Admin   *   New entry   *   Up load   *   All archives

ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『お嬢様の運転手』石原 ケイコ 

お嬢様の運転手 (花とゆめCOMICS)お嬢様の運転手 (花とゆめCOMICS)
(2011/06/03)
石原 ケイコ

商品詳細を見る



時は大正。とある女学校に、少女たちの憧れを一身に受けるお嬢さまがいた。彼女の名は芳村さやか。
足が少し不自由な彼女には、幼いころから共に育った運転手の鳴滝が、いつもそばにつき従っている。
女学生たちの中では、彼女と鳴滝が恋仲なのでは、と噂されていて…。


花とゆめコミックスの新人さんの作品。
いつも大変お世話になっている「空夢ノート+」様の記事で見かけて気になっていて、発売日に書店へ行ったときに買ってきて読みました。

ああ、すごく面白かった!
新人さんの漫画って、最近あまり買わなくなってしまったんですが、これは買って良かったです。満足。
私の好みのポイントを、しっかり押さえている漫画でした(笑)。
帯の紹介文からは、結構シリアスな身分差ロマンスなのかな…と想像していたのですが、読んでみるとそうでもありませんでした。からりと明るい楽しさがありました。その中でもロマンス成分もやっぱり楽しめて、そちら方面でも満足です。

大正ロマンな作品設定も、絵のほどよい甘さと可愛らしさも、お気に入りポイントでした。
確かに時代のあれこれを本格的に描かれている漫画ではないのかもしれない…でも私自身、正直この時代はそんなに詳しくないので(笑)、個人的には全然問題なく読めました。
個々のアイテムはほどよく丁寧に描かれているし、女の子好みの雰囲気が楽しめたから良いのです(笑)。

なんといっても、さやかお嬢さまが素敵すぎて大好きです!
読んでいて私が、彼女にすっかりほれ込んでしまいました…(笑)。
最優秀学生で容姿端麗、加えて性格も凛々しくて情にあつくて、これはもう、和子様をはじめとする周りの女学生たちが憧れる気持ちがよーく分かります。
けれども人に見せない場所では家族の愛に薄い生活をしていて、父親に認められたいと必死に頑張っていて、でも報われなくて…健気さにほろりとしました。
袴姿でもお洋服でも、何を着ていても似合いますね。髪型もいちいち可愛らしい。(個人的にはお洋服姿がお気に入りです。)

そしてさやか様にいつもつき従っている運転手の鳴滝氏が、また美味しい人なんですねえ。
色々有能な従者で(さやか様のためにはときどき身分の差をうっかり超えちゃうのですが…)、お嬢様ひとすじで本当に優しい。
でも報われない(笑)。
彼のさりげない想いを込めた言動を、色恋にうといさやか様は全然気づいてなくってことごとく華麗にスルーしていくのが、読んでいて楽しすぎました。(特に第壱話と第弐話のラスト)
それでも(今は)恋愛としてではなくても、さやか様は鳴滝を家族のように(家族以上に?)大切に思っていてふたりのきずなは全くゆるぎなくて…。ああ、いいなあこのふたり、と素直にあたたかくなりました。

以下、簡単に各話語りです。

第壱話
「手袋なしじゃ触れるのも許されないのに…」にぐっときました。
車のお掃除をがんばるさやか様が特に可愛らしかったかなあ。全部可愛らしいんですけどね。
主役二人と同じくらい面白くてインパクトがあったのは…和子様でした、やっぱり。なんと、全部愛情の裏返しだったとは…(笑)。

第弐話
こんなに痛いシーンがあっても全然損なわれないふたりの関係がとても素敵。
さりげなく、和子さんの「呪」に吹き出してしまいました…。やっぱりこの方最高(笑)。
しかしなぜ鳴滝は、他の女学生からお菓子をもらっているんでしょう…?別に良いですけれど。美味しそうですもの(笑)。

第参話
和子さんのお手紙が楽しいです…。(なんだか和子さんのことばっかり書いている私。)
おめかししたさやか様、やっぱりおきれいでかわいらしいなあ。特に髪型が素敵。
鳴滝の複雑な感情が伝わってきて、きゅんときました…。それは心配ですよね。
岡君は、もともと悪い人ではないんですよねきっと。

第四話
芙美さん、どういう立場の人になるのか…とどきどきでしたが、きちんといい方のようですね。こういうおねえさんな人は(ヒロインをいじめなければ)好きです(笑)。
鳴滝の以前の勤め先、どんな家だったんだろう…。
身分差をこんなかたちでつきつけられてもなお、ふたりの絆の方がゆるぎなくて、やっぱり安心しました。
それにしても「不安」に違いないって…さやか様の鈍さが素敵過ぎる(笑)。

読み切り ルカと盗賊
オチは途中でなんとなく読めちゃいましたが、お人よしな泥棒さん等楽しくてかわいい短編でした。

おまけまんが 四年前の誓い
四年前からしっかりお嬢様一筋だった鳴滝にうっかりときめきました(笑)。
13歳のさやか様も、かわいらしいー!


巻数表示が書いてなくて、一瞬「あれ、続きはないの?」と心配になりましたが、ネットで教えていただいたところによると続きも雑誌で連載されているようで、一安心。
これは次のコミックスも楽しみです♪
鳴滝の想いがいつか報われると良いなあ…(笑)。さやか様にも本当に幸せになってもらいたい。


ここ三日間でそれぞれの記事に拍手下さった方々、どうもありがとうございました♪

関連記事

カテゴリ: 漫画・白泉社

タグ: 石原ケイコ 

この記事に対するコメント

コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://hananomi691.blog10.fc2.com/tb.php/879-82f400b7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)