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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

マイベストブック・2013 

明けましておめでとうございます。
昨年は、皆さまには大変お世話になりました。
こんなブログですけれど、もしよろしければ、今年も気ままにお付き合いいただけると、とても嬉しいです。

さて今日のこの記事は、2013年に私が読んだ本の中から、個人的なマイベストブックを、選んでひとつにまとめてみたものです。
(ちなみにマイベストブックとは、『活字倶楽部』の毎号冬号の特集の名前を勝手に拝借したものです。)
今回は前回と同様、小説と漫画を合わせて、計10冊くらいをひとつの記事にしてみました。
「私が去年読んだ本」なので、刊行年は去年とは限りません。


小説
『王子とワルツと懐中時計 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』青木祐子

ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 王子とワルツと懐中時計 (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 王子とワルツと懐中時計 (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズ) (コバルト文庫)
(2013/05/01)
青木 祐子

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やっぱりねえ、私のブログとして、こちらを外す訳にはいきませんよね!
このシリーズのいくつかの短編集の中でも、特に完成度の高い一冊でした。
去年この一作品しか読めていないにもかかわらず、今なお残るこの満足感は、さすがヴィクロテとしか言いようがありません。何年経っても愛しています。
舞踏会、薔薇園の場面での、女神さまのように美しくそしてほんのり頬をそめたクリスの挿絵の場面が、私の心に、しっかり焼き付いています(笑)。
アントニーの話もリルちゃんの話も、読めてよかった♪美少女リルちゃん素敵すぎます。
感想


『英国マザーグース物語』シリーズ 久賀理世

英国マザーグース物語 裏切りの貴公子 (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)英国マザーグース物語 裏切りの貴公子 (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)
(2013/02/01)
久賀 理世

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英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌 (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)英国マザーグース物語 花咲けるきみと永久の歌 (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)
(2013/06/29)
久賀 理世

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文句なしに、去年いちばんはらはらどきどき、心をつかまされた少女小説でした。
シリーズを重ねていくごとに、どんどん面白くなっていきました!途中の予想もしていなかった突き落とし展開にネット上の皆さまと叫びと涙を分かちあい(笑)、一緒に新刊を待ちわび続けていました、良い思い出です。
マザーグースの歌に絡めたミステリー、セシルとジュリアンの「嘘」からはじまったパートナー生活と心のきずな、アッシュフォード一族の家族愛にご令嬢たちの友情にあきさんの素晴らしい挿絵に……ああ、ラストの一頁まで、本当に私好みの素敵な少女小説でした。
セシルとジュリアンの、あしながおじさん風味歳の差ロマンスがたまらない……なんでこんなに私の好みピンポイントなんでしょうこのふたり。悔しいなあ(笑)。
文庫未収録の雑誌の後日談も、ラブラブでとっても素敵でした♪
『裏切りの貴公子』の感想



『伯爵と妖精 白い丘に赤い月満ちて』 谷瑞恵

伯爵と妖精 白い丘に赤い月満ちて (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)伯爵と妖精 白い丘に赤い月満ちて (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)
(2013/03/30)
谷 瑞恵

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こちらもまた何年もリアルタイムでお付き合いしてきたヴィクトリアン少女小説、とうとう完結。
初期からは信じられないほど成長してゆるぎない絆を育んできたエドガーとリディアの夫婦、そして彼らの仲間たちの姿に、大切なもののために、最後の最後まであきらめずに戦いぬく姿に、ただただ、感無量。
最終巻では特に、レイヴンとケリーのラスト辺りの例のシーンが、しみじみあたたかくて優しくて、本当に好きでした。
最終巻の感想


