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『青玉は光り輝く 時間旅行者の系譜』ケルスティン・ギア 

青玉は光り輝く (時間旅行者の系譜)青玉は光り輝く (時間旅行者の系譜)
(2013/05/11)
ケルスティン・ギア

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タイムトラベル能力の調整のために行う「時間消化」中に、若き日の祖父・マーカスに出会ったグウェンドリン。
将来の孫娘に親身になってくれる彼と巡り会えたことをチャンスとし、ルーシーとポールがクロノグラフを手に逃走した謎を独自に突き止めようとするのだが――。
クロノグラフが十二人のタイムトラベラーの血を読み込んだとき、いったい何が起こるのか。サンジェルマン伯爵の思惑とは?
ギデオンへの恋心にも振り回されつつ、グウェンドリンはますます複雑な運命の渦中に飲み込まれていく……。


『時間旅行者の系譜』シリーズ第2弾。
赤に青にワカマツカオリさんのイラストに、とにかくお洒落でぱっと目をひく本です(笑)。

前回分からなかったいくつかのこと、今回もいまいちはっきりしないまま持ち越し……。
いや、面白かったんですけどね!
サンジェルマン伯爵の思惑に、ルーシーとポールの秘密に、グウェンドリンとギデオンの恋の行方に、読んでいてどきどきがとまりませんでした。

グウェンドリンは相変わらず「監視団」のメンバーたちにあまり歓迎されていなくて、彼女の境遇を思えば何もわかっていないのも当然なのに、読んでいてかわいそうでした。シャーロットがまた嫌味な女の子だな……まあそれも、あんな教育と特別扱いで育てられてきたのを思えば無理ないのか。
そんな中、過去へのタイムトラベルで出会ったマーカス卿(グウェンドリンの祖父)との邂逅シーンは、良かったです。肉親同士の確かな愛情が伝わってくる。
「おじいちゃんが大好きだったのよ」と涙を流すグウェンドリンの場面が印象的でした。
でもまあマーカス氏は、少々ツメが甘いですね!その人の良さが、こんな陰謀渦巻く世界の中では救いになってていいんですけれど!

そしてギデオンとのロマンス。
読書メーターで皆さま書かれている通り、確かにギデオンの魅力って正直いまいち伝わってこなかったんですが(笑)、ラストのあの場面でごまかさなかったのは、逆に愛だと私は思いました。
なんというかそう考えるとシャーロットもかわいそうな女の子だったんだな……。
エピローグでのポールさんとの会話場面が良かったです。きゅんきゅん!
多分本人はそんなつもりないのにグウェンドリンにすっかり振り回されているギデオンが楽しいです。もっと困るといいですよ(笑)。
グウェンドリンは振り回されているのは完全に自分の方だと思っているのでしょうが。

ポールさんとルーシーさんの事情も、うっすらわかりかけてきました。
やっぱりグウェンの真の両親は……ですよねえ。グレイスお母さんがふたりとどういう風に関わっていたのか、気になります。
サンジェルマン伯爵のラスト近くの発言内容が、さも当たり前のように女性蔑視で、なんだかなあ……。
ギデオンには伯爵に影響されずに好きになった女の子を大切に守ってあげて欲しいです。
エピローグの発言を読んでいる限り、ひとまず安心して大丈夫かしら。
グウェンドリンの紅玉の予言って読んでいると不吉なので、本当に、守ってあげてよねー。頼みますよ。

そんなギデオン以上にヒーローしていたのが(笑)ガーゴイルのセメリウス。
グウェンドリンの頼れる相棒として大活躍していて、なんというかおじさんくささに和みました(笑)。
レスリーも、相変わらずグウェンドリンの頼れる大親友で、素敵でした!
ネットでの情報提供に恋の相談相手に、素晴らしい活躍っぷりです。
りんごの焼きたてパンケーキをレスリーが食いっぱぐれないよう気をつかうグウェンドリンもいいこだな。
マダム・ロッシーニ提供の素敵なドレス姿は携帯でばっちり撮影して見せるんですね。わかるわかる。

ギデオンとグウェンドリンが過去のパーティーにお出かけする場面も楽しかった。
貴婦人のみなさまは意外と気さくな方が多かったですね。
いや、飲み過ぎはよくないけれど(笑)。
怒る前に、グウェンドリンの側を離れるんじゃないよー!

マドローネ伯爵の娘さんのエピソードとか意味深で、グウェンドリンの先行きも心配で、ああ、続きが気になる!
最終巻も実はもう入手してきました。読むのが楽しみです。
そして映画化もされているお話なんですねー。ちょっと観てみたいです。特別編?も読めるのなら読んでみたい。


ここ何日かにそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: ファンタジー(西洋風)

タグ: ケルスティン・ギア 

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