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『コミックコバルト ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスとプリンセス・リボン』 

Comic Cobalt (コミック コバルト) 2010年 10月号 [雑誌]Comic Cobalt (コミック コバルト) 2010年 10月号 [雑誌]
(2010/08/30)
不明

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何かと気になっていたコミックコバルト、入手して読みました。(半分以上の作品は未読ですが…)
はじめは、いくつかのシリーズの感想をひとつにまとめて記事にしようと思っていたのですが、『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』の感想が、いつの間にかびっくりするくらい長文になってきたので(笑)、もう、独立して記事にしてしまおうと思います。
どれだけこのシリーズ好きなんだろ、私は…
感想書いている時間も、ものすごーく楽しかったです。

追記以下の感想について、余計なつけたしかもしれませんが、一応。
私の感覚では、今回の木々さんの漫画はたいへん良かったと思いましたが、他の方がどう感じられるかは、ちょっと分からないかな…。その点はどうか、ご了承くださいね。


追記の前に、昨日「『平安ロマンティックミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 寵愛の終焉』松田志乃ぶ」、「アフタヌーンティーを体験」(2回)の記事にそれぞれ拍手下さった方、どうもありがとうございました♪

『恋のドレスとプリンセス・リボン』原作:青木祐子/漫画:木々

シリーズ初期の、リルちゃん初登場のお話。
私、正直言って、このシリーズの漫画は、あまり期待していませんでした。
だって、あきさんの漫画じゃない(笑)!木々さんって、他のコバルト作品のイラストやコミックスでお名前を見かけたことはあるけれど、実際に作品を読んだことはなかったから、知らない人でしたし。

ところがところが、読んでみると、これが予想外に、素敵でした。はじめのうちはどうしても戸惑いがありましたが、読み進めるごとに、魅力が分かってきたというか。
頬を赤く染めたり、困った顔したり、落ち込んだり、にっこりほほ笑んだり、クリスの表情がどんどん変わっていくのが、可愛らしすぎる!
そういえば、『伯爵と妖精』の漫画をはじめて読んだときも、ヒロインのリディアに、似たようなことを感じたっけなあ。これが漫画の良い所なんでしょうかね。
それにしても、私はつくづく、おさげ髪の女の子が大好きです。にっこり。

一方のシャーロックは、びっくりするほど色っぽいというか艶っぽいというか、隙のない美貌の貴公子、といった感じでした。ちょっと女性らしい美貌とでも言えばいいのかな?
特に、横顔からかもしだされる色香がたまらない…!
(ツイッターにて私が仲良くさせてもらっているお嬢さんが、今回の漫画のシャーロックを「イケメン」とおっしゃっていて、ああ、その表現がぴったりだ…!と感心したのでした。笑。)

パメラも、あきさんの絵とはまた別方向から、原作によく合っているイメージで描かれていたと思いました。
ちょっと大人なお姉さまといった感じがします(笑)。

そうですね、漫画になって、一番良かったんじゃないかなーと思ったのは、それまでリボンをいっぱいつけていたリルちゃんが内に秘めていたコンプレックスを、クリスがちゃんと見抜いて、リルちゃんの可愛らしさが最大限に引き出されるような髪型にアレンジしてあげた…という部分でした。
クリスが恋のリボンを結ってあげたことによって、リルちゃんがもともと持っていた魅力が、何倍増しにもなったのが、きちんと伝わってくるのですよ。
クリスは本当に、女の子を可愛らしく美しく変身させる名人ですね!心を込めてリルちゃんの髪をととのえているクリス本人の立ち姿も、とても魅力的。

後、私的な好みとしては、「シャーロックさま」「シャーロックでいいから」…云々の、シリーズ初期のころのお決まりのやり取りのシーンが、くすぐったくって美味しすぎる(笑)。
特に最後の、頬を染めて目をふせて「ありがとう シャーロック…」とつぶやいているクリスと、そんなクリスを見守っているシャーリーのコマが大好き!
確かに、内気なクリスがふとした折に見せるこの可愛らしさは、奇跡みたいという表現がぴったりだわ。シャーロック、クリスのこの可愛らしさを他の誰よりも先に見つけ出して、彼女の心を手に入れることに成功したのは、本当に運が良かったと思いますよ。この幸せ者め(笑)。
その次の頁の、シャーロックのまぶしくて完璧な笑顔も、この表情は、絶対にクリス以外の人間のためにはしないんだろうな…と想像できるのが、これもとってもときめきます。
色々と、ごちそうさまでした。

