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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

マイベストブック・2015 

2015年終わってしまいました。
なんかつい昨日に去年のマイベストブック記事を書いていたような気がするんですが、早!
とはいえ今年もよくよく振り返ってみれば色々なことがありました。
一年前、二年前などに比べると、私の現実の生活に関しての大きな変化はなかったので、そういう意味では穏やかな年だったかもしれません。

そんなこんなで、大晦日ですので、この一年のマイベストブック記事を、今年もまとめてみます。
小説、漫画、オンライン小説まぜこぜで適当に10作くらい。
挙げている順番は関係あったりなかったり。
「私が2015年に読んだ本」ですので刊行年が2015年とは限りません。

Unnamed Memory』等『Memoriae』シリーズ関連(no-seen flower
去年とおんなじやね。
今年のマイベストとして思い返してみても、一番は、迷う余地なくこちらだったので。
去年のマイベスト記事を書いた時点から、今年も状況は変わってないです。
過去のお話を読み返してはぽつぽつ更新のあるサイドストーリーを読み返してはうっとりひたっていました。
特にUnnamed Memoryのふたりが好きすぎて、同人誌がどうしても読みたくて、ついに5月にコミティアに行ってしまいました。
出不精人間の私がイベントのため東京に行く日が来ようとは、夢にも思っていなかったので、今思い返してもびっくり。
作者様と直接言葉を交わせましたし、新しい作品との出会いも得られましたし、行って本当の本当に良かったです。パンケーキも美味しかったし。
キーファとミリアム、ユディとレヴィの物語の行方が気になって気になって、もしかしたら来年もぽーんと出かけてるかもしれません。
そしてオンライン小説紹介本のランキングで、トップ10に同シリーズ2作品がランクインしていたのも非常に印象的でした。
もっと読者人口増えないかなあ。(わくわく)
Fal-reisia他の感想

『下鴨アンティーク シリーズ』(白川紺子)







今年の新顔オレンジ文庫から。
コバルト文庫時代からずっとファンだった白川紺子さんの、不思議な着物の謎解きをめぐる物語。
二巻、三巻と新刊が出るごとに、物語世界やキャラクター、アンティーク着物をからめての謎解きや小物づかい、各種要素がしっくり馴染んできて、いとおしさがどんどん増してゆきました。
まさに私が読みたかった、少し大人向けのしっとり落ち着いた少女小説という風情。白川紺子さんの少女趣味描写がやっぱり好きすぎる!
主人公の素直で優しいすこし寂しさもかかえた女子高生鹿乃ちゃんと、彼女のふたりのナイト役、良鷹おにいちゃんと下宿人の慧さんの関係性が、ものすごく良いです。昔語りの中のおばあちゃんも鹿乃の友人ふたりもとても好きです。
なにより鹿乃に頼られなかったのが不満で、不機嫌そうな顔でお菓子の家を黙々と作成する慧さんの姿に、透けて見える鹿乃ちゃんへの愛情に、落ちてしまいました(笑)。
はんなり優しくひびく関西ことばや、主に慧ちゃんや鹿乃がこしらえる家庭料理や手作り菓子の描写も、大好き。
くまのホットケーキもとてもツボでした。良鷹お兄ちゃんとちょっといい雰囲気の真帆さんが作ってきた玉子サンドの場面も絶品です。
一巻目の感想

『皇女アナスタシア もう一つの物語』(一原みう)



今年の少女小説枠マイベストはこちらの一冊。
避けられない悲劇へと少しずつ傾いていくロシア皇帝一家のやるせない雰囲気の中で、アナスタシア皇女と医師の息子グレブの幼馴染カップルの絆がほんわり優しく微笑ましくて、とても良かった!
アナスタシアとグレブの一度の別れの場面、そして皇女に必ずしも優しくなかった皇帝一家が彼女に贈った捨て身の愛情に、何度読み返しても涙がほろほろこぼれました。イラストが絶品なのですよ。
悲劇のものがたりですが涙のあとに澄み切ったあたたかな愛情が胸に残るラスト。
世界史もの少女小説ロマンスの永遠のお気に入り本に、また一冊追加です。
感想

