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『詐騎士 第4巻』かいとーこ 

詐騎士〈4〉 (レジーナブックス)詐騎士〈4〉 (レジーナブックス)
(2012/09)
かいとーこ

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ギルネスト王子の友人として、マフィアも刺客もものともせず、お城で淑女生活を続けるルゼ。
優しく可愛くしとやかに、完璧に猫をかぶって周囲に馴染んでいるルゼけれど、竜を脅し手懐けたり傲慢貴族をやり込めたり、裏では相変わらずの破天荒生活。
そんな生活の中、ルゼ、そしてギルネスト達の運命は、本人たちも予想していなかったところから、大きく動きだしつつあって……。


かいとーこさんの『詐騎士』シリーズの四巻目。実はものすごーく楽しみにしていました。
私は、前回の第三巻目のお話を読み終えてから、かいとーこさんのサイト(→『白夜城』樣)の方で『第二部 聖騎士編』(書籍ならおそらく五巻目以降の部分)を読んじゃっていました。(続きが気になって我慢できなかったのです。笑。)
なので、その時点ですでに削除されていたこの巻の内容部分だけ、すっぱり空白だったんです。
ようやく読めましたー!すごく満足。

表紙、ルゼちゃん格好いいな!個人的には美しいドレスの令嬢バージョンのカラーイラストももっと見たかったけれど……。
表紙から消えてしまったギル様の不憫さに読む前から笑いをおさえられず、さらに空に放り投げられているラントちゃんがあわれ……しかし本屋さんでレジに持っていった際に思ったのですが、ラントちゃんって本当、図書カードのピーターラビットによく似てると思います(笑)。

このお話、本当に、読んでいて心から楽しいです。
ルゼちゃんが相変わらず最強過ぎて素敵です!老若男女、もてもてですねえ。女子供にはぶれなく親切で気遣いにあふれていて、こういうキャラは大好きです。
そして読んでいる私も、いつのまにか、ルゼちゃんの熱烈な崇拝者になっています……。
とにかくルゼが格好良くて可愛くて大好きで、多少の穴はちっとも気にならないレベルです(笑)。
なので私の語りも、その辺割り引いて読んでいただいたほうがいいかもしれません(笑)。
ギル樣とのロマンス未満の微妙な関係も、期待以上に楽しかったー!
ギル様以外の主要キャラクター達も相変わらず個性的で楽しい人ばっかりで、これも読んでいて楽しかったです。みんな大好き(笑)。でもいちばん可愛らしいのはラントちゃんです。

後々の話の内容から、竜を乗りこなすようになったこと、ギル様が北部でとんでもないことをやらかしたこと(笑)、あと聖女様のこと、ラストのルゼのこと……なんとなく推測していたので、今回そういうことだったのねー、と頷きながら読んでいました。。
最初の方の竜と空飛ぶ場面は、気軽に楽しんで読めました。このシリーズは、こういう日常ののんびり楽しいひとこまが、お話の中にけっこうな部分を占めていて、そこがおもしろくて好きです。緊張感ある戦いの場面も格好いいのですが。ルゼが。
竜を一瞬で手なずけるルゼちゃん格好いいな!キュルキュもかわいいです。
マティアさんが無邪気で可愛らしいお母様でいいなあと思いました。前巻の疲れた姿からは想像つかない……。
あとカリンもいいこになってきましたねえ。ルゼちゃんとの空飛ぶデート、本当に楽しそうでした。スカートの具合まで完璧に気遣うルゼちゃんがさすが女の子です。

ノイリの出産のお祝いに地下へ行くルゼちゃん達。
登場人物紹介に、ニアスのイラストがあった!私のイメージとちょっと違ってたかな……でもいいんじゃないでしょうか(笑)。
ルーフェスお兄様とグラ樣はまあ、どうなんでしょうねえ。私的には、やっぱり姫様にはニース樣派なんですけど。だってニース様がかわいそうすぎますもん。自業自得とはいえ(笑)。
ネズミのマルタおばさんと仕立て屋さんのポワ、挿絵が欲しかったなー。

ギル様の北部出張。
ニースやゼクセンやティタン達とわいわいやっている雰囲気がなんだか好きです。庶民派王子様だな。
大惨事を引き起こしたときの、挿絵の皆の表情が、面白い。しゅんとした表情のゼクセンがかわいい。(そこですか!)
噂には今までも出てきてましたがここではじめて詳細が語られた紫杯の制服、ギル様がそこまで嫌がるなんて、どんなに悪趣味なのか……。
そして新たにメンバーに巻き込まれた加えられたストイックで物静かなレイドさんも好きです。空飛ぶ能力に憧れてるあたり、かわいいです。

