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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『ぶたぶた』シリーズ 矢崎 存美 

ぶたぶた【徳間文庫】ぶたぶた【徳間文庫】
(2012/03/02)
矢崎存美

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町のどこかで今日も働いている、山崎ぶたぶた氏。
彼の見かけはピンク色のぶたのぬいぐるみ、けれど心優しく器用で料理が得意な中年のおじさま。(妻子あり)
あるときは家政夫、あるときはタクシーの運転手、カフェの料理人に占い師に……。
ぶたぶたと彼と出会った人たちが繰り広げる、ちょっと不思議で優しい物語シリーズ。


何ヶ月か前にオススメしていただいて手にとった『ぶたぶたさん』シリーズ。
一冊、また一冊、興味を持ったシリーズを手にとっては読んでいき……、なんだか、気がついたら、すっかり『ぶたぶたさん』ワールドにはまりこんでいる私がいました。
はじめは図書館で借りて読んでいたのですが、だんだん自分の手元に置いておきたい気持ちがわいてきて、途中からは自分で少しずつ購入しつつ読んでいる感じです。
週のはじまりに電車の中でぶたぶたシリーズを読む、そう決めると、しんどい朝でも元気にすごせるような心地になります。
すっかり私の心のオアシスです。

なんだかですね、ぶたぶたさんというキャラクターが、もう本当に素敵なんです。大好き!
ルックスは反則的に可愛らしいし、ふつうの中年のおじさま(というか、紳士と呼びたい)であり中身とのギャップも、いいです。
存在自体が謎な彼ですが、その謎はけしてスルーされているわけでもなく、普通の人間と違う哀しみみたいなのもさらっと書かれてたりして、でもけして重たくはならずあくまで優しくって、上手く言えないんですけれどそういうところもひっくるめて、すべてが病みつきです。これってもう恋かもしれません(笑)。
(いえ、彼はれっきとした妻子持ちで、奥さんは美人だしふたりのお嬢さんも本当にいいこで可愛らしいんですけど!)
ぶたぶたさんに出会ってつかの間かかわりを持った、日常に疲れている人たちが、驚愕しつつも、持ち前の優しさをぽろっと自然に取り出せてしまえるところが、いいのかなあ。

特に個人的にお気に入りポイントだったのは、このぶたぶたさん、とてもお料理上手、出てくる食べ物がどれもこれも美味しそうでしかたない、そんなところです。
お話によって、カフェや洋菓子店、食堂の料理人さんだったり、その他色々な職業人になっているぶたぶたさんですが、やっぱりお料理系のお話が、いちばん魅力的だなあ。(お料理がメインになっていないお話でも美味しそうな食べ物はやっぱりふんだんに出てくるのでそれも嬉しい。)

まだシリーズ全部読むには至っていないのですが、いくつか感想メモを書き残しておきたいと思います。
最初の方の何巻かは図書館で借りて読んで、もう返却しちゃって手元になく読み返せないので記憶をたどって……。

『ぶたぶた図書館』

ぶたぶた図書館 (光文社文庫)ぶたぶた図書館 (光文社文庫)
(2012/12/06)
矢崎 存美

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初・ぶたぶたさんシリーズ。
雪音ちゃんたち本好き女子二人組が微笑ましくてよかった!マシュマロ焼きも美味しそうでした!

『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』

ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫)ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫)
(2007/12/06)
矢崎 存美

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今のところ私のシリーズ一番のお気に入りかなあ。秘密のアップルパイというタイトルの響きからして大好き。
ぶたぶたさん特製のアップルパイが、そこらには見当たらないスタイルで、とにかく!本当に美味しそうなのです。
風子さんや悠くんや椛さん、メインのキャラが私好みだったのもポイントでした。


『ぶたぶたの食卓』

ぶたぶたの食卓 (光文社文庫)ぶたぶたの食卓 (光文社文庫)
(2005/07/12)
矢崎 存美

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キャラメルガレットのお話が、ちょっと重たかったけれど、でもすごく好き。昔の私に読ませたかったなと思いました。
おばあちゃんのチャーハンのお話も、まるで私自身の大好きだった祖母の思い出にも重ねあわせてしまって(実際の私の祖母のレパートリーにチャーハンはありませんでしたが……)、ほっこりあたたかい気持ちになりました。
表紙のガレット美味しそうですよね……ごくり。


『ぶたぶたカフェ』

ぶたぶたカフェ (光文社文庫)ぶたぶたカフェ (光文社文庫)
(2012/07/12)
矢崎 存美

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焼きたてパンケーキに魔法の粉入りビスケットに特製アップルバターではふはふ、こんな朝ごはんを食べられたら、どんな日でも元気いっぱいで過ごせそう!
カフェこむぎのぶたぶたさんメニューが、とにかく夢のように美味しそうで!たまらなかったです。
表紙のイラストの流行り風厚焼きホットケーキも、とっても美味しそう。ぶたぶたさんの手焼きホットケーキはどんな行列店のものも敵わない気がする……。
遥さんとヒーロー氏がちょっといい雰囲気だったので、進展あるといいな。