ナインカウント』(Tiny garden
このブログを書きはじめた初期からずっとファンで追いかけさせてもらっているオンライン小説サイト様の作品。
一度は別れた社会人カップルの、やりなおしオフィスラブコメ。
もう今年はこの作品の更新が楽しみで楽しみで、どきどきわくわく最新話を読めた日は幸せいっぱい。
サイト様の作品で今まで読んできた中でも、もしかすると、いちばん好みかもしれません。
園田さん視点の本編も面白かったし、その裏をたどっていく安井さん視点のお話がまたとても良くて。
営業課仲間三人組の最後の一人・安井さん、これまでひょうひょうとした印象が強かった彼が、一度は別れた彼女のことを何年も想い続け見栄を捨てて大切なものを取り戻すため全力を尽くす姿が、とても好印象で、ずっと応援してました。
あの辛い時代があったからこその甘々ラブラブが最高に美味しい。
明るくさっぱりした園田さんもとても素敵なヒロインです。安井さん視点でみる園田さんの明るい笑顔が本当に素敵で私も癒されて……。本当社会人に笑顔って大事だな。(わが身を振り返りつつ反省。)
豆腐と自転車への愛もばしばし伝わってくる健康的な園田さんです。
読んでいてここまで豆腐が食べたくなってくるお話は、人生初です。去年の私のお弁当に厚揚げ料理出現率が高かったのは絶対に園田さんの影響です。(豆腐の水切りが面倒なのでもっぱら厚揚げ使い。)
小野口課長や東間さん、広報課メンバーも好きでした。
石田さんやゆきのさんやお馴染みメンバーの顔も拝めるのもやっぱり楽しいです。石田さんのキャラって改めて独特だな。小坂さんフィルターで読んでたころよりずっと実感する今日この頃。
ゆきのさんって何気に営業課シリーズでいちばんの曲者な気がするので、また番外編で別な面を見られるといいな。楽しみです。
最近のオンライン小説読みの記録感想

『かなりや荘浪漫 シリーズ』村山早紀





近年、中学時代に大好きだった村山早紀さん作品をたくさん読めるので、幸せすぎます。
村山先生とオレンジ文庫(半ばコバルト文庫という意識)という、夢の取り合わせな『かなりや荘浪漫』。
表紙のまさに楽園のように美しく明るい花園と、ヒロインヒーローの表情に、惹きこまれてしまいました。
漫画家のお弟子の少女と、お師匠様の天才漫画家だった幽霊の青年。幽霊さんの割に悲壮感は不思議とない少年のような瞳を持つ玲司さん。幸薄い境遇だけど人が好きで明るく良い子な茜音ちゃんとのコンビがとても良いです。
三日月パン屋のメロンパンと、茜音作かぼちゃシュークリームから伝わる甘くふくふくとした幸福感も素敵なシリーズ。
村山早紀さん、今年読んだ中では特に『花咲家の旅』も大好きでしたのでここでも触れておきます。
まりあおねえちゃんもりらちゃんもけいくんも、みんないとおしい。
一巻目の感想

『水光舎四季』(石野晶)



今年の読み初め本でしたね。
春夏秋冬の季節で区切り、ささやかな異能を持つ生徒たちを受け入れる寄宿舎水光舎。
お年頃の少年少女の繊細で宝物のような心の触れ合いと、雪深い地のゆたかな春夏秋冬の大自然の描写が絶品で、たまらなくうつくしくいとおしい物語でした。表紙の花と女の子のイラストのイメージそのままの。
いちばん繊細で愁いを含んでいたオータム・スクールが、いちばんのお気に入りだったかな。
感想

『倫敦千夜一夜物語』(久賀理世)



オレンジ文庫が続きます。
ヴィクトリア朝が舞台、訳あり貴族の兄妹が営む古本屋を舞台にしたミステリータッチの物語。
『英国マザーグース物語』から連続しているような、久賀理世さんの書かれるヴィクトリア朝少女小説が相変わらず素敵でうっとり。
ヒロインのサラはさながら生けるシェヘラザードのような本の世界への水先案内人、彼女が世界を見つめるみずみずしいまなざしがとても良いです。
前作よりは甘さ控えめ、でもサラとヴィクターのおたがいほんのり意識し合っているような関係もとても美味しいです。現時点ではお兄様に完全に負けているけれど(笑)。
スコーンやクランペッドやアイリッシュシチューや、相変わらず食べ物もおいしそうで魅力的です。
静かな夜にゆっくり読んでひたりたい物語。
感想