『神様のカルテ』シリーズ 夏川草介

神様のカルテ (小学館文庫)神様のカルテ (小学館文庫)
(2011/06/07)
夏川 草介

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思えば去年の読初の作品でした。こちらも文句なしにベストブック入りで、新年早々いい本に出会えて嬉しかったです。
電車の中などで少しずつ読んでいって、ときどき頁からふっと顔を上げて、心地よい空気をじんわり噛み締める。
とても贅沢な読書の時間をすごせました。本当に、いつまでもこの世界にひたっていたかった。
難しい医療事情など、扱っている素材はけして優しいものだけではないはずなのですが……、癒されまくりました。
優しく誠実な人たちの心の交流や信州の自然描写の美しさ、一止の古風でユーモア漂う語りで読むすべてが、愛おしい。
イチさんとハルさんのおしどり夫婦のやりとりにも、ほっこり笑顔。
一巻目の感想


『黒猫』シリーズ 森晶麿

黒猫の遊歩あるいは美学講義 (ハヤカワ文庫JA)黒猫の遊歩あるいは美学講義 (ハヤカワ文庫JA)
(2013/09/05)
森 晶麿

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黒猫の薔薇あるいは時間飛行黒猫の薔薇あるいは時間飛行
(2012/12/07)
森 晶麿

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これまた去年気がついたらすっかりはまっていたシリーズ。
ひんやりしているんだけれど優しい独特の文体が素敵。美学の薀蓄も、最初は少しとっつきにくかったけれど、何度も読んでいると少しはわかってくる……かな。でもあまり理解してなくてもラブロマンスとしてじゅうぶん楽しめました。
そして何より黒猫氏と付き人ちゃんの、友人以上恋人未満の微妙な距離感とやりとりが、読んでいてきゅんきゅんです!
特に黒猫の方の、付き人ちゃんへの不意打ちの愛情が見え隠れする場面、ときめきます♪
私は第三作目の『黒猫の薔薇あるいは時間飛行』がいちばん好きだったかなあ。やっぱり万葉集とお花が好きなので。
黒猫と付き人ちゃんの絶妙な距離感のやりとりをメインで楽しむなら、第一作目と最近出た過去エピソードの文庫が一番だよなあと思います。
あといちごパフェを食べたくなりますよね……。
一巻目の感想



『竜宮ホテル』シリーズ 村山早紀

竜宮ホテル (徳間文庫)竜宮ホテル (徳間文庫)
(2013/05/02)
村山 早紀

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魔法の夜: 竜宮ホテル (徳間文庫)魔法の夜: 竜宮ホテル (徳間文庫)
(2013/12/06)
村山 早紀

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徳間文庫版の『竜宮ホテル 迷い猫』を読みはじめたのが、ちょうど友人の結婚式で出かけてホテルにお泊りしたあたりのタイミングで、そういうのもあって、去年私の心の中でとても印象深かったお話になりました。
去年は、シリーズ二作目の『魔法の夜』も無事に読むことができて、とっても幸せでした♪
なにより響呼さんと寅彦さん、初々しく奥ゆかしいふたりの恋が、読んでいて可愛らしくて微笑ましくて。
響呼さんの小説家ライフも読んでいて興味深く楽しいです。
一巻目の感想
村山早紀先生の今年の作品では、『ルリユール』も、とっても素敵なお話でした。(感想


『ぶたぶた』シリーズ 矢崎存美

ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫)ぶたぶたと秘密のアップルパイ (光文社文庫)
(2007/12/06)
矢崎 存美

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なんとなしに読みはじめたシリーズですが、ふと気がつけば、すっかり山崎ぶたぶた氏の虜になっていました。
毎日の電車の読書のお供に、これ以上ぴったりの本ってなかったです。ゆううつな朝でもくたくたになった夜でも、頁を開いてぶたぶたさんに再会すれば、元気をわけてもらえました。
出てくる食べ物が皆、本当の本当に美味しそうで、たまらないです。
感想


『嘘つきなレディ 五月祭の求婚』 白川紺子

嘘つきなレディ 〜五月祭の求婚〜 (コバルト文庫)嘘つきなレディ 〜五月祭の求婚〜 (コバルト文庫)
(2012/12/28)
白川 紺子

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去年デビューの新人さん・白川紺子さんのヴィクトリアン少女小説、ていねいでとても読みやすい文章と私好みストレートのロマンティックのさじ加減で、すっかりファンになっています。
『リリー骨董店の白雪姫』も大好きなんですけれど、やっぱり私はこちらの『嘘つきなレディ』が、とてもお気に入りです。
メアリとジョシュアの不器用同士の初々しい恋が微笑ましく、ラストまで読むととても幸せな気持ちになれました。
友風子さんのイラストもちょっと児童書風味のやわらかく繊細な感じで、お話の雰囲気によく合ってて素敵です。コバルト文庫でここまで友風子さんのイラストがぴったり合う作家さんってほかにいないと思います。
ふたりでいちごのパイを食べてる場面が特に、挿絵込みで大好き。
感想


