そして報復したり)、そういうところも魅力的でかわいいです!
恋愛は、特に一巻目の時点ではほとんどなしの方向ですが、それも変に甘ったるくなくて良い感じです。

脇役達もまた個性派ぞろいで有能で愉快なひとたちばかりで、楽しいのなんのって。
サディストコンビ、ギル様とニース様……初登場時こそどうなることかと思いましたが、読んで行く毎に、悪人具合では、ふたりともルゼちゃんに完全に負けている……(笑)。ま、まあどちらもいいひとで、和みました。
ニース様の片想いがかわいすぎます。頑張ってください!
その片想いのお相手のグラさまは、私の好みの格好良い優しい女性で、ルゼちゃんと友情をはぐくんでいるところとか大好きです!セクさんも好き。
あと、ルゼの友人役のゼクセンも、素直でかわいいいいこだし、見た目以上に強かで有能だし、好きですよ。ルゼとのコンビが和みました。


2巻目

詐騎士〈2〉 (レジーナブックス)詐騎士〈2〉 (レジーナブックス)
(2011/09)
かいとーこ

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ルゼちゃんとギル様たちご一行、正義の味方になって大活躍!(笑)
着いた途端に部屋の消臭をするルゼにまず大笑い。さすが女の子です。
初登場の魔物たちがまた個性派ぞろいで楽しくて良かったです。名前や設定はややこしくてしょっちゅう混乱していましたが(笑)。
ノイリ、まさかそういうことになっているとは……まあ、予想外に穏便な解決になって、よかったな。
腹黒さを相変わらず存分に発揮しつつ、仲間たちを助けるために、涼しい顔して自分自身が倒れるほどに力を出し尽くすルゼ、いいこだな。
この2巻目あたりから、ルゼちゃんとギル様の関係が、読んでいて地味に美味しくてときめいてきました……。ペアリングとかね!
期待しちゃいますよ。だってギル様いいひとなんですもん(笑)。
ルゼちゃんの正体はあっさりばれて、けっこうあっさり解決されました。(あっさりでも楽しかったです。ギル様とゼクセンの会話とか♪)
本物のルーフェス様、性格はルゼそっくりなのか……気になります(笑)。お父さまも。


3巻目

詐騎士〈3〉 (レジーナブックス)詐騎士〈3〉 (レジーナブックス)
(2012/03/24)
かいとーこ

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騎士をやめさせられて、ギル様のもとでごく普通の令嬢として働くことになったルゼちゃん、相変わらず無敵で、最高に格好良かったです(笑)。女に戻れば女の武器を最大限生かして使うまで。
表紙から、きれいなドレスを着てしかもデートしているルゼちゃん、可愛すぎてとても満足です。中の挿絵も、やっぱり可愛い格好している女の子は大好物です。髪型がお気に入り。
そして表紙といえば、ラントちゃん。ラントちゃん、反則的にかわいい……。そしてラブリーな見た目をはるかに上回る有能っぷりで、最初から最後まで大活躍だったのでした。いいウサギさんだな。

ええとこの巻は、ルゼとギル様の関係が読んでいて微妙すぎて、読んでいて、もどかしくもときめいてしかたがありませんでした。たのしすぎます!
どちらの気持ち的にも、あとひと押し!ひと押しを何か!きっと。
お芝居に出かけるのを誘うギル様とか、その日を楽しみに待ってるふたりとか、無自覚ですけど、どう考えてもデート、じゃないでしょうか。
ますます普通に優秀でいいひとの王子様になっていくギル様ですが、サドっぽい部分もまだまだしっかり持っていて、そこがルゼちゃんの腹黒さと実にぴったりで、良いんじゃないかと。マフィアの女と若頭です(笑)。
あと、ラスト辺りの一連の展開とか、ちょっと予想外な方へ進んで行ったのですが、もうね。たまりませんね!
信頼するお姫様を助けに行く王子様のギル様、格好良いです。236頁のモノローグに非常にときめきました(笑)。
ルゼちゃんも「ギル様のバカ」とかきゅんときました。
なんというか、あのお義母さんに負けずにしぶとくやってゆけるご令嬢はルゼ以外いないだろうししかもギル様の好みのタイプらしいし、ルゼの方も、彼女の傀儡術と性格とあといろいろ受け入れてくれる度量の持ち主はギル様以外そうそういないと思うんですよね…ルゼちゃん憧れの本物の王子様だし。上手くいけばいいのにな。

初登場時はどうなることかと思いましたが、お茶好きカルパさんは和んで好きでした。(そういえば、彼と反対に料理をまずくしてしまうというルゼちゃん、読んでいてかわいそうすぎです…)
家庭教師になったルゼちゃんも、生徒を上手く説得していくやり方がいかにも彼女で、笑ってしまいつつも格好良かった。綺麗事ではなくそれ以上のものを分かりやすく教えることができる優秀な彼女がとても良いです。タロテス、実はいいこだったし。
あとティタン、大変気の毒な少年でしたが(彼はルゼの兄ではなく弟に思えてしかたがないです…)、それ以上の秘められた何かを感じるような……?

一方、最後の方でじわじわ進んでいた陰謀は、どうなることやら。
新しい傀儡術師さんの正体が気になります。まさか、彼……ではないですよね。まさか、ね。
あの場面では、カリンが予想外にいいお嬢さんで素敵でした。


ここまで読んでしまったら、続きが気になって気になって仕方がないのですが(笑)。
サイトの方にもさっそくお邪魔させてもらったのですが、この続きを直接読めるという訳ではないっぽいですね……ああ、早く読みたい。


一昨日と昨日、それぞれの記事に拍手下さった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: ファンタジー(西洋風)

タグ: かいとーこ 

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