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『伯爵と妖精 第3巻』香魚子(原作:谷瑞恵) 

伯爵と妖精 3 (マーガレットコミックス)伯爵と妖精 3 (マーガレットコミックス)
(2010/01/25)
香魚子谷 瑞恵

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伯爵と妖精』のコミックス版、ついに第3巻目が出ました。
今回は、コバルト文庫の原作の2巻目『あまい罠には気をつけて』の前半部分といったところでしょうか。

(以下、今回の感想は、原作の最新刊『白い翼に継ぐ絆』まで読まれていない方は、ネタばれにご注意くださいね。)

原作の方をリアルタイムで読んでいる私としては、初期のリディアとエドガーは、何というか、新鮮です。
どちらも言葉づかいとか思考回路とかは変わっていないのに、ふたりの間の関係性が、全然と言っていいほど違うのですよ。

特にこのやりとりには笑ってしまいました。

「きみと結婚したら浮気もできやしないのか…」
「浮気性とは結婚なんてしません」

…どっちにもつっこみをいれてやりたい。
浮気なんて思いもつかないほどリディアを溺愛している(その割にはキャスリーンに動かされまくっていますが)エドガーにも、浮気しない分エドガーのたらしの性分をひとりで全部受け止める羽目になってしまったリディアにも。
でも、そうか。エドガーは、たとえ浮気しようとしたとしても、リディアの妖精のお友達にかかれば全部筒抜けになっちゃうんだな。
もしかして、青騎士伯爵家の奥様の立場が代々強いというのは、旦那様の行動を、こんな風に奥様が全部把握できてしまうからなのでしょうか。

エドガーがリディアを「僕の妖精」呼ばわりするのは第1作目からですが、出会ったころと結婚後では、その呼びかけに込められている思いも、全然違うんでしょうね。
リディアって、実際に妖精族の血を引いているのも判明しましたし。

やっぱり漫画なので、高星麻子さんのイラストと違う点も多いですね。
高星麻子さんのイラストはなんといっても素晴らしいですが(特にエドガーの華やかさ)、香魚子さんも頑張っていて素敵です。
私的には、リディアのドレスが丁寧に描かれていて可愛らしいのとか、クリモーンガーデンズのにぎやかな描写とか、水入り瑪瑙や妖精の卵の形状がはっきり描かれているのとか、そんな感じのことが気に入っています。
後、レイヴンの大きな瞳の童顔さ加減が良い。ロザリーがより悪役っぽくて面白い。

あ、それに「ハーブ入りのビスケット」が視覚化されて登場したのも嬉しかったです。
これは…「ハーベスト」みたいな感じかな。
後、やっぱりこのビスケットはカモミールだったんですね。エドガーが109頁でそんなことを言っていました。
しかし、ラングレーさんは大学院生くらいの年に見えるな…(笑)。このひといくつでしたっけ。

次はいつ出るのか不明ですが、そしてお話はすでに分かっているので「続きがものすごく気になる」という訳でもないのですが、今後も楽しみです。

コミックスと関係ないですが、雑誌『Cobalt』の最新号の短編も良かったです。

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カテゴリ: 『伯爵と妖精』シリーズ

テーマ: 少女漫画 - ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 伯爵と妖精  谷瑞恵  香魚子 

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