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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

私の好きな美味しい物語③花乃子ちゃんのホットケーキ(『花にうずもれて』川原泉) 

第三回目にして間が空きすぎてもう忘れられていそうなシリーズもの記事。

今日の食べ物は、もう十年以上読んでて私の心のバイブルのひとつな少女漫画家さん・川原泉さんの作品から。
『フロイト1/2』に収録されている『花にうずもれて』という短編を、取り上げてみましょう。

フロイト1/2 (白泉社文庫)フロイト1/2 (白泉社文庫)
(1996/12)
川原 泉

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川原泉さん作品の中では、たぶんマイナーな方でないかと思われる短編。
ちょっと特異体質の女子高生・花乃子ちゃんと、花乃子ちゃんの家庭教師をしている大学生のお兄さん・広瀬さんが主役カップル。
初期の川原泉さん作品らしく、素朴で乙女ちっくな良き少女漫画です。

ストーリー自体にはあんまり関係ないのですが、この漫画の中で私が特にお気に入りなのが、花乃子ちゃんが親友の友美ちゃんとのおやつに、ホットケーキを焼いている場面。
「ホット・ケーキは、焼き色が命!」
かかってきた電話は親友にまかせて、フライパンでホットケーキをぽーんとひっくり返す場面。
まあそれだけなんですけれど。
おいしそうなんですよね!

あとこの漫画だと、広瀬さんのお母さんが、無類のお菓子つくり好きな方で。
自分の息子や姪っ子に食べてもらえず不満なお母さんは、花乃子ちゃんと友美ちゃんを招待して、いそいそと腕を振るってます。
食卓に並んだパイやタルトの絵がまた素朴でそれなりに手が込んでいてとても美味しそうです。
レモンパイ?タルトレット?
「あ」「おいし♪」
ふたりの素朴な賞賛の声、これが何より聞きたかったのーというお母さんの気持ちがまたよくわかる。
そしていやなことがあっても、美味しいケーキがあれば、気分は全然違うのも、よくわかる。

なんで今日この作品でこの記事を書いているかというと、まず、ホットケーキを食べたいからです(笑)。
私が定期的に行くアフタヌーンティーで、季節限定の美味しそうなパンケーキがメニューにあって、これすごく食べたい……。
こういうおしゃれなものでもそうでなくてもいい。
市販のホットケーキミックスをといて、ホットプレートで家族四人の朝食分を焼いていた、一昔前の休日のひとこまも、好きだったなあ。
ホットケーキにソーセージと卵を炒めたものをサンドしてお弁当にして持って行ったのも美味しかった。あのあまじょっぱさの取り合わせはたまりませんでした。ボリューミーでおなかいっぱいになりました。
とにかく、ホットケーキ(パンケーキ)といって、私がまず思い浮かべるのが、この花乃子ちゃんのホット・ケーキ、という話でした。
皆さんがホットケーキとしてイメージする小説か漫画ってどんなのだろう。興味があります。

そして広瀬さんのおかあさんの手作りお菓子について語っているのは、私もお菓子を作りたいからです。
この前私が作った柿ケーキを人さまに味見してもらったのですが、「美味しかった、これから頑張る元気がでた」とひとりの人に言ってもらえて、その言葉がすごく、嬉しかったんですよね。
なんか、本望だな~と思いました。
そういう私の気持ちを、記事に無理やり結び付けて、メモしておきたかったという。
本当はスマートフォンで撮った画像をブログに入れたかったんだけど、試行錯誤しているうちに時間がなくなってきて、結局文字ばかりになってしまったという。

花を食べるひとという、意味深な場面もあったり、ラスト一連がとてもロマンティックだったり、ああ、何度読んでも好きだな、この漫画は。

川原さん漫画には、これ以外にも美味しそうな食べ物が数多く登場してくるので、またいつか記事にできれば。
ちなみに表題作『フロイト1/2』の中で、梨生ちゃんがもらう肉まんも、おいしそうで印象的。


それぞれの記事に拍手くださった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: 私の好きな美味しい物語

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