Admin   *   New entry   *   Up load   *   All archives

ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『京都寺町三条のホームズ6.5 ~ホームズと歩く京都~』望月 麻衣 




『京都寺町三条のホームズ』公式ガイドブック。
葵のお誕生日パーティーの夜を描いた書きおろし中編『バースデーの夜に』収録。

発売をもうほんとに楽しみに楽しみに待ちわびていた『京都寺町三条のホームズ』シリーズ、6.5巻&7巻、同時発売!!
2冊同時に入手できるなんて嬉しさもひとしおです♪

まずはこちらの公式ガイドブックの方から読みはじめてみました。
6.5巻というだけあり、順番としては、7巻目よりもこちらの方から読んでいった方が良さそうです。

表紙の清水寺と桜と清貴君と葵ちゃんの振り返り姿がとても決まっている!と最初からニコニコしながら読みはじめる。
『蔵』のモデルのような骨董品店、寺町三条のご近所さんのお店、吉田山荘のカフェ、祇園のチョコレートのカフェ、カラー口絵の充実っぷりに嬉しくなりつつ。
ええと、結論から言いますと、期待以上の充実した中身に、大満足のガイドブックでした。
どのコーナーも一工夫がこらされていて読み物として面白く、シリーズのファンにとっては心にくい演出ばかり。

順番に感想メモ的につらつらと。

イラスト付き登場人物紹介、秋人さんと円生がそれぞれ違うタイプの美男子でびっくり!格好いい~!!
オーナーの渋い雰囲気も格好良かったです。あと好江さんお綺麗!お若い!
欲を言えば呉服屋の美人姉妹の香織さん佐織さんのふたりのイラストも拝みたかったかな。
あと地図が何枚もついていて、このシリーズを読むたびに京都の普通のガイドブックを借りてきては地図や各種寺院の紹介と突き合わせていた私的には、何とも嬉しくありがたい。

書きおろし中編。葵ちゃんのお誕生日パーティー。
書籍版を6巻目まで読んだ後にエブリスタ版も最後まで読み切った私的には、清貴君の初々しさがちょっと懐かしくも新鮮でした(笑)。(エブリスタ版は本当にもうびっくりするほど甘々なので……。)
葵ちゃんがプレゼントされたワンピースがどんな感じか気になっていたので描写があって嬉しかったです。ホームズさんの目利きっぷりがすごい。
お誕生日パーティーは、ろうそくを吹き消した後の暗闇で、一瞬葵ちゃんに額を合わせてお祝いの言葉をささやいた清貴君の場面が、ロマンティックでとてもきゅんときました。
あと葵ちゃんが焼いたマフィンと聞くや秋人さんから俊足で奪い返した姿としれっと不敵な決め台詞がなんというかもうすごい破壊力ですね!
こと葵ちゃんのことに関しては人格が変わるホームズさんが、読んでいて面白くときめいて仕方ありません(笑)。
蔵関係のメンバー総出演でにぎやかなのも良かったです。
葵ちゃんとホームズさんがお付き合いを始めたのを、オーナーや店長はじめ清貴君に近しい人たちが心から喜び祝福しているのが伝わってくるのが、いいですね。葵ちゃんほんとうにいいこですもん。気持ちはわかる(笑)。
モナ・リザの薀蓄話が披露されるのも家頭家、清貴君らしいです。私自身も興味深く面白く読みました。

舞台案内。
単なる紹介文の羅列ではなく、シリーズ既刊の各場面での清貴君視点が何か所も挿入されていて、これがまあ、楽しいしときめくしで、読んでいてにまにまして大変でした。清貴君視点って本文には基本ほとんど出てこないので貴重なのです。
二巻目のホームズさんの「牽制」ってそういうことだったのか。とようやく納得。
葵ちゃんはここで知らず清貴君を救っていたんだな。いやー、清貴君が葵ちゃんにかなわないのがなんか、分かる(笑)。
あと四巻目のカカオマーケット、葵ちゃんの悪気ない台詞にホームズさんが粉砕しているのがちょっとおかしく笑ってしまった……。でもそれは葵ちゃんは気づかないよ。分かりにくいよ。
特に三十三間堂に行ってみたくなりました。

特別掌編も楽しかったです。ふふふ。
私は『宮下香織の懸念』が特にお気に入り。ホームズさんの見た目に騙されてない(笑)賢くてしっかり者で友人思いの香織ちゃんやっぱり好きです。葵ちゃんのことに関してだけは人格が変わるホームズさんが(以下同文)。
『愛しき旋律』の父子の距離感も好きです。擦れている清貴君の女性観に少々ぎょっとしたり。
お弁当ネタのお話も好きだなあ。感激して神社に行くところが清貴君らしすぎて笑える。これはエブリスタ版のエピソードを読んでからの方が楽しめそうな気が。

四コマ漫画は、名字と名前をくっつけてひとりつっぷしているホームズさんと妄想の中身のネタが微笑ましく可愛らしすぎました……。利休君すら呆れ気味なのも笑える。

最後の質問コーナーも気になっていたところいくつかに回答が得られて最後まで満足度高い。
清貴君の想いにオーナーと店長がいつから気づいていたのか?とのふたりそれぞれの回答には、納得。それを受けての三巻目&四巻目のはじめだったのね。
清貴君の怖いものがオーナーなのはなるほどねえと思いましたが、葵ちゃんに嫌われるのが怖いというところが、彼の可愛いところですね(笑)。あんなに普段怖いものなしでスマートに生きている清貴君が……。恋は盲目としか。
あと秋人さんが「ホームズのライバルキャラにもならなかった」という下りで吹き出し、秋人さんが「俺もう幸せなんだけど?」と言い切るラストに爆笑でした。いやー、秋人さん相変わらず和みますねえ。

吉田山荘のカフェのケーキの写真がおいしそう。そしてふたばの豆餅と阿舎利餅も食べたい!店長行きつけの喫茶店もちょっと気になります。
それにしても、読んでいると本当に京都に行きたくなりました。そしてこのシリーズのゆかりの場所めぐりをしたくなる。
大満足の一冊でした♪

関連記事

カテゴリ: ミステリー・日常の謎系

タグ: 望月麻衣 

この記事に対するコメント

コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://hananomi691.blog10.fc2.com/tb.php/1655-68619c92
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)