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『横柄巫女と宰相陛下 煌めく嘘』鮎川 はぎの 

横柄巫女と宰相陛下 煌めく嘘 (ルルル文庫)横柄巫女と宰相陛下 煌めく嘘 (ルルル文庫)
(2010/06/25)
鮎川 はぎの

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『横柄巫女と宰相陛下』シリーズ、第9巻目。
…えっ、もう9巻目?早い(笑)!
さすが6カ月連続刊行。

なるべく「これはまずいだろう…」というネタばれは避けたつもりですが、念のためご注意を。

今回は主に、キルテの領地・エピュテラでの宝石市に出かけたノトたちのお話でした。
プラス、幽閉中だったエリオが何と脱走し、…その後のあれこれのお話が、ノトやノーラ、キルテたちのお話と次第に重なっていく感じでした。

ノトとカノンのふたりの恋も、相変わらず読みごたえがありましたが…ちょっと待ってね。
今回私が最も印象に残ったのは、なぜか、あの救いようもなくお馬鹿な人だった(笑)、カノンの弟、エリオだったのでした。
いやー、まったくもって予想外。脱走した理由の浅はかさもだけれど、彼を拾って、あろうことか名実ともに下僕にした、「女王様」の正体も。(てっきり別国の人がからんでくると思っていました。)
エリオ、成長しましたね(しみじみ)。カノンに頭を下げてまで、ラメダを助けに行こうと決意するなんて。自分自身以外の誰かのために、必死になれるようになったなんて。
「高貴な下僕」として彼にしつけをしたラメダ様、すごすぎ…
というか、ルーシェリア様や取り巻きの人達のこれまでのしつけが悪かっただけで、彼は案外、やればできる子だったのでしょうか。

まあ、エリオはこれくらいにしておいて(笑)、私の大好きなキルテがついに復活してくれて、嬉しかったです!
宝石の競売をとりしきっているキルテは、とっても輝いていました。彼女は色々と本当に有能な人だなあ。
一領主としての裏での決断は、重いものでしたけれど。複雑ですね…
ダンスの曲のタイミングが悪かったおかげで、レノウのことをノーラに聞き逃した彼女が、かわいそうで可愛らしかったです(笑)。ごく普通の恋する女の人の一面が、ちらっと垣間見えたように感じました。

ノーラとフローリカお姉さま、意外と仲良し姉妹で驚きました。お姉さまは最強ですね(笑)。ノーラがごく普通の女の子に思えます。
ふたりの過去に、そんな裏話があったとは…

姉妹と言えば、マリィが可愛くて大好きです。内に秘める魂はどうあってもね。
マリィにとって、エリオも「お兄さま」だという事実に初めて気付きました。(ん?本当の血筋からいくと、つながってはいないのか…どうでしたっけ?)

そして、やっぱり主役のカノンとノト。
カノン、前作のノトの言葉に、そんな想いを秘めていたとは…相変わらずストイックすぎて泣けてきます。でも、そんなところがカノンの最大の魅力ですね。
カノンにおぶさっているノトのシーン、久しぶりにほのぼの(?)していて和みました。
ラストのひとり取り残されたノトの心情は、上手く言えませんが、かわいそうすぎました…そして例のあの人とふたりでいるシーンでお話が終わっていて、何だか不安感がいっぱい。

今回のイラストは、もう、51頁のラメダ様とエリオのツーショットが強烈すぎて、正直なところ、他がかすんでいます…
この方のイラストって、本文に書かれている以上にこういうシーンの迫力がすごすぎる気がします。前のユリアと同じぐらい強烈でした。

次巻は、なんとなんと、結婚式だそうで。クライマックスだそうで。
もう割とすぐに新刊発売なので、待たずに読めそうです。
『活字倶楽部』も同時に発売されるようなので、こちらのインタビュー記事も楽しみ。


昨日「ケーキ基礎1~ガトー・ブラン~」の記事に(2回)拍手下さった方、どうもありがとうございました♪
コメントも下さった方、ありがとうございました!
返信コメントは、別カテゴリに移動させました。

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カテゴリ: ルルル文庫

テーマ: 少女小説 - ジャンル: 小説・文学

タグ: 鮎川はぎの 

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