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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『アン・シリーズ』を再読する 

この前のブログにもちらりと書きましたが、この夏の私は、『アン・シリーズ』の再読にちまちま取り掛かっています。
今現在、『アンの愛の家庭』(本編六巻目)の途中まで読み進めました。

アンシリーズは、中学生のときに、母が買ってきた(母も少女時代ファンだったらしい)新潮文庫版『赤毛のアン』を何気なく読んでみたら、面白くてすっかりはまってしまったのが、はじまり。
中学時代に市立図書館で続きを次々に借りて読んでいったのが一回目で、大学時代に当時のアルバイト先で完訳シリーズを順番に借りて読んでいったのが二回目で、今回の再読が人生三回目になるのかな?
(順番に最初から最後まで読む以外にも部分的に再読は多分してましたけどね。もうあんまり覚えてませんが…)

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)
(2008/02)
ルーシー・モード・モンゴメリ

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大学時代に再読していたときも思いましたが、何度読み返しても、先の展開が分かっていても、やっぱり面白いのです。
少女の成長物語あり、美しい友情あり、家族愛・隣人愛あり、心ときめくロマンスもあり。皆あいまって大好きです。これぞ正統派少女小説!(笑)
生き生きと美しい想像とユーモアと、素朴で優しい愛情を、惜しげなく皆に分け与えてくれるアンの魅力に、読んでいるといつのまにかすっかりとりこになってしまいます。
プリンスエドワード島の自然の描写がまた本当に素晴らしいです。
そして次から次に出てくる美味しそうな食べ物もいいですね~(笑)。特に、マリラのあんずの砂糖漬け、食べてみたいです。

読んでいる自分の年によって、どの巻のアンに共感できるか変わってくるのも、面白いと思います。
中学生のころの私は一巻目の『赤毛のアン』とアンの子ども世代の後々の巻が一番好きだった覚えがあるし、大学生の私は二巻目・三巻目の『アンの青春』『アンの愛情』あたりが一番好みでした。
特にアンの大学生活を描いた『アンの愛情』、理想の学生生活だよなあ……読んでいてうらやましくなりました。
私も「パティーの家」みたいな素敵なおうちで、気の合う友人たちと楽しい下宿生活を送りたーい!けっこう真剣に思ってましたよ(笑)。

ちなみに今の私は、『アンの青春』『アンの愛情』~『アンの夢の家』辺りが特に好みだったかなあ。
でも、『アンの青春』読んでいると、「ああ、若いなアン……」と、いたるところで思いました。
一方、アンのやることなすことにお説教したり心配しすぎたりするおばさまたちの方の気持ちも分かってきました……昔は全然そんなこと思わなかったのに。歳とりましたね私(笑)。
あと、意外と未亡人や独身者のキャラクターが多いなーと、私は読んでいて感じました。
若くはない人にもロマンスのエピソードがあったりして、昔読んでた頃よりそんなところがとてもいいなあと感じました。
ミス・ラベンダーのエピソードとか。ま、ミス・ラベンダーは昔から好きでしたけどね。シャーロッタ四世も好きです。

アンの青春 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 2)アンの青春 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 2)
(2005/05/13)
ルーシー・モード・モンゴメリー

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『アンの青春』
アンとマリラ、双子を育てる&アン、学校で教え始める、の巻。
私の感覚ですが、十代にして先生として教壇に立つアンたちがすごいなあと思いました。本当に。アンもまだまだ子どもなのに……。
あと、あのエイブおじさんの大嵐は、天災って本当に怖いなあと。
でも私、この巻のみずみずしさ、爽やかさがとても好きです。十代っていい時代ですね。しみじみ。
コップ家にて動けなくなったアンが小話を思いついて、それをすかさず書き留めるダイアナ、ふたりの息がぴったりで、さすが親友(笑)。

アンの愛情 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 3)アンの愛情 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 3)
(2005/06/15)
ルーシー・モード・モンゴメリー

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『アンの愛情』
ギルバートが報われなさすぎてかわいそう……アンも頭の中で恋に恋している感じだからなあ。
高校生のころ某少女漫画にて作者さんがここの部分のこと「アンって性悪」みたいに書かれていたのを読んで、それまでアンを批判するなんて思いもつかなかった私、それでいいんだ!と今までも感じてたもやもやがすっきりしました(笑)。
フィルのキャラクターが独特でとても魅力的です。
かわいそうといえば、クッションの下敷きになってしまったチョコレートケーキもかわいそうです!

アンの幸福 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 4)アンの幸福 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 4)
(2005/07/15)
ルーシー・モード・モンゴメリー

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『アンの幸福』
書簡形式なのがちょっと読みづらくもあるけれど、でもこれが全部婚約者へのラブレターだと考えると、ときめきます(笑)。
特に私は昔から、省略されている甘いラブレターの部分が気になって仕方がありません。ここを読みたいのに!!
ソフィー・シンクレアがやっていたメアリー女王ってスコットランドのメアリー女王かあ、今読んでようやく気づきました。
シンクレアって『ミスティーレッド』のリリーベルの苗字でしたよね。読んでいて思い出しました。
おばさんたちとレベッカ・デューの関係がなかなかおもしろいです。
小さなエリザベスも大好きです。
カザリンも印象的なキャラクターだったな。

アンの夢の家 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 5)アンの夢の家 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 5)
(2005/08/12)
L.M. モンゴメリー

