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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『小説以外』恩田 陸 

小説以外小説以外
(2005/04/27)
恩田 陸

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恩田陸さんのエッセイ集。ほとんどは、本にまつわる話題。

図書館から借りてきた本です、これは。
久しぶりに、エッセイを読みました。(自分の本棚にあるいったん読書済みのエッセイや、雑誌の小エッセイなどは、ちょこちょこ読んでいるのですが。)
ついでに、恩田陸さんの著作を読むのも、久しぶり。

とにかく、ボリュームがある本でした。最初から最後まで、本当に数多くの本に関する話題が、ぎっしりと詰まっていました。
ひとつひとつのエッセイは独立していたので、何日かかけて、他の小説や漫画を読んでいる合間に、少しずつ読み進めていきました。
私は正直言って、恩田さんが紹介されている本の十分の一も読んでいないので(汗)、よく分からなくて読み飛ばした部分もありました。
でも、私的にとても共感できる、面白いエッセイも、たくさんありました。
なんとかして読み切りたくって、文庫版ではない大きな本を、かばんにいれて、電車の中でも読み進めていったり…

ただ、実を言うと、読み切ってから結構間があいてしまったので、もはや、曖昧な記憶しかありません(汗)。
なので、とりわけ印象深かった部分のみ、さらさらーっとピックアップ。

「記憶の図書館」…生まれてから現在までに読んだ本を、読んだ順番に全部目の前に並べて見せてくれる図書館。

―これは、私もあったらいいなあ、と思います。
今は、「読書メーター」という便利なもので、読んだ本を記録できていますけれど、昔読んだ本って、たとえそのとき面白い!と思っていたとしても、正直、今では覚えていないもの、多いんですよね。
高校生のころからは、日記帳に書き散らしたり、気まぐれに記録を取ったりもしていたので、不完全にしろ記録があるのですが、小学生のころとか、うーん…(苦笑)。

今でも思い出すのは、小学生の時市立図書館から借りてきて、お気に入りになったのに、タイトルも作者も全部覚えていなくって、曖昧な記憶の検索でもどうしても見つからなくって、結局見つけるのをあきらめてしまった、一冊の児童書。
桜の色を、「ピンク色」ではなく、「うすべに色」と呼ぶ…とかそんな内容があって、当時の私は、そういうのがとても大人っぽく感じられて、どきどきしたものです。

「架空長編アンソロジー」…短編のアンソロジーではなくて、長編のちょっと風変わりでそれほどメジャーでない作品を集めた、とにかく「面白い」全集。

―これも、私も作ってみたーい!と思いました。
作品を単に選び出すだけではなくって、順番をどうすれば読み手にとって興味がわくかとか、考えるのは、面白いです。
実際に作るとなったらかなり悩みそうですけれど(笑)。
私個人的には、お気に入りの少女小説、少女漫画の中からセレクトして、作ってみたいなあ。
うーん、あの人とあの人の作品は、ぜひとも入れたい(笑)。

「オニオングラタン」「月世界」「ストレスと料理本について」…食べ物に関するあれこれの話題

―美味しいものが大好きな人間なもので(笑)、食べ物のことに書いてある部分が面白かったりすると、嬉しくなって、よけいにその本が好きになります。
特に「月世界」は、それぞれの食べ物の描写が鮮やかに印象的でお気に入り。

「ファンタジーの正体」
そうか、ファンタジーってそうだよね…と、ある意味衝撃でした。
ファンタジーについては、荻原規子さんの『ファンタジーのDNA』と、読み比べてみたいかも。(これも昔図書館で借りてきたので、今は手元に本がなくて読めないのでした。)

まだまだあるのですが、全部挙げているときりがないので、この辺りで。
自分が読んだことがある数少ない恩田さん作品・『光の帝国』『ライオンハート』などなどについても、ちらりと読むことができたのも、嬉しかったです。

『光の帝国』、大学からの帰り道、暗闇の中を走る電車の中でつり革につかまりつつ読んでいたら、表題作で涙がぽろぽろこぼれてきて、それはもう本当に困った覚えがあります(苦笑)。
ラストのみさきちゃんのお話も、じんわりくるものがありました。

『光の帝国―常野物語』

光の帝国 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)光の帝国 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)
(2000/09/20)
恩田 陸

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久しぶりの恩田さん作品は、やっぱり、読みごたえがある、素敵な一冊でした。


一昨日、昨日と拍手を下さった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: エッセイ

テーマ: エッセイ - ジャンル: 小説・文学

タグ: 恩田陸 

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