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『おこぼれ姫と円卓の騎士 提督の商談』石田 リンネ 

おこぼれ姫と円卓の騎士 提督の商談 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 提督の商談 (ビーズログ文庫)
(2014/06/13)
石田リンネ

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『おこぼれ姫と円卓の騎士』シリーズ第9弾。
着実にナイツオブラウンド獲得を進めているレティーツィア。一方で、未来の女王として欠かせない「夫」候補探しにも、ついに手をつけることに。
今回目をつけたのは、ナパニア国第六王子のソレス。
彼に会うために、己の騎士たちとナパニアの客船に乗り込んだレティを待っていたのは、予想外な顔を持つ王子様。気が付けばレティは彼のペースに翻弄されていて——。

『おこぼれ姫と円卓の騎士』シリーズの新刊です。このシリーズもだいぶ巻数が増えてきました。
CD付きの特装版もありましたが、私は通常版の方を購入しました。

以下の感想、ネタばれこみで一応お願いします。


表紙のイラストの青の色味が、今の季節やお話の内容によくあっていて、そしてさわやかで透明感があって美しいです。素敵!
ソレス王子の夕焼け色の髪に琥珀色の瞳が青にはえていて印象的。そしてレティとデュークのふたりの構図が良い感じ。距離が近くてどきどきです。
特装版の表紙もよかったけれど、私はやっぱり通常版のこっちの表紙イラストが好きだなー。

さてお話の内容としては、ついに将来の「夫」候補を、本腰を入れて探し始めたレティ。
前回ラストのあの流れから、もうさっそく行動に移し始めちゃいました。さすが有能なレティです。方向が間違っていると言ってあげたいけれども!
読者的にはまだもうちょっと猶予があると信じていたかったので、ちょっとちょっと待ってー!!……、と、ついついストップかけたくなりましたが、でもやっぱり実際に結婚するには最速で二年かかるようで。
とりあえず、まだ大丈夫……なのかな?(不安交じり)

さてソレス王子ですが、思っていた以上に、デュークにとって、強敵かなあ、と。
ルートガー王の面影がある、まさかそういう方向でレティの心に食い込むとは、予想外でした。レティ、そっち方面にゆすぶられると、弱いんじゃないかな……。
自由で奔放で陽気で憎めなくて、きちんと頭も良くて。シンプルに、ソレス王子はとても好感を持てる王子さまでした。
正直、彼ならレティの将来の夫になってもまあいいんじゃないかな、お互いそれなりにうまくやっていけそうだよな、とか、デュークをとにかく応援している私ですら、ちらっと思ってしまいましたよ。こわいこわい(笑)。

体当たりでぶつかってきて、最後には身をはって自分を助けに来てくれたレティに、ソレス王子がそういう意味での好意を抱くようになったのも、予想通り。
まあそれ以外の複雑な事情もあり、ソレス王子は結局夫候補にはなりえませんでしたが、これからもレティとの絆はけして消えないようで、というかばっちりナイツオブラウンドのひとりとして絆がかたまって、うん、良かったな。
さびしがりやの王子さまが、レティにこれからも自分を見ていてほしい、みたいな気持ちを抱いているところが、なんというか、好きでした。ソレス王子クオリティで、振られても湿っぽくなくやっぱりさわやかで影がなくて、後味も悪くなかったです。
序盤のオスヴァルト王のつぶやきをラストにたどり着くまでいつの間にかすっかり忘れていましたが、そういうかたちになるということね。

抜け目ない商人ザイーツも、脇役にしては最初からかなり存在感ばりばりでしたが、そういう素性のひとでしたか。納得。
野うさぎ商会、かわいらしい名前がアンバランスなようでいて、なんかしっくり馴染んでて、面白いなー。とか。

今回のレティは、前半ではソレス王子の自由奔放さに振り回されてる感があって、読んでいるこっちがはらはら。
67ページの挿絵の場面には、度肝をぬかれました。レティが普通のうぶで可愛いお嬢さまになっていて、うう、可愛らしい。その後の対応はさすがレティでしたが。
後半、ソレス王子を救うために美人弁護士役として大演説をふるっている姿は、いつも通りにとっても格好良く凛々しくて、気持ちが良かったです。

肝心の(笑)レティとデュークの仲の進展は……。なかなか。
デュークも自分の気持ちに完全にストッパーかけているからなあ。もどかしいです!
その眼で自分を見てほしい、まったく同じことを考えているふたりの姿に、きゅんとしました。
でも新しく侍女役として加わったアイリーチェ、彼女はなかなか頼れる恋の橋渡し役(?)になってくれそうで、彼女の活躍があれば、今後もしかして……?みたいな感じでしょうか。
彼女が語るレオンハルトのエピソードがらしくておかしかったです。さすがレティの弟。
マリアンネもクレイグも、無言で応援してくれてるような感じを受けますし(笑)。
そういえば、船でのレティの林檎ケーキをめぐってのゲーム、最後にデュークもまた残ったのは、偶然なのか、レティの無意識でのなにかなのか。気になるのでした。

ベルナード弁護士祖父と孫がなんだかいいなと思ったり、イザベル姫が思っていたよりちゃんとお姉さんでほっとしたり。
レティの豪華なドレス数々も眼の保養でした。(挿絵になっていなくても。)シニョンの髪形も可愛らしかったです。
レティはどんな格好をしていても似合います。今回の挿絵は比較的可愛らしいレティが多かったような。

主に秘めた恋の進展を楽しみに、続巻も待っています!!
デュークの名前、本当に、何かの伏線とかにならないのかな(笑)。

特装版の表紙。また雰囲気が違います。

おこぼれ姫と円卓の騎士 提督の商談<CD付特装版> (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 提督の商談 (ビーズログ文庫)
(2014/06/13)
石田リンネ

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ここ一週間にそれぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: ビーズログ文庫

タグ: 石田リンネ 

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