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『身代わり伯爵の結婚行進曲 I 麗しの乙女の花園』清家 未森 

身代わり伯爵の結婚行進曲  I麗しの乙女の花園 (角川ビーンズ文庫)身代わり伯爵の結婚行進曲 I麗しの乙女の花園 (角川ビーンズ文庫)
(2013/06/29)
清家 未森

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『身代わり伯爵』シリーズ第二十冊目。新章のスタート。
リゼランドの盗まれた国宝を発見したことがきっかけで、かの国の宮殿に招待されたミレーユ達。
自分の出身国の女王陛下と対面するということで、ミレーユは緊張して挙動不審気味。
そしてついにやってきた女王との対面、その場にあらわれたのはミレーユが予想していなかった人物で――。


『身代わり伯爵』シリーズ、久しぶりの新刊でした。待ちわびていました!
この『結婚行進曲』編が最終章ということみたいで。
またひとつ、楽しみにしている少女小説シリーズが終わりに近づいていくんですね……。寂しいです。
新刊発売直後のタイミングで読了していたのですが、ここで感想を書くのが遅くなってしまいました。
すでにいろいろ頭のなかから抜け落ちている気がして残念なのですが、それでもやっぱり書きたいので、覚えている限りの感想を語りたいと思います!
ネタばれありということで、お願いいたします~。


表紙の新登場キャラクターのお姿が、うるわしいです。眼差しにも色香が漂っている……(笑)。
そしてミレーユは、いったいいつになったら表紙でドレスを着てくれるんだろう……ずっと待っているんですけれど(笑)。

今回は、リゼランド編の序章、みたいな感覚で読んでいました。最終章の舞台がすべてリゼランドなのかはちょっとわからないですけどね。
さて、リゼランドの女王陛下の正体。予想外でしたが、そう言われてみれば!過去の例の場面を思い返していると、しっくりきたように思いました。
女王陛下との対面に、いろいろな意味で動揺しまくっているミレーユが可愛いかったです。
イラストも含めて、女王陛下の格好良さとお色香が半端ないです……。
前半のリゼランドの乙女たちとのあれこれの場面は、リヒャルトは正直影が薄くなっていますね……。
可愛くてきれいな女の子達がきゃっきゃっしている姿は私の大好物なので、とても楽しめましたが(笑)。
そして改めてフレッドの偉大さを感じて、遠い目になりました。
アドリエンヌさまもやっぱりただものじゃないわー。本当、アンジェリカの姿と重なり合います。
はかなげで繊細な美貌の主、アドリエンヌさまのイラストも見てみたかったです。

いえ、リヒャルトとミレーユのラブラブもしっかりあって、楽しかったですよ?
73頁のイラストが必要以上に(?)勢い良くって、笑えて仕方がないです。
というか、リヒャルトの寝起きの悪さ、リヒャルトはまだ隠していたつもりだったのか……てっきりもう自覚しているのだと勝手に思い込んでいました。
落ち込むリヒャルトが気の毒でちょっとかわいかったです(笑)。
ミレーユは本当にリヒャルトのことが大好きで、その好意があまりにまっすぐで健やかで、愛すべき女の子です。
大公妃としてまた一層成長して安心して見ていられるようになったしね。
ミレーユとリヒャルトが、いつどんなときでもお互いのために真摯に心を配り大切にしあっている姿が、本当にいいなあと思います。ベストカップル!

女王さまの旦那さま・セルシウスさまも、存在自体が予想外でしたが(笑)、とても好もしい人物でした。
おやつですよーとの初登場の仕方が妙につぼにはまりました……。
ジャックに似ているって、ああ、なるほど!不思議と影がなく安心できるところがいいなあ。
国主の配偶者同士としての、ミレーユとの会話シーンが、なんだかとても良かったです。
ミレーユとセルシウスも、似たもの同士だと思いました。セルシウスがこれだけやっていけるなら、ミレーユも、大丈夫なんじゃないかな。またひとつ私的に安心できて良かったです。

平和な花園と思えたリゼランド宮殿では、しかし一方で、きな臭い事件も同時進行。
異世界ものカタカナ語に弱い私はアリアンヌさまとアドリエンヌさまを途中まで混同していて、話の筋がつかめず頭のなかがこんがらがって仕方がなかったです……(笑)。
フィデリオさまの複雑な家庭事情が、ようやく部分的に明らかになってきたかなあ。
彼が巻き込まれている?たくらみも、ずっと前からの彼の微妙なひっかかり感を思い返せば、うなずけます。
あと、謎の少年・グレンもねー。どうなんでしょう。
私も正直動揺してしまいましたが、でもやっぱり、リヒャルトが言っている通り、エドゥアルトさまはそもそもそんなことをするようなおひとではないと思います。
きっと何かの誤解の積み重ねなんだと思います。信じていますから!
リヒャルトって、エドゥアルトさまのこと、大好きですね。微笑ましい。
そして危うい場面でも、ひとりにはならないというルールをしっかり守って護衛を連れて行ったミレーユ、うーん、成長したなあ。過去の彼女の暴走を思い返して、お姉さんは嬉しく思います。
そして、まさかここで出てくるとは、シーカさま!ほんとうに、何者なんでしょう彼女は(笑)!

故郷に帰ってきたことになるミレーユとイゼルスがふたりで街の景色をみている場面、あとイゼルスがオールセンのロイの元にパンを買いに行く場面、さりげなくもお気に入りでした。
淡々と無表情だけどきちんとミレーユのことを案じて支えてくれているイゼルスがやっぱり大好きだなあと思います!
ロイも、今回はとがっていなくって、幼馴染みの身を真剣に案じてくれているみたいで、今まででいちばん好感が持てました(笑)。

ちょっときな臭いところで本編終了。
ミレーユもだけど、家庭の事情でいっぱいいっぱいな感じで、それでも身体をはってミレーユを助けに来てくれたアリアンヌさまのことも、男性陣はもっと大切にあつかってほしいなと思いました。

本編の後には番外編ふたつ。
最初の番外編、勘違いして思い切り本編の続きとして読んでいました……。途中であれれ、おかしいなーと気づきましたが(笑)。
私が好きなキャラがたくさん登場してきて、皆仲良しで楽しいお話でした。
エルさまとイルの文通もほのぼのしましたし、前回ふたりペアで出てこなかったユーシスとアンジェリカが!美味しかったです(笑)。もっともラブにはまだ距離がありそうですが……。
セシリアさまとリヒャルトの場面に、しんみりとしたり。
最後のお話のセシリアさまとフレッドも、よかったです。


ひとつ言うことがあるとすれば、アルテマリスとシアランと、あとリゼランドもあわせた家系図、キャラクター相関図、本当につけてほしいです……。


一昨日と昨日とにそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪


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カテゴリ: ビーンズ文庫

タグ: 清家未森 

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