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『詐騎士 第6巻』かいとーこ 

詐騎士〈6〉 (レジーナブックス)詐騎士〈6〉 (レジーナブックス)
(2013/07)
かいとーこ

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『詐騎士』シリーズ第6巻。
聖女エリネの聖騎士になったルゼ、何の因果か、直属の上司となったギルネスト王子にプロポーズ(予告)をされる事態に。
庶民育ちでしかも恋愛方面に関しては実年齢相応お子様なルゼ、とりあえず現実から目を逸らしてエリネ様の護衛に精を出す日々だが、まわりはすでに婚約者扱い、本人の意思には関係なく着々と外堀は埋められていく。
新しい女騎士候補の教育やニースとグランディナ姫との仲の進展…?等など、ルゼ達の周囲は常ににぎやか。
そんな(一見)平和な日々の裏側で、ルゼ達が追いかけ続けている宿敵の組織も、思い切った行動に出てきて……。


『詐騎士』の新刊、待ってましたー!!
今回のお話は第二部の後編、前巻に続いて私はネットの方ですでに読んでいた部分でした。
とにかく読んでいてひたすら楽しい!ルゼちゃん格好いいし可愛いっ!ギル様との恋(っぽいもの)も、ときめきます!
書籍版になって、ストーリーが少し前後したり付け足されたり省略されたり、あと視点が三人称からルゼちゃん一人称に変わっていました。
ストーリーの流れは最初から最後まですでに把握している私ですが、それでもこんなにおもしろいなんて、よっぽど好きなんだな私……。
なんというかもう、理屈じゃないです(笑)。

まずは私のお気に入り・女騎士三人娘がしっかり登場してくれて(表紙にも!)嬉しかったです。
書籍版ではアリアンセの出番が多かったですねえ。
そしてアリアンセの幼馴染みが例のハワーズだったとは、はじめて知りました(笑)。
今後のストーリーでアリアンセ達と聖騎士達のロマンスも何か進展するといいのにな、期待してしまいます。
エステルとルルシエさんにももっと出番があるとより良かったかな。

次にギルの弟妹の登場、風邪で寝込んだルゼとお見舞いにやってきたギル。
風邪をひいたルゼの場面は、ネット版でも特にお気に入りだったので(ネット版ではストーリー上もっと大切な場面でした、確か)、書籍版で読めることになって、わーい♪
しかもイラストまでしっかりついていて。病気で弱ったルゼに甲斐甲斐しく世話を焼く美貌の王子様、とても絵になります、素晴らしい(笑)。
本人はけしてそんなつもりではなかったんでしょうけれど、恋人同士のラブラブにしか見えませんよ、周囲からは(笑)。美味しい場面でした。梨もメロンも美味しそうですし。

ギル様はねー、ここにきて、ようやく「サディスト」らしさを、発揮してきたような(笑)。
恋愛に免疫がまったくないルゼちゃんを、恋人らしく構ってからかって面白がっている姿が、いつものふたりの力関係と逆転していて……新鮮でした。
不得意分野に逃げまくっているルゼちゃんかわいいです。でもこの娘、本当はまだ十五歳になっているかいないかぐらいだから。皆もう完全に忘れてる(あるいはだまくらかされている)けれど!
私好みの年の差カップルパターンストライクです(笑)。
とはいえこのカップル、お互い恋に浮かされているとかではなく。相変わらず。
こういうカップルがいてもいいですよねーほんと。お互いへの好意と信頼関係が、読んでいて心地良いです。
同士のような信頼関係に、ほんの少しもしかするとラブが混じっているような……微妙な関係にときめいてしかたがありません。
ルゼちゃん、逃げ回っていても、はっきりとは断らないんですもん。
ギルを傷つけるのがかわいそうだからと慣れないことでも耐えているルゼちゃんは、やっぱり健気で尽くす女の子です。

「まだ婚約もしていないのに、なんでそんな発想が出てくるのか理解できません」
「まだって、本番も受け入れるって決めたのか?」
「あ……いえ、その」 (219頁)
――まさに語るに落ちたルゼちゃん(笑)。

「ああ、いいなあ。ルゼちゃんみたいな子を女にしていくのって、楽しいだろうなあ」 (220頁)
――ものすごく同意できちゃうんですが、はて、私はいったい誰視点で読んでいるんだ……(笑)。

一方、こちらはそれはもう健気に相手に恋しているニース様関連。
いい場面だったのに、結局あれだけしか進めなかったニース様……ああ、かわいそう。
影で失恋コンビと呼ばれているなんて、ある意味ティタンより扱いがひどくないでしょうか。
ルゼにいいように遊ばれているルース君も不憫でかわいいです。
パーティーのルゼのドレスをちょっと見てみたかった。

今回のお話の最大の山場は、ラストの誘拐事件だったんでしょうか、やっぱり。
うんうん、それでこそルゼちゃんです。
ルゼちゃんの有能さが素晴らしいです。ギル様があそこで虚しさを覚えるのも分かります。
そしてほんっとうに雰囲気も何もあったものではないプロポーズ場面。
ギル様の決め台詞が、えらっそうで強引で、だからこそときめきました。
ホーン、久しぶりに出てきたな。彼が怒るとなると、いったいどれだけ……。

発売後にサイト様の方で再度掲載された番外編部分も再び読みました。
ルゼやホーンが、他人に人生を捧げ尽くす以外の生き方を知らないって、本当、その通りだと思います。どれだけ我が道を行くように見えていたとしても。
あとティタンは本当に不憫。本編からもほとんどはじき出されているではありませんか。
ルゼちゃんの「もう、何やってるんですか、ギル様」みたいな場面が、ときめくんです!このふたりの距離感最高です。
キュルキュたちの方の番外編も楽しかったです。
本編のラストのその後のエピソードも。これは第三部から順序入れかえたのでしょうか、ね。

あと一巻で完結ということで、寂しいのですが、とても楽しみです。
第三部も完結までネット上で読書済みなのですが、書籍版の加筆でどう変わってくるのか。とても気になります。

クララちゃん、私もルゼ様のファンクラブに入りたいですー(笑)。


一昨日と昨日にそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: ファンタジー(西洋風)

タグ: かいとーこ 

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