『ラストゲーム』天乃忍



いやあ、今年も最高のときめきをありがとうございます。な『ラストゲーム』。
読んでいて柳君のすれ違い勘違いに吹き出し笑い転げ、恋に気づくも不慣れすぎて迷走する美琴ちゃんにはらはらし通しで、このふたり本当に好きだなあ!ラブコメのテンポが相変わらず絶妙です。
終わりがちょっと見えてきた感じで。寂しいけれど続きを一日でも早く読みたい!
バレンタインのお花のチョコレートがとても可愛く素敵な場面でした。

『ハクメイとミコチ シリーズ』(樫木祐人)



森に暮らすふたりのこびと・ハクメイとミコチと彼女たちの愉快な隣人たちが繰り広げる自給自足ライフ。
細部までていねいにていねいに作りこまれている作品世界、衣食住の描写が素敵すぎて、ながめているだけで幸せ。ミコチが持っているパンのクープのひとつに至るまでいとおしいです。
主にミコチが作る料理やお菓子の美味しそうなことといったら!ブドウパンのクリームチーズサンドイッチ食べたいよ~!(じたばた)

真昼の月の物語』(雨の庭

近未来の世界を舞台に、ピアニストの少女と訳ありの騎士団団長のふたりが出会い、すれ違い反発し合いつつも徐々に距離を縮めてゆき……。世界の絶望的な危機にふたりが選ぶ道とは。
シリアスでもの悲しさがただよう作品世界、各章タイトルなど言葉の響きがとても好み。
フィラとジュリアンのもだもだ両片思いの関係と、相手のためにならなんだってできるという一途な強い想いがとても素敵なラブストーリーで、もどかしさに何度もくーっとうなりつつ続きが気になって気になって一気読みでした。
異形と化したジュリアンをフィラが救う場面がもう本当に感動的に美しくて心をきゅうっとつかまれました。
おやつのアップルパイの場面が美味しそうであの場面のさりげない甘さに撃沈しました。
感想

『浪漫邸へようこそ 花開く日』(深山くのえ)



大正ロマンな一つ屋根の下ラブロマンス、完結巻。
去年のベスト本シリーズでしたね!今年で終わってしまったのはちょっと寂しかったですが、想いを確かめ合ってからの紗子さんと伊織さんのラブラブっぷりが最高に美味しくて幸せいっぱいで、少女小説の甘さを存分に堪能しました。
一緒に作ったゼリーはそれは甘いでしょう。
真面目で知的な好青年だけど、ソフトにぐいぐい押していく伊織さんがなんかギャップがあって格好いいよ……!
そして後日談の伊織さん視点の紗子さんが花もかくやの愛らしさで幸せ感半端ない。
あきさんの挿絵もどれも絶品で大満足。
尚彦くんとりんちゃんのその後もできれば読んでみたかったなあ。
深山さんとあきさんコンビの『隠れ姫いろがたり』シリーズも、しっとり甘い安定の深山さんワールドを堪能しました。平安ものってやっぱり良いですねえ。
感想

その他、これも良かった!大好きです!な作品たち
ひとつひとつ語っていたら一日終わってしまいそうなので、タイトル挙げるのみで。
小説……『身代わり伯爵の結婚行進曲 光と歩む終幕』『黒猫の回帰あるいは千夜航路』『オークブリッジ邸の笑わない貴婦人』『かくりよの宿飯シリーズ』
まんが……『LOVE SO LIFE』
オンライン小説……『裏切りの帝国』『道果ての向こうの光』『悪辣執事のなげやり人生』
身代わり伯爵シリーズとラブソラの完結に、またひとつの時代が終わったな。と感じました。
年末に読んだ黒猫シリーズの特典番外集込みの内容が甘く素敵すぎてちょっと抜けられない状態。

振り返って今年はますますオンライン小説をたくさん読んでいた気がします。
やはりiPhoneユーザーになったのが大きかったかな。
新レーベルのオレンジ文庫にお気に入り作品が多くて嬉しいです。コバルト文庫の方もできれば頑張ってほしいと思う十数年来の愛読者。
来年も積み本をなんとかしたいと思いつつ、また心のおもむくままに読書をしてゆけたらいいなと思います。
できるだけ読書の記録をブログにも残せるといいな。がんばります。
一年間、なんらかのかたちでこのブログにお付き合いくださった皆さまに、心よりの感謝を。
拍手もコメントもみんなみんなとても励みになりました。どうもありがとうございました♪

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