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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

リディアの「ハーブ入りビスケット」を作ってみました。 

先日、三浦しをんさんのエッセイ『三四郎はそれから門を出た』を読んでから、ひそかに私が考えていたこと。
「お気に入りの物語に出てくるお菓子を、自分でも作ってみたい」

才能あふれるしをんさんに、私のような人間が勝っている点がもしあるとするならば、それは「お菓子作りが好き」であるということではなかろうか…と思うのです。
もっとも、私自身に能力があるとかでは全くなくて、私にお菓子作りを教えてくれた人たちの力と、不器用ながらにも人生20数年何となくお菓子を作り続けてきた、それなりの経験値によるものではあるのですけど。
少なくとも、簡単な焼き菓子程度なら、私でも何とかなるんじゃないかな、と、思ったのです。


と、いう訳で。
まずは、私が大好きで、リアルタイムで追いかけて読んでいるコバルト文庫『伯爵と妖精』シリーズからいってみましょう。

伯爵と妖精―あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)伯爵と妖精―あいつは優雅な大悪党 (コバルト文庫)
(2004/03)
谷 瑞恵

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主人公のリディアがたまに焼いている、「ハーブ入りのビスケット」。
妖精たちが好む食べ物のようで(ニコは文句言っているけれど)、どんなものかなー、と、ずっと気になっていたアイテムです。
でもねー、このお菓子、ほとんどどんなものかという説明がないんですよ…
ハーブの種類も書いてないし、材料とか甘さ加減とか形とかも、一切分からない。

いやいや、分からないからこそ想像力が働くものです。そういうことにしておきましょう。

ハーブ…リディアといえば、私は「カモミール」しか思い浮かびません。ときどき出てきますものね。よし、カモミール。えいこく屋(名古屋の紅茶屋さん)でお得用パックで売っていた、カモミールのティーバックを使おう。
ビスケットのレシピ…図書館へ行って、イギリスのお菓子の本を色々読んでみて研究。リディアはスコットランド出身だから、スコットランドの伝統的なお菓子だという「ショートブレッド」が良いかな。卵なしのシンプルなビスケット。うん、何となくイメージにも合っている。
後、リディアは妖精のために窓にミルクを置いたりしているから、妖精はミルクが好きなのかもしれない。パン作りのためにスキムミルクが買ってあるから、ついでにそれも入れてみよう。

…という訳で、稲田多佳子さんの『まいにちの焼き菓子と特別な日のケーキ』に掲載されている、「紅茶のキューブクッキー」を主に参考にして作ることにしました。


ああ、やっぱり寒い日はバターが固い…ストーブに当たりつつバターとグラニュー糖を泡だて器でぐるぐる。
そこに、お粉(薄力粉)・ティーバック2袋の中身・ベーキングパウダー・スキムミルクをふるったものをどさっと入れて、お塩もひとつまみ入れて、木べらでさっくりまぜまぜ。固いので、牛乳を小さじ1入れる。
結構ぽろぽろの生地になりました。ちょっと不安に思いつつも、ぎゅっと押さえてラップにくるんで、冷蔵庫で休ませる。(そしてもうひとつのお菓子を作り始める。)

休ませた生地…うーん、何だかあまりにもぽろぽろすぎる…これでは形が作れない。
仕方ないので、牛乳を少量追加して、スコーンやパイ生地のように手ですりあわせて、柔らかくしてみました。
ぎゅっと力を入れて丸めて、平たくつぶしてクッキングシートをしいた天板に並べ、フォークで穴をあけて、170℃のオーブンで20分。

ぽろぽろ過ぎてちゃんと焼けるか不安だったのですが、焼き上がってみると、案外つながっていて、崩れやすいということはありませんでした。

カモミールのビスケット

…どうです?一応出来上がりました。

冷めたところを、紅茶と一緒にいただいてみました。
うん、バター風味でざっくりした歯ざわり。それなりに美味しいんじゃないかな。水分が少ない配合だからか、紅茶によく合います。

ただ、あんまりカモミール風味がしないな…香りはカモミールっぽいんですけど。
そうなのよ、えいこく屋さんのこのティーバック、純粋なカモミールのハーブティーじゃなくて紅茶に香りづけした感じの製品だから、「ハーブ」というよりは「紅茶」感が全面に…ちょっと選択を誤ったかしら(汗)。

えいこく屋のカモミール



今回のは今回ので美味しかったけど、まだ改良の余地があると見ました。よし、いつかまた作ろう!
次回は、カモミールメインのティーバックで作ってみることにしようかな。(成城石井で見かけたことがある。)何か別のブレンドハーブティーでもいいな。ニワトコ(エルダーフラワー)とか?
それと、もう少し水分を加減してみましょう。

この作品たちは、近日中に合う予定のお友達に差し上げる予定です。
ごめんね、変な試作品を押しつけてしまうことになるけど…妖精さんのためのお菓子なんて、もらって嬉しいものなのでしょうか。微妙…


「物語のお菓子を作ってみよう」シリーズ(?)、もうひとつあります。というか、今日同時進行で作りました。
また記事にします。ちなみにこちらも、イギリスヴィクトリア朝のシリーズ。


今日「相互リンクのブログ様、追加です♪」の記事に拍手くださった方、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: 『伯爵と妖精』シリーズ

テーマ: 手作りお菓子 - ジャンル: グルメ

タグ: 伯爵と妖精  谷瑞恵 

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