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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『夢のような幸福』三浦 しをん 

夢のような幸福 (新潮文庫)夢のような幸福 (新潮文庫)
(2008/02)
三浦 しをん

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三浦しをんさんの、「脳内妄想」炸裂エッセイ。
『ガラスの仮面』から登呂遺跡、『ロード・オブ・ザ・リング』に赤だしの味噌汁まで…

先日読んだしをんさんの『極め道ー爆裂エッセイ』があまりにも面白かったので、さっそく図書館で次なるエッセイを借りてきました。
はい、二冊めも期待は裏切られませんでした。

しかし前の教訓をつい忘れ、再びかばんに本をしのばせ、近鉄の中で開いてしまいました。
ああ、やっぱりやめれば良かった…笑い顔になるのをどうしてもこらえられず、何度もうつむけて髪で顔を隠そうと必死になる羽目になってしまいました。
続きは自分の部屋で読んだのですが、何度も声を出して笑ってしまい(特に青リンゴと白リンゴ。パソコンのことみたい。)両親に不審に思われるところでした(汗)。

『嵐が丘』って難しそうな小説だな…と思っていたのですが、筋金入りのストーカー小説だったのですね。こんな人いたら怖すぎるな。

萩尾望都さんの『残酷な神が支配する』、高校生のとき文芸部の友達に借りて読んだ覚えがありますが、本当、残酷なまでに救いのない漫画だったなあ。…ん、しをんさん、萩尾先生に「電波で」報告したの?一読目ではてっきり「電話で」報告したんだと思いこみ、「さすが作家さん同士って交流があるんだ…」と感心したのですが。

上でも挙げた「青リンゴ」と「白リンゴ」に翻弄されているしをんさんが一番笑えました。
多分私、樋口橘さんの『MとNの肖像』(白泉社)の「ひじりんご先輩」が頭にイメージされていたんでしょうね。ああ、思えばこれもかなり不思議な漫画でしたっけ…

映画『ロード・オブ・ザ・リング』あれほど話題になったというのに見ていない私ですが、しをんさんの話はそんなことは全然気にならずに面白かったです。
マインドコントロールされた世界バージョン、2つとも吹き出してしまいました。

本物の作家さんなのに冬コミに行って、自分の小説のパロディー同人誌を発見して喜んでいるなんて…そんなのってありなの?

マーガレット系少女漫画と白泉社系少女漫画のヒーローの違いは参考になりました。しをんさん、なかじ有紀さんの漫画の単行本、全部持っているんですね…恐れ入ります。
私の白泉社漫画経歴は、親が知人から借りてきた樹なつみさんの『OZ』に始まり、かれかのや秋吉家シリーズに夢中になり…今でも大好きな作品がいっぱい。別に良いです。(でも確かに『ビーナスは片想い』はよく分からなかったかも…)

お友達や弟さんの話題もかなりのインパクトです。
おむつのイメージキャラクターのぞうさんに、普通そこまで入れあげますか…?この話題の結末もまた衝撃的。
脈絡なく(少しはあるかも)、川原泉さんの漫画にしばしば登場する友人Mさんと友人Sさんが思い出されました。


ところでしをんさん、直木賞受賞作家ですよね。
先程図書館のサイトで蔵書検索したら、新刊は予約が13件入っていました。
エッセイの内容からは想像できない…
けれども確かに、読み手をぐんぐん引き込んでいく文章構成は、もうかなりお上手。何の文句も付けようがありません。
何気に雑誌『Cobalt』で短編の選考もされてます。

どうでも良いですが、「直木三十五」って変わった名前ですよね。
高校の日本史で習って以来、他の作家さんの名前は忘れても、三十五さんだけはずっとしっかり覚えていましたから。

しをんさんのエッセイ、『極め道―爆裂エッセイ』の感想は、こちら

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カテゴリ: エッセイ

テーマ: エッセイ - ジャンル: 本・雑誌

タグ: 三浦しをん 

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