猫かぶり淑女生活の中で、男性にも女性にも無自覚にもてまくっているルゼちゃんの図に、にこにこ。
ルゼがここまでもてるのは、外見とかではなく(それもあるんでしょうが。エノーラお姉さまに磨きをかけてもらってますし)、ほぼすべてルゼちゃん自身が、他の人なら考えられない努力をして身につけたものがあるからこそで。だからなのか、全然嫌味じゃない。
レース編みするルゼちゃんも淑女っぽくていいです。本当になんでもできるなあ。
マディセルさんのアプローチに全然気づかないルゼちゃんがかわいらしかったです。それ以上に赤面して照れてるマディさんも可愛かったけど(笑)。彼はその後立ち直れたのだろうか……ちょっと心配。いいひとだったしね。アスラル様もどうなったのか…。もっとも彼はその後も普通に出てきたのでそんなに心配はしてないのですが。

パーティーの場で酔っ払ったルゼとギル様の場面、なんだかとてもときめきました。
素直に可愛らしくギル様に笑いかけるルゼちゃんが見られるなんて!
そして確かに、ルゼは意外と尽くすタイプだなあ。防寒の魔道具も、あとギル様の誕生日プレゼントも、どれだけあげる気なんだ……(笑)。
とはいいつつ今回も甘い色恋の雰囲気はほぼゼロでしたが、ゼクセンにせっつかれてもギル様抵抗してましたが、まあ現時点でのルゼちゃんの実年齢的に、これ以上進むのは、確かにまずいでしょう(笑)。
でもこの書かれ方だと、ギル樣、将来のお相手として、ルゼちゃん以外に考えてらっしゃらないようにもみえますよ!なんだかんだ言って悪い気はしてないギル様の姿にときめきました。そして確かに、指輪を買って行ったら誤解されそうですね……されるがいいです。おもしろいから(笑)。
(先々の展開もふまえつつ)確かにこのふたり、恋に浮かされているわけではなく少女小説として考えるといまいち甘さが不足していますが、でもこういう良きパートナー的なカップルだって、ありだと思います。読んでいて好もしいです。

そしてティタンは相変わらず不憫です。でもルゼにいらないコンプレックスを植えつけたのもティタンなのか……そう考えるとあまり同情できなくなる(笑)。
そして、華奢な女性が好みのギル様がルゼちゃんといい雰囲気になってくるんだから、なんか、人生の皮肉だな。

ラントちゃんは相変わらず可愛らしくて有能なウサギさん。
セルも、初登場時に思っていたよりいいこだな。確かにクセはあるけれど。ルゼちゃんに比べればどんな人でもまだまだ……。
あと、エノーラお姉さまが本当にたくましい方で、先が恐ろしいです(笑)。
ルゼちゃんと相変わらず仲良しなグラ様も好きですー。

ラストのルゼちゃんの大立ち回りも格好よくて素敵でした。なんとも痛快です。それでまだ完全に本気を出しきってないとか(笑)。
私は続きも読んでいたのでそんなに感じなかったけれど、書籍版だけで読んでいたとしたら、この終わり方はちょっと唐突だったかもなと思いました。


この先の展開の第二部は、書籍化の関係で現時点ではすでに削除されてしまっていて読めません……ああ、残念(苦笑)。読み返したかったのにー。
(この巻のあとのネタばれ→聖女様の侍女になるカリンとか、聖騎士になって華々しく活躍してファンクラブもできるルゼちゃんとか、ギル様の元恋人・アラセレさんとか、ギル様を叱りつけるほど強くなったカリンとか、ギル様が苦手な鬱陶しい騎士とか、ギル様の弟妹とか、女騎士候補の皆さんとか、ギル様の指輪(!)とか。エピソードそのまま書かれる訳ではないらしいのでなんともわかりませんが。ときめき要素はできるだけ残しておいていただきたいな。笑)
五巻目が読める日が、本当に待ち遠しいです。
現時点でのネット上での連載の続き(『第三部 聖女編』)も、とても楽しく読んでおります。


ここ3日の間にそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪
コメントもくださった方、本当にありがとうございます!返信もう少々お待ちいただけるとありがたいです。


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カテゴリ: ファンタジー(西洋風)

タグ: かいとーこ 

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