漫画
『BEAR BEAR』シリーズ 池ジュン子

BEAR BEAR 2 (花とゆめCOMICS)BEAR BEAR 2 (花とゆめCOMICS)
(2013/10/04)
池ジュン子

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くまさんかわいい!春佳ちゃんも犬飼くんも、みんなみんな本当に可愛い!
きゅんきゅん微笑ましい主役カップルの恋模様や、独特の笑いのテンポ、とにかくすべてが私好みの素敵な花とゆめコミックスでした。
二巻目の犬飼くんの過去エピソードがちょっと意外でしたが、ここから現在のふたりの仲につながったと思うととてもお気に入りになりました。
池ジュン子さん、『椿坂トリコロール』もおんなじくらい大好きで、迷ったんですけれど……、犬飼くんと春佳ちゃんの不意打ちキスシーンがすごく好きだったので、うん、こっちを!(笑)


『泣き虫チエ子さん』シリーズ 益田ミリ

泣き虫チエ子さん 1 (愛蔵版コミックス)泣き虫チエ子さん 1 (愛蔵版コミックス)
(2011/12/20)
益田 ミリ

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現在二巻目まで出ている、益田ミリさんのコミックス。
会社勤めのチエ子さんと靴職人のサクちゃん、若夫婦のささやかな日常のエピソード集です。
お互いへの何気ない気遣いや愛情や、ささいやいざこざから仲直りするまでや、おいしいごはんや、ひとつひとつのエピソードが本当に優しくって、読んでいてささくれだった心に素直に染み入りました。癒やされました。
個人的には一巻目の歯ブラシのエピソードと、二巻目のふたりの出会いの靴のエピソードがお気に入り。
恋のはじまりがていねいに磨きこまれた靴なんて、まるでシンデレラみたいじゃありませんか♪
こんな夫婦になれるのなら、結婚ってとても素敵なことだなあ、と憧れてしまうのです。


今回はオンライン小説枠ももうけてみます。
オンライン小説
『長靴をはいた侍女』
ゆううつな雨の日に、何度読み返したか分からない、大好きなオンライン小説です。
野暮ったいけど健気な侍女のロニと、有能でえらっそうな若執事のファウス氏の、ロマンティックなみじかいエピソード。
私と少女小説の趣味がかぶっている方に特にオススメ(笑)。
ちょうど年末辺りに短い後日談も読むことができました。ほんわり幸せ成分増量です(笑)。
感想

左遷も悪くない左遷も悪くない
(2013/11)
霧島 まるは

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こちらの作者さん、去年書籍化された『左遷も悪くない』も、私好みの日常ほのぼのエピソードで、大好きです。
今WEB上の番外編を少しずつ読み進めているところです。


去年は読んでいた少女小説シリーズがいくつか完結してしまって、ちょっと寂しい。しかも完結間近っぽいシリーズもあるし……。
でも新たに好きになったシリーズもあり、改めていろいろ考えてみるとまだまだけっこうたくさんあるので、やっぱり充実した読書ライフを今年もおくれることでしょう。
去年は漫画の感想がほとんど書けなかったので、漫画の感想のまとめっぽい記事も、書けるといいんだけど……どうかしら。
ここに挙げなかった漫画も、本当は感想を語りたいのがいくつもあるのですよ!うう、もどかしい。

今年は別枠でちょっとブログでやってみたいこともあり、まあ基本的に昨年と変わらずマイペースに、更新していけたらいいな、と思っています。
今年はまたどんないい本に出会えるのかな。


昨日それぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

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