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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『英国マザーグース物語 Beautiful May flowers』久賀 理世 

Cobalt (コバルト) 2014年 01月号 [雑誌]Cobalt (コバルト) 2014年 01月号 [雑誌]
(2013/11/30)
不明

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1月号のCobalt本誌、お買い上げしてきました。
メインのお目当ては、もちろん、『英国マザーグース物語』の短編です♪
前回の後日談からさらにさきの後日談が、まさか本当に読めることになるなんて!
掲載予定情報を見かけた時は、もうとっても嬉しかったです。心のなかで笑顔になりました。
発売日、待ちわびていましたよー。

今回のお話は、ジュリアンと晴れて婚約者になったセシルが、ついに社交界デビューすることになり、そこら辺りのアッシュフォード家の人々のエピソードあれこれ。
前回に引き続いて、アッシュフォード一家、セシルのお友だち、本編で活躍していた皆さん勢揃いで、ロマンス的にも大充実で、読み終えて思わず顔がほころぶような、ステキに幸せなお話でした。
なんだかあまりにも幸せで心満たされて、お話の世界から離れがたくて、昨日からすでに数回以上読み返している気がします……飽きません。

では、ネタばれありの感想というか語りを少々。
……少々、と最初に書いたはずなのに結局長くなってるので、たたんでおきますね。

他にも読みたい話がいくつか載ってるので、また時間のあるときに。


あきさんの扉絵イラスト、セシルとジュリアンがふたりとも素敵な笑顔でとてもラブラブで、眺めていてちょっとあてられてしまいました(笑)。おめかし姿のセシルもきれいです。彼女も大人っぽくなってきたなあ。

まずは、セシルとアメリア、ソフィ、そしてエリザベスの、ガールズトーク。
皆仲良しで何よりです。ジェフリー兄さまに盲目的に恋しているアメリアと、彼女を本気で心配しているセシルが……楽しい。エリザのざっくり現実的な意見も楽しい。
まあなんだかんだ言って、アメリアが身内になれば、いざというときにかなり心強い味方ができるだろうから!

次の場面は、セシルとジュリアンの取材(兼デート)&、突然のジュリアンの下宿訪問。
恋に関しては本当に奥手なセシルですが、ジュリアンが本当に病気となったら話は違いますね。積極的に押していってくれます。普段とのギャップが楽しい。
「未来の奥様らしく、かい?」「旦那さまの身体を気遣うのは、妻のつとめなんです」とかなんとか、183頁のふたりのやりとりがくすぐったすぎてもう、身悶えしてしまいます(笑)。
五月の花、のマザーグースの歌のやりとりも、甘かったー。
セシルとジュリアンのふたりは、もうすっかり仲良しこよしで安定してラブラブで、読んでいて本当に幸せな気分です。セシルはひとつひとつの台詞や仕草が私から見てもとびきり可愛らしいので、ジュリアンの気持ちもよく分かりますとも(笑)。
逃れられない君の未来って、そこで使いますか……。
指輪をジュリアンがデザインするというのも素敵なプランですねえ。
「ジュリアンが考えてくれた指輪なら、気に入らないはずがありませんから」……なんてストレートに言えてしまうセシルはやっぱりすごいです。永遠にかないません。
その後の冷めてしまったエッグ・ノッグとレナードさんのやりとり、ジュリアンが言い訳がましくて笑えました。
レナードさんは出番は少ないのに相変わらず本当にいい仕事する人だよなあ。
鈴蘭の花言葉「帰ってきた幸福」が本当にぴったりで、ほろりときました。

その次の場面は、アッシュフォード兄弟とジュリアンの、自転車乗りにチャレンジ!からはじまる日常のひとこま。
アッシュフォード兄弟のやりとりがやっぱり本当に好きだなあ!
ここで印象的だったのはやはり、ジュリアンとジェフリーの会話シーンでした。
このふたりの取り合わせってこれまでほぼなかった気がするので新鮮な感じ。
ジェフリーは、セシルの兄としてはすっごくまともで、妹の婚約者としてのジュリアンへの態度もまとも。他の場所での言動があれな分、見なおしてしまいました(笑)。
ジュリアンの脅しは、実際に目の当たりにしたらすっごく怖そう……。でもそれだけセシルに深い想いを抱いているのも、伝わってきますから。
そのあとのセシルとジュリアンのふたりきりのダンスの場面も、良かったです。
あら嬉しい、あきさんの挿絵がある!セシルが男装姿なので、なんというか倒錯的で、ふふふ(笑)。ジュリアンのまなざしが優しくていいな。
キスの場面もおだやかであたたかくてとても幸せでした。無邪気なサミーにはジュリアンも怒れませんよね。