『ぶたぶた洋菓子店』

ぶたぶた洋菓子店 (光文社文庫)ぶたぶた洋菓子店 (光文社文庫)
(2013/07/10)
矢崎 存美

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『秘密のアップルパイ』の次に好きかもしれないお話。
カフェ・コションのスイーツの数々、うう、これまた美味しそうでくらくらします。
お店でバイトをはじめた勤労学生千里さんとマドレーヌのお話が総合していちばん好きだなあ。ていねいに素材を選んだマドレーヌを作って食べたくなりました。マドレーヌのバースデーケーキなんてはじめて聞きますが、また美味しそうで!
ちょっと大人風味の(?)恋のエピソードもよかったです。
ラスクもクッキーもマカロンも、魅力的。


『ぶたぶた日記』

ぶたぶた日記 (光文社文庫)ぶたぶた日記 (光文社文庫)
(2004/08)
矢崎 存美

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食べ物メインのお話以外の中では、いちばんお気に入りかな。
カルチャースクールの受講生さんたちの和気あいあいとした雰囲気が楽しそうでいいなあ。好きだなあ。
エッセイの形でぶたぶたさん視点のお話をさらっと読めたのがよかったです。
チキンハムのサンドイッチにスーパー特製焼き芋がまた美味しそうなのですよ……。


『クリスマスのぶたぶた』

クリスマスのぶたぶた (徳間文庫)クリスマスのぶたぶた (徳間文庫)
(2013/12/06)
矢崎 存美

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これはつい最近文庫版で出たばかりで、私の今年のクリスマス・イヴの日のお供は実はこの本でした。
ぶたぶたさんサンタをめぐる女の人たちのささやかなエピソード集で、クリスマスに読むには本当にぴったりでした。お話に出てきた人数分のクリスマスをひとりで堪能できましたよ(笑)。
ケーキ屋さんでアルバイトをする女子高生の貴子ちゃんのエピソードと、それに続く例のお姉ちゃんのエピソードが、特に好きでした。
食べると嫌なことや辛いことを忘れられる、そんなケーキが自分のストックにあるならば、とても贅沢で幸せなことだな。


作者さんのブログ(→『矢崎存美のぶたぶた日記』)の方の、ネタばれあとがきも、詳しく裏エピソードとか書いてあって、読んでいて楽しい。
そして読んでいると来月にも新作が出るようで、新年の楽しみが、ひとつ、できました♪


ここ1週間の間にそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪
今年のクリスマスはブログもなんにも書けませんでしたが、年末年始は、少しは記事を書いていくつもりです。
更新がだんだん減ってきたこんなブログでも、楽しみにしてくれている方もいらっしゃるみたいで、こうなったら皆さまの優しさに、甘えてしまいます。
残り少ない今年ですが、もしよければ、お付き合いくださいませ。

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カテゴリ: 日常のお話

タグ: 矢崎存美 

この記事に対するコメント

初めまして!

「ぶたぶた」シリーズを調べていて偶然見つけて覗いてみたら同じFC2の方ということもあって嬉しくなってしまい突然お邪魔させてもらいました。
「ぶたぶた」シリーズは私も大好きな作品です。
以前に私も記事で紹介させてもらいました。
可愛いブタのぬいぐるみなのに、中年のおじさんという設定も最高ですし、なによりもぶたぶたさんに本当に癒されますよね~
私は最初図書館で借りて読んでいたのですが、結局全部買い揃えてしまいました(笑)

URL | ぴゃす~ #-
2014/05/24 07:57 * 編集 *

Re: タイトルなし

>ぴゃす~さん
コメントありがとうございます。

こんにちは。こちらこそ、はじめまして!!
返信に間が空いてしまい申し訳ありません……。

『ぶたぶた』シリーズ、本当に良いですよね!私も大好きなシリーズです。
そうなんですよね、ぶたのぬいぐるみながら中年の心優しきおとうさんという設定が最高です。私も読むたび癒されます。
私も借りて読んだのが出会いでしたが、やっぱり手元に置いておきたくなり自分で買うようになりました。
ああ、今も私、ぶたぶたさんのホットケーキやマンゴープリンを食べたくて食べたくてしかたないんです(笑)。

同じ作者さんの『食堂つばめ』も、お気に入りのシリーズです♪

URL | fallclover #SvKcs0as
2014/05/31 17:00 * 編集 *

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