うーん、絵がイメージにぴったりというよりは(それもあるのですが)、漫画から醸し出される雰囲気みたいなものが、原作に実に合っている気がしました。
このシリーズ、原作のあきさんのイラストは、文章にこれ以上ないほどにぴったりはまっていて素晴らしすぎるので、正直、どうしても、比べてしまいますよ。
けれども今回のこの短編も、あきさんとはまた別の境地で、とても素敵な『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』シリーズの漫画だったと思います。
色々と楽しませてもらえました。ありがとうございます。


この短編が収録されている原作の文庫『あなたに眠る花の香』

あなたに眠る花の香 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)あなたに眠る花の香 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)
(2007/08/01)
青木 祐子

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カテゴリ: 『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』シリーズ

テーマ: 少女小説 - ジャンル: 小説・文学

タグ: ヴィクトリアン・ローズ・テーラー  木々  青木祐子 

この記事に対するコメント

こんにちは!

コメント、初めて書かせていただきます^^人様のブログにこうして文字としてお邪魔するのは、とても緊張してしまうのでございます。日本語がおかしかったらごめんなさい!!

それにしても深い!!深いですね。見方が。一文一文、ものすごく納得しながら、読ませていただきました。

パメラは確かに挿絵よりも、お姉さんなイメージですよね。クリスはコミコバの方がくっきりしてるかな?と言う印象です。
挿絵のクリス(番外編の短いコミックも含め)はもっと、しっとりしてるような気がします。

今回の話ではリルとの関わりなので、このクリスでよかったと思いました。
何よりリルのリボンリボンな頭がビジュアル化されて、あの短編がクリアに頭に浮かぶようになりました。

こうやっていろんな角度から見れると面白いですよね。
でも声はあんまり聞きたくない・・・かな(笑)
個人的に、絵よりももっとこだわりがはっきり出ちゃうので、イメージと違ってたら嫌だなあと思う前に、耳をふさいでしまいそう^^!

・・変ですみません^^
ダラダラとまた書き連ねてしまいました。

そういえば来月、青木祐子さんの新シリーズ(?)がコバルトから出ますよね?
一体どんな話なんでしょう。・・・ちょっと興味をそそられてます^^

URL | くまきち #-
2010/09/10 23:37 * 編集 *

Re: こんにちは!

> くまきちさん
コメントありがとうございます。

うわあ、私のブログにいらしてくださって、どうもありがとうございます!
私のブログは、そんなにたいそうなブログでもなんでもないので、お好きな時に、お気軽にコメントしていただければ良いのですよ。ええ。むしろお気軽にいらしてくださる方が嬉しいです♪
日本語、おかしいところは何にもないです。ご安心ください。

そうですか、深いですか…(笑)。そう言っていただけると、長々と書いた甲斐があります。嬉しい!
というか、書きすぎですか…(笑)?

> 挿絵のクリス(番外編の短いコミックも含め)はもっと、しっとりしてるような気がします。
確かに、私もそんな風に感じました。ええと、感じたことを上手く言葉にできなくてもどかしいのですが…くまきちさんの表現が、ぴったりだと思います!

> 何よりリルのリボンリボンな頭がビジュアル化されて、あの短編がクリアに頭に浮かぶようになりました。
同感です!本当にリボンいっぱいで、「確かにこの子は、プリンセス・リボンの名がぴったりだわ」と、妙に納得してしまいました(笑)。
そして、その後のクリスのリボンで、より一層可愛らしさが引きたてられているところも、素敵です。

この『ヴィクトリアン・ローズ・テーラー』シリーズの声ですか…
実は私、一昨年くらいのコバルト本誌の全員サービスCDで、実際にこの作品、音声としても鑑賞してしまっているのですよ。本当に、どれだけファンなんだ…(苦笑)。もっとも、このシリーズだけのCDではなかったですけどね。
確か、シリーズ既刊のどの巻かのあとがきに、青木先生もちらりと書かれていたはずです。
ただ、これは非売品だと思うので、この場所では、コメントを差し控えさせていただきますね。

いえいえ、全然変なんかじゃありません!むしろもっと書いてください!このシリーズのことなら、私も、これよりずっとずっと語れますよ(笑)。このシリーズのファンの方と、こうしてお話できるのが、嬉しすぎです…♪

来月の青木先生の新刊も、気になりますよね…!私もいまから興味でいっぱいです(笑)。

URL | fallclover #SvKcs0as
2010/09/11 19:45 * 編集 *

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