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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『おひとり様物語①②』谷川 史子 

おひとり様物語(1) (ワイドKC)おひとり様物語(1) (ワイドKC)
(2008/10/10)
谷川 史子

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谷川 史子

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年齢も職業もばらばらの、いわゆる「おひとり様」の女性たちのストーリーが、たくさん集められている、短編集。
(ただし、この作品上の「おひとり様」には、「独身」「特定のパートナーなし」の女性の他に、「パートナーはいるけれど物理的に離れている」「パートナーはいるけれど心が離れている)女性なども含まれています。)

谷川史子さんの漫画は、大学の友達に貸してもらって読んだのがはじまりでした。
私は、基本的に漫画は白泉社系を中心にチェックするので、貸していただかなければ、多分読む機会はなかったんじゃないかと思います。感謝!
ただ、コミックスをそろえている途中くらいで、ちょうど病気になって本が読めなくなってしまい…長い間離れてしまっていました。
最近になって、古本屋さん等で集め始めて、再び読み進めております。

この漫画の女性たちは、何というか、線がやわらかくて、ふんわりした可愛らしさがある描かれ方をされているのですが、内面では、真っすぐ背筋を伸ばしてきりっと生きている感じの人が多くて、読んでいて何だか気持ち良いです。
大学生の子たちはまだ幼さが残っている感じもするけれど、お勤めしている女の人たちは、強さも弱さもひっくるめて凛々しい人がたくさんいて、憧れます!
おとなになるっていいね…とか、すとんと思える感じです。

2巻目の第11話の主人公・みゆきさんみたいな生き方が特に理想的です。(今の私じゃ無理っぽいですが…)

毎日を穏やかに満ち足りて暮らしているのに、夫や恋人がいないと許してもらえないの?
ぶきっちょで内気なのがコンプレックスで、でもできることを少しずつ増やしてきた
一生付き合っていく自分をまず愛したかったんだ

こんな感じのモノローグ(そのまま抜粋したのではありません。)が胸に染みました。
お花をかかえてお客さんに微笑みかけているこのシーン、美しいです。

1巻目の第8話の主人公・雛子さんが、ラストでこんな風に考えたのも印象的でした。

この人でなくちゃと心から思える人との結婚がいいな
―まてよ、相手からもそう思われなくちゃいけないのよね
どう努力したらいいのかな?

高校時代、実際に文芸部の部誌をコピーしていて、そして明るくも可愛くもなく何も特別なことはできなかった過去を持つ私としては、第6話の多江さんが、やっぱり一番リアルに共感できました。
うーん、何でもできて存在がまぶしい人は、まあいたけれど…だからどうということもなかったですかね。
憧れがなかったかと言われればそれは嘘ですけれど、基本的に、大好きな本が読めれば、女の子の友達と楽しくお付き合いできれば、それでしあわせでした。
そして今も、そんな感じで生きている、かな。

基本的に一話完結のお話なので、気軽に読み返して楽しめます。
女の人たちのファッションや髪型なんかもそれぞれ素敵で、お洒落な雑誌を読んでいるかのような楽しみ方もできる感じです。


昨日「出版情報その他」の記事に拍手下さった方、どうもありがとうございました♪


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カテゴリ: 漫画・その他の出版社

テーマ: 少女漫画 - ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 谷川史子 

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