そしてセシルのお披露目、アッシュフォード邸にて。
セシルを目にしての皆のしみじみとした感激っぷりが良かったです。私も感慨深い。
馬車に乗り込んだ後のダニエル兄さまには、このお話の中でいちばん笑わせてもらいました……多感なお年ごろなんですね(笑)。

すてきだと伝えてくれるジュリアンの気持ちに、嘘はない。それが、いまのセシルには信じられる。
絶望的な仲違いを経た上でつかんだその絆こそが、セシルにとって一番の支えだった。 (198頁)

――ほんとうに、今までのシリーズを思い返して、セシルもジュリアンも、よかったなあ。

ついに舞踏会本番。
ばりばりに緊張する場面でのヘンリーお父さまの突然の登場、相変わらずで和んで良かったです。
正装姿に「見慣れないせいで、どこか不安をあおられる姿だった」って、娘に思われてしまうなんて(笑)。
ソフィの兄さま初登場で、こちらの兄妹の仲の良さにもほんわかしました。
そしてブラッドウッドの父上と兄上も。セシルの呼び方に凍りつくも、かわいいセシルには言い出せずにそのまま許してしまったお父さま……かわいそう(苦笑)。
ふたりダンスの場面もラブラブで良かったです。ジュリアンの「冗談」、私も本気に読めてしまうんですが……。
セシルとジュリアンって、お互いに無意識に(ジュリアンは意識的かもしれないけれど)さらっと殺し文句を言いまくってますよね!
アビゲイルのロケットに関わるあれこれも良かったです。
アビゲイルのその後に補足があったのも嬉しかったし(何気に新しい恋人候補が?)、イザベラ嬢との対決→なんとなく和解、まで読めるとは思っていなかった。大切な人のために怒れるセシルは格好良いです。
ガブリエル氏も相変わらず美味しいところをもっていきますよね。今回のラストはちょっとかわいそうでしたが(笑)。あのふたりに本気で睨まれたら、たとえ天下の大怪盗でも生きて帰れなさそう。

そして最後を、とびきり派手な演出で締めくくってくれた、われらがジェフリー兄さま。
これは、ええと、ジェフリー流の、愛の告白、なんですよね?アメリアの恋も実ったということで解釈して、いいんですよね……?
正直若干心配は残るものの、ステキ!おめでとうございます!!

締めくくりは再びの、ダニエル兄さまとジュリアンの反省会トークで、ほっとしました。
そりゃセシルは疲れますよね、自分の晴れ舞台の日に兄たちの世話にもあけくれてたんだし……でもそんな家族想いのセシルがやっぱりセシルらしくて大好きなんですけどね。
ダニエル兄さまの方がジュリアンを言い負かすなんて、ほぼはじめてじゃないでしょうか……彼もやっぱりヘンリー氏の息子なだけあります。(そういえばセシルの舞踏会の衣装をダニエル兄さまが選んだというのも、さりげなく父親に自分の手柄を報告して褒めてもらってるのも、和みましたよねえ。愛ですねえ!)
このマザーグースの歌、本編の方ではシリアスな場面で出てきたような気がするので……確かに、こんな風に再登場するとは、ふふふ、微笑ましい。
ラストの指輪とジュリアンのささやかな訂正まで読んで、余韻まで幸せで、うっとり。

欲を言えば、ソフィと兄さまのイラストとかエリザベスとダニエル兄さまのカップルのイラストとか見たかったな、ソフィの恋のお話も読みたかったな、セシルとジュリアンの結婚式またはふたり新聞社を立ち上げる話とかも読みたかったな……まあ色々キリがありませんね(笑)。
読むことができて本当に幸せでした。
ブログ的に、久しぶりに長い感想を書いたのにも、満たされました(笑)。ああ、楽しかった♪

久賀理世さんのTwitterのアカウントに気になる情報もあり、今後も要チェックかな。


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カテゴリ: コバルト文庫

タグ: 久賀理世 

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