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『夏目友人帳 第2巻』緑川 ゆき 

夏目友人帳 (2) (花とゆめCOMICS (2969))夏目友人帳 (2) (花とゆめCOMICS (2969))
(2006/08/05)
緑川 ゆき

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『夏目友人帳』、シリーズ第2作目。
友人帳を受け継ぎ名前を返す日々を送る夏目とニャンコ先生は、各話毎に色々な妖怪、色々な人間たちと出会い、交流していきます。

1作目もとても良かったですが、この巻は、それを上回ってお気に入りです。
特に最初と最後のお話が、たいへん私好みでした。

以下、各話毎に感想を。

第五話 旧校舎の怪
女の子が出てきましたー!やったー、嬉しい(笑)。
『あかく咲く声』や『アツイヒビ』『蛍火の杜へ』の短編等、緑川さんの女の子が活躍する学園もののお話の雰囲気も再び味わえて、もちろん妖怪のお話も楽しめて、お得でした。
時雨様と笹田さんの出会いとそれから、別れの物語が、とても良かったです。時雨様の気持ちが、ダイレクトに胸に迫ってきて…(泣)。お守りを見つけてくれた時雨様を純粋に慕い、その心で時雨様を癒した笹田さんにもほろりときました。
「さらば」と笹田さんに手を触れるラストシーンは、読み返すごとにじんわりきますね…
笹田さんが呼んでいた「バケツの君」が、ちょっぴりおかしくて、笑ってしまいました。

第六話 夏目、妖を呼び出す
ヒノエ、かなりのインパクト…。レイコさんの熱狂的なファンの妖怪、何となくいそうだなあ…とか思っていたのですが、やっぱりいましたね(笑)。ラストのヒノエも笑えました。
手の痣云々のお話は、結構怖かったです。ホラーが苦手な私(汗)。
藤原の奥さんが、心配して夏目をちゃんと(?)しかりつけていたシーンも、なんだか、ほっとしました。

第七話 見える人
「同じものを見、同じものを感じる人とさえ すれちがってしまう そんな悲しみを 皆は 知っていたんだ」
…このモノローグ、その通りですよね。妖怪が見える人とだって、完全には分かりあえない、妖怪が見えない他の大勢の人たちだって、完全に分かりあっている訳じゃないんだ…人とのお付き合いはときに難しい。それでもやっぱり、分かりあえることも確かにあって、それが無上の喜びなのだけれど。
柊のいじらしさに、じーんときました。
名取さんは、これからも登場してくるんだろうな。

第八話 アサギの琴
アサギとアカガネのふたりの物語は、磯月の森のイメージと相まって、夢のように美しい読み心地でした。
アサギとアカガネの脳裏にある磯月の森、なんとなく桃源郷のようなイメージでした。遠いところにまぼろしのごとく存在する明るくはなやいだ雰囲気が、自然にまぶたに浮かんできます。この設定だけで、美しい物語がいくらでも広げられそう。
はじめは何となくグロテスクな外見で薄気味悪かったアカガネが、彼のアサギへの秘めたる想い、優しさと言ったものを知っていく毎に、眼差しが、どんどんおだやかに優しい感じに、ごく普通に大切な女性を愛する男の人のもののように、読んでいる私の中で変化していったのが、とても印象的でした。
人も妖も関係なく、こんな風に一途に大切に想われるのは、幸せだろうなあ…うっとり。

ああ、何だかやっぱり、前の巻よりも各話語りが長くなってるよ、私(苦笑)。


昨日「『夏目友人帳 第1巻』緑川ゆき」の記事に拍手下さった方、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: 漫画・白泉社

タグ: 緑川ゆき 

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