Admin   *   New entry   *   Up load   *   All archives

ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『リリー骨董店の白雪姫 海の底のエメラルド・プリンセス』白川 紺子 

リリー骨董店の白雪姫 海の底のエメラルド・プリンセス (リリー骨董店の白雪姫シリーズ) (コバルト文庫 し 17-3)リリー骨董店の白雪姫 海の底のエメラルド・プリンセス (リリー骨董店の白雪姫シリーズ) (コバルト文庫 し 17-3)
(2013/08/31)
白川 紺子

商品詳細を見る



ヴィクトリア朝ロンドン、クレアが「リリー骨董店」をロンドンに開いてから約半年。
クレアは相変わらずジュエリーたちの手入れをしながら伯爵家の呪いを解く手がかりをさがしていた。
クレアと親しくなった宝石商のオーナー・ジェレミーが、ある日、義母の遺品であるという指輪を持ち込んできて……。


『リリー骨董店の白雪姫』嬉しい続編が出ました♪
宵マチさんの表紙カラーイラストが相変わらず美しくて、ほうっとため息が出てきます。色味に透明感があって、繊細で。
特にクレアのさらさらふんわりのロングヘアが美しい……!
オーガストもおリボンをきちんとつけた姿で登場してくれてて嬉しいです。

やはりこの作品、文章も物語もとてもていねいに作られていて、さらさら読みやすい。
言葉のひとつひとつが美しいのは、私的にはかなり重要ポイントです。
ジュエリーやドレスの描写が読んでいてロマンティックでうっとりなのです。
デビューされたばかりなのに読んでいてのこの安定感は素晴らしいです(笑)。
ロマンスのさじ加減もやはりとても私好み!
クレアとジェレミーの奥ゆかしく初々しいやりとりにいちいちきゅんきゅんです。

ジェレミーは女性の扱いに慣れていて口も上手だけれど、クレアに対してのみまるで少年のように初々しく恋をしているのが、読んでいて可愛らしかったというか……良かったです(笑)。
でも確かに褒めているのか口説いているのかよく分からないところはありますね。
奥手なクレアにはそれは通じないでしょう……そんなうかつ?なところとか、愛おしいです。
クレアが頬にくちづけした場面がイラスト込みでとても好きでした。柔らかく優しい甘い場面でした。

クレアの方も、少しずつ、ジェレミーに惹かれている自分に気づき始めて。
「せつない」という気持ちを自覚した場面が印象的でした。
けれどもクレアの場合は、自分の気持ちにブレーキをかけざるを得ない立場。
私も切ないです。
でもジェレミーならば、たとえこれから何が起こっても、にこにこ笑顔でクレアに首ったけ状態なのは変わらないんじゃないかと思いますよ(笑)。
セドリック兄さまも良かったのです。
彼がジェレミーを目の敵にしている感じなのは、単にシスコンだからだけではなく、妹に呪いでつらい思いをしてほしくない……そんな思いがあるからこそなんですよね。

海の底のエメラルド・プリンセス。
人魚姫のほの悲しいイメージぴったりの、切ない恋でした。相手のひとが、なんだか勝手なんだよな……。
エメラルドのインクルージョンとかはじめてそういうものがあるのかと思いました。
ジュエリーやジュエルという言葉の響きが美しいなあ。

前回正直ちょっと足りないと思っていた、女の子キャラクターが一度にたくさん登場してきて、お話がぱっと華やいで良かったです。
ブラウン四姉妹のかしましさが楽しくて和みました。イラストが可愛いよ~。
ベアトリスも、きっと悪人ではないんですよね。
女の子同士の恋話は読んでいてもやっぱり楽しい。

ジェレミーの異母兄・バート氏のことが、まさかあっちにつながっていくとは、予想外でした。
でも最後までよくよく読んでいくと、バート氏は全然悪人じゃあない。むしろとてもいいひと!
バートさんといいセディといい、お兄ちゃんたちが年下の弟妹にそそぐ素直じゃない愛情、良かったです。
頭脳面でさりげなく(?)フォローしたりね。

バーナード君やロビンは今回も暗躍中。
この人たちも、完全に嫌いにはなりきれないといいますか。

また続きを読むのが楽しみです。
続き、出ますよね??
女の子キャラクターの活躍を個人的には期待したいところです。

宵マチさんのイラストがふんだんに挿入されていて、目の保養でした。


ここ何日かにそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

関連記事

カテゴリ: コバルト文庫

タグ: 白川紺子 

この記事に対するコメント

コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://hananomi691.blog10.fc2.com/tb.php/1277-7ae58273
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)