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『身代わり伯爵の結婚行進曲 II決意と別れの夜』清家 未森 

身代わり伯爵の結婚行進曲  II決意と別れの夜 (角川ビーンズ文庫)身代わり伯爵の結婚行進曲 II決意と別れの夜 (角川ビーンズ文庫)
(2013/09/28)
清家 未森

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『身代わり伯爵』シリーズ第21作目、『結婚行進曲編』『リゼランド編』2作目、ということで。
リゼランドの女王陛下から相変わらず熱いもてなしを受けるミレーユは、持ち前のやる気で公務に精を出す。
しかしミレーユの父親・エドゥアルトの隠し子と名乗ってあらわれた少年グレンが引き起こした騒動に巻き込まれてしまう。
しかもその騒動には、リヒャルトの従兄であるフィデリオの姿が見え隠れしていて……。


『身代わり伯爵』シリーズ新刊。
前巻同様発売日直後に買って読了していたのですが、感想を書くのが遅くなってしまいました。
でも今回のお話、本当に良かったんですよー!
ずっと引っ張られてきた謎が色々明かされて、キャラクターの「決意」や「別れ」の場面がとても印象的で、読み応え十分でした。
正統派乙女なときめきを十二分に堪能できる、貴重な少女小説シリーズです(笑)。

表紙をめくったところにある見開きカラーイラスト、おめかししたミレーユとリヒャルトの婚約者同士、仲よさげな感じがとてもよろしいです。ピンクの薔薇がよく合っています!
登場人物紹介の頁もちょっと変わりましたね。
欲を言うなら今回のリゼランド編の登場人物をもっと紹介してほしかったかな……(笑)。


ここからは一応ネタばれ注意でお願いします。


で、今回のお話で私が一番印象に残ったのは、リヒャルトの従兄、フィデリオさま。
ミレーユがシアランにやってきてからずっと微妙な違和感をかもしだしつつ大公のそばにいた彼、彼の事情がようやく完全に明かされて、とてもすっきりしました(笑)。
うわー予想以外にしんどい立場に追い込まれていたんだな、フィデリオさま。
優しさ故に誰も見捨てられずに結局どっちつかずになってしまっていたんですねえ。なんだ、すごくいいひとじゃないですか。正直今までちょっと信用していなくて申し訳なかったです(笑)。というか、彼のこの立場でなおリヒャルトの味方であろうと必死にやってきたというのがすごいなと思いました!
そしてまさか今になってまたウォルター伯爵たちの名前が出てくるとは。
いや、そう言われてみれば、彼らのこと、完全には解決してなかったものな……。
家族への想いにミレーユへの想い、そして去り際の彼が、ひどく印象的で切なかったです。
こんな展開になってしまうと、フィデリオさまのその後の幸せも、願わずにいられない。
妹君のアリアンヌの想いも切なかった。

そしてリゼランドの女王陛下は相変わらずミレーユを可愛がっておられて……。
ふたりを見つめるリヒャルトとセルシウスさんの会話がおかしかったです(笑)。
セルシウスさんといえば、例のシーンの喜びようも、また印象的で良かったです。
ああ、お似合いのいい夫婦だなあ!
ついに催された宮廷劇団の公演、女王陛下がとにかく素敵すぎました。乙女のみなさんの本気がひしひし伝わってきました(笑)。

そして前巻からもだもだやっていたグレン、エドゥアルトさんの登場で明かされる真実。
あー、そういうことだったんですね……。納得。グレンも哀れな人生を歩んできたんだなと思いました。
肝心なときにはしゃんとしてくれるエドゥアルトパパさんが良かったです。
グレンのお姉ちゃんだから!とやり返すミレーユがなんだか良かった(笑)。

ミレーユとリヒャルトのふたりの甘々な場面も堪能いたしました。
246頁あたりのふたりには、どきどきしました。
そんなにびっくりさせるようなことをするのかリヒャルトは(笑)。

ロジオンにジャックにイゼルスにシーカさま、レギュラー脇役陣も今回も大活躍。
なんだかやっぱりこのシリーズで一番ぶっとんでいる女性キャラクターはミレーユじゃなくてシーカさまですよね……。

本当の結婚までもうそう間もないっぽいミレーユとリヒャルト、シアランに戻ってからも、応援していますよ!
そしてやはりフィデリオさまとアリアンヌさま兄妹にも、幸せになってもらいたい。


そういえば同時期に、柴田五十鈴さんのコミックスも、読みました。

身代わり伯爵と秘密の日記 (あすかコミックスDX)身代わり伯爵と秘密の日記 (あすかコミックスDX)
(2013/09/24)
柴田 五十鈴

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原作最新刊ではじつは直接の登場がなかった気がするフレッド、彼の変人っぷりを存分に堪能できて、良かったです(笑)。
みつあみミレーユとリヒャルトとの出会い場面が好きだなあ。
そしてこんなに初期から(自覚なしに?)ラブラブなミレーユとリヒャルトの姿に、にっこり。
リヒャルトのお菓子のストックには思わず笑ってしまいました。


一昨日昨日とそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: ビーンズ文庫

タグ: 清家未森 

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