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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

私の好きな美味しい物語①シャーロックとローストビーフ(『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』シリーズ) 

ちょっと前からさりげなく(?)告知していた企画ものを、唐突にはじめてみたいと思います。
みなさますでにご承知の通り、私はとても食い意地がはった人間で、美味しい食べ物情報があると、チェックせずにいられません。
小説や漫画の中で、美味しい食べ物が出てくると、とっても盛り上がります。
小説や漫画に出てくる美味しい食べ物のエッセイ、再現レシピ本とか、大好物です。
こういうのを、主に図書館で色々読み漁っているうちに、自分が読んだ作品に出てくる自分が惹かれた美味しい食べ物のこと、好き勝手に書き連ねていくのも、楽しいかなあ。と、ぼんやり思うようになりました。
とりあえず100くらい考えてみようと手帳に書き出してみました。
対象は、私が愛する物語、どんな形式でも。
いわゆる一般向け小説、少女小説、児童書、少女漫画、青年漫画、オンライン小説……。
実は去年の手帳からずっと書きためているんですが、まだ100思いつけてません。ハードル高かった!オンライン小説サイト様で100題話をいくつも書かれている作者様に、改めて尊敬の念を抱きました。
しかし100思いつくのを待っていたら、いつになってもスタートできない気がするので、こんなタイミングで、書き出してみようかと。
気の向いた方のみ、どうぞ適当にお付き合いください。
言うまでもないですが、いつもの私の文章以上のものは書けないので、内容には期待しないでくださいね。

前置き(?)が例のごとく長くなりました。
記念すべき一回目の記事は、まあ色々考えたんですけれど、このブログ的に、やっぱりこれかなあ。と。

シャーロックとローストビーフ(『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』シリーズ 青木祐子)
このブログを現在読んでくださっている方の中に、どれだけこのシリーズのファンの方がいらっしゃるか、心もとないのですが。
いまでも私の最愛の物語で、このブログを書くきっかけになった、ヴィクトリアン長編少女小説ラブロマンス。
何を語っても愛があふれこぼれてくるのですが、この作品には印象的な食べ物がいくつか繰り返し登場すること、ファンのみなさまはすでに、十二分にご承知かと思います。
特にローストビーフとアイスクリームは、美味しいものというよりか、笑いのネタですよね!がんばれシャーリー、的な!
今でも私、日常の中で「ローストビーフ」という単語を目にするたびに、シャーリーを思い浮かべずにはいられません。

あ、あと以下の記事はシリーズのネタバレを何も気にせず書いているので、未読の方は一応お気をつけてください。

恋のドレスとつぼみの淑女―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)恋のドレスとつぼみの淑女―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)
(2005/12/22)
青木 祐子

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いまでも覚えてます、シリーズ一作目でクリスの前に現れた、ちょっと鼻持ちならない青年貴族のシャーロックは、怖がりで人見知りの16歳の少女クリスを、美味しいローストビーフを食べさせようと、クラブ「プリアモス」に連れて行き……、結果、おびえ切ったクリスは倒れてしまい、あとでパメラに怒られることになります。
この時点では、シリーズ最終巻に至るまで、シャーロックとクリスのふたりはずーっとずーっとずーっと一緒にローストビーフを食べる機会を逃し続けることになろうとは、まったく想像もしていませんでした。ふふふ。
いやこの時点では、シリーズが二十数巻も続くことになるなんて、クリスとシャーロックが身分違いの恋人として抜き差しならぬところまで進んでいくなんて、それも想像していませんでした、けどね。

毎回ふたり(というか、シャーリー)が、ローストビーフを食べ逃すタイミングが、絶妙なんですよね!
個人的にいちばん印象的だったのは、『カントリー・ハウスは恋のドレスで』。
シャーリーとリルちゃんのピクニックバスケットはチキンで、ちょっと不機嫌だったシャーリー。(ここの場面の挿絵、大好きです。リルちゃんかわいい♪)
しかし、そのすぐあとのアップルとリルちゃんのピクニックバスケットは、あら、肉汁したたる美味しそうなローストビーフですよ。
しかもケイパビリティハウスの料理人は、シャーリーがいるからこそはりきってローストビーフを焼いてくれたような雰囲気……本人の口に入ってないよ……。
はじめて出会った年の近い少女に少し緊張しているアップルと、おしゃまで物おじしないリルちゃんがふたりでかこむごちそうは、ほのぼの微笑ましくて好きなシーンですが、裏を思うと、このさりげないタイミングのはずしっぷりが、楽しすぎます。

なぜシャーリーはここまでローストビーフにこだわるんだ?と不思議になってくるものなのですが、イギリスの料理の本とか色々ぱらぱらしていると、ローストビーフは、イギリスの正統なごちそうなのですね。
でもこのシリーズでシャーリーほどローストビーフにこだわっているひと、いますかね……。

読者も、クリスも、アントニーも、シャーロックが無類のローストビーフ好きであることに、いつしか気づいていきます。
『聖夜の求婚』のクリスとジャレッドの食事の場面、あのあたりはもうすべてが切なく涙交じりで読むのですが、ローストビーフ、という単語そのものには、ちょっとおかしみがあって、和みました。
あとこの巻だったら、ローストビーフ作りに主を想って精を出していたアントニーの「食べちゃっ……」
泣き笑いですよ、もう。

あと『恋のドレスと黄昏にみる夢』で、パメラ作のローストビーフを囲んでの、クリスとパメラの食事シーンも、大好きです。
クリスとパメラの友情は、本当にいいなあ!

そしてそんなこんなを経てきたからこそ、ラストシーンにようやくありつけたローストビーフが、生きてくるんですよねえ。
いやあ。本当に良かったです。良かったです。

ところでローストビーフ、私自身にとっては、なんか、遠い食べ物です。
母の料理の本で初めて存在を知ったのちも、食べる機会はずっとなかった。サンドイッチの具に薄切りで入ってるくらい?
そもそも私、かたまりのお肉料理って、そこまで食べたい!と思わないんですよね……。肉にあまり関心がない、肉より魚派の家族の中で育ってきたから?
ふつうにお肉好きなんですけれど、なんだろう、美味しいお肉食べに行くよりは、美味しいケーキを食べに行きたい人間なんだと思います、私。

そんな私が、はじめて印象に残るローストビーフに出会ったのは、去年の年末に友人と行った、自然食ビュッフェのお店・モクモクファームのディナーバイキングでした。
切り口のピンク色が本当に鮮やかで美しくて、噛めば噛むほどじゅわじゅわと肉のうまみがあふれでてきて、付け合わせの肉汁をすった野菜やソースにいたるまで、本当に感動的に美味しかったです。
シャーロックがあそこまでこだわっていたのも、ちょっと、納得の美味しさだったのでした(笑)。

以上、内容を事前に練るとかまったくせずに、好き勝手に適当に書いてみた記事、終了。
ヴィクロテではなくほかの作品なら、もっとコンパクトな記事になるかなあ。
何か不都合がおこらない限りは、しばらくは、不定期に記事を書いていく……つもりです。
あまり期待せずにお待ちくださいませ。

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カテゴリ: 私の好きな美味しい物語

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