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『アンの夢の家』
アンとギルバートの結婚式、じんわりと感動……。文句なしに幸せいっぱいです。
新婚の新しい家のご近所さん、ジム船長にミス・コーネリアにレスリー、新しい登場人物がそれぞれとても好きなのです。
ミス・コーネリアの毒舌が楽しいのですよ~。
真紅の色でつましい生活の中でもお洒落してるレスリーも好きだなあ。ラストで落ち着いてなによりです。
リンドのおばさんの林檎の葉のパターンが昔から気になります。

アンの愛の家庭 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 6)アンの愛の家庭 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 6)
(2005/09/15)
ルーシー・モード・モンゴメリー

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『アンの愛の家庭』
『アンの愛情』ではアンがひどかったけれど、この巻では私、ギルバートの方がひどいと思いました(笑)。
メアリー・マリアおばさんのことでこんなにアンを煩わせちゃだめでしょう……ギルバートの立場も難しいのかなとは思いますが。男のプライドって面倒だなと正直思いました(苦笑)。
この巻では、アンに真珠の首飾りをおくるジェムのエピソードが一番好きかなあ。
そして確かに、子どもの気持ちをこんなに分かってくれるお母さんは、アン以外にはいない気がします。
子どもを何人も産んで落ち着いても、やっぱりアンはアンのままだなあ。
冒頭で、自分に言い訳しつつついついケーキを食べ過ぎてしまうダイアナにも共感してしまいます(笑)。

そんな感じで、残りの再読にもまた少しずつ取り掛かっていくつもりです。

アンシリーズって名作文学なだけあって、色々な方がファンでいらしてそのたび話が弾んで楽しいのも、好きなところです。


一昨日記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: 『アン・シリーズ』

タグ: モンゴメリー 

この記事に対するコメント

お久しぶりです♪( ´▽`)

こんにちは\(^o^)/
天山の巫女ソニンで、コメントしたジョナです(^ ^)
今回、ゆりさんのブログを読んで、私もこの夏休みを使って、赤毛のアンシリーズを読もうと思いした( ´ ▽ ` )ノ
今、私は大学生なのですが、パティーの家に、すごく憧れます\(//∇//)\
私も、気の合う友達と一緒に、パティーの家のようなステキな家に住んでみたい!!!
今、お母さんと一緒に、もし、赤毛のアンシリーズのなかで、何か食べることができたとしたら、何を食べるか話し合っていました。
私は、アンの愛情でアンとギルバートが食べたリンゴが食べてみたいです)^o^(

ちなみに、私のお母さんは、チキンパイと、レモンホットビスケットと、ショートブレッドだそうです(*^^*)
あと、アンの青春で、アンがハリソンさんに謝りに行く時に、持って行ったピンクのアイシングがかかったクルミのケーキも!!!
まだまだあるそうです(笑)
私も食べたいなぁ・・・(笑)
私は、今、アンの愛情が好きです(^^)
なぜかというと、パティーの家に住みたいし、フィルが大好きだからです(^∇^)
私も、脳みそが腐るど欲しいな(笑)
長々とコメントしてしまい、すみません(>_<)
最後に、私と、お母さんがアンシリーズのなかで食べたいものの追加がありますo(^▽^)o
アンの愛の家庭でジェムが拗ねてる時にスーザンに作ってもらった、クリーム付きのジンジャーブレットです(笑)



URL | ジョナ #NkOZRVVI
2012/08/30 20:55 * 編集 *

Re: お久しぶりです♪( ´▽`)

>ジョナさん
コメントありがとうございます。

どうも、お久しぶりです!
また遊びにいらしてくださってこうしてコメントもいただけて、とても嬉しいです♪

ジョナさんも『赤毛のアン』シリーズを夏に読まれているのですね~。
一緒に(?)読んでいただけるなんて、どきどきしています(笑)。
お母様と一緒に読んでいらっしゃるというのも素敵ですね!

「パティーの家」、学生さんならやっぱり憧れますよね~♪
私自身大学生の頃に読んでいて、本当に羨ましくて憧れました。
私は大学時代、遠距離通学自宅生をやっていて、遅い授業のあとでお腹を減らして帰るときとか、こんなときにパティーの家があったらいいのにね……とアンシリーズ読者の友人と会話していたものです(笑)。
フィルもいいですよね。優柔不断なところだけは私とそっくりです(笑)。

そしてジョナさんが挙げて下さった食べ物、私も美味しそう、食べたいなあ、と思ったものばかりです(笑)。
確かに『アンの愛情』でアンとギルバートが食べていた野生のりんごは美味しそうでしたね~。描写が素敵でした。
ハリソンさんのために持っていったアイシングのケーキも美味しそうでしたね♪
美味しいケーキでにっこり仲直りって理想です(笑)。
スーザンの料理やお菓子も読めば読むほど美味しそうです。私はおさるの顔のクッキーも気になります。子どもならきっと好きですね(笑)。
リラがお使いに持っていった金銀ケーキもちょっと気になります。どんなケーキなのかな…。

私の方こそなんだか長々と……アンシリーズ大好きなので、美味しい物も大好きなので、語りだすと止まらないです、ごめんなさい(笑)。
この感想記事でジョナさんとこうして楽しくお話することができて、本当、記事を書いて良かったです~♪

URL | fallclover #SvKcs0as
2012/09/01 07:24 * 編集 *

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