Admin   *   New entry   *   Up load   *   All archives

ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『はなかおる-淵国五皇子伝-』古戸 マチコ 

はなかおる-淵国五皇子伝- (一迅社文庫アイリス)はなかおる-淵国五皇子伝- (一迅社文庫アイリス)
(2011/06/18)
古戸 マチコ

商品詳細を見る



西の国から、皇子たちの呪いを解くために、東洋の淵国へ連れてこられた特殊体質の少女・カナン。
奇跡の実の力でふたりの皇子の呪いを解き、カナンは婚約者となった善と幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日、第三皇子・郷の姉が戻ってきたことで、皇子たちとの王宮生活は再び大混乱に…。


シリーズ三巻目、早速読みました。
あらすじだけ読んでいると、一番最初の『はなひらく』だけでお話としてはきれいにまとまっていてよかったんじゃないか…と思わないでもなかったのですが、実際に読んでみると、いえいえ続編も本当に楽しい♪
きっぱりした「逆ハーレム」ものは、普段の私はそんなに手を出さないんですが、このお話はとても好きです。
大切な人、家族を想い合う心がきっちりと書かれていて、そこが読み応えがあってあたたかい気分になれますし。
一見どうしようもない人たちだけれど根は良い人ばかりの皇子さまたちの成長も、読んでいて気持ちいいですし。
ヒロインのカナンも、苦労性の真面目な可愛い女の子で、どこまでも好感を持って読んでいけますし。
大好きなイラストレーターさんの鳴海ゆきさんのイラストもたくさん拝めて満足ですしね。

さてこの三巻目は…オブラート、ですよねえ(笑)。
読み進めていくうちに、ちょっと表情に困るようなシーンがあちらこちらに出てきて。あれこのシリーズ、こんな話でしたっけ…?
最初に出てきたターチェのあれだけですでにびっくりでしたが、そんなのまだまだ甘かった…(汗)。
電車やバスの中で最後まで読み切った私は、我ながらすごい気が。
(もしこれから読まれるという方がいらっしゃいましたら、外で読むのは、あんまりおすすめしません。)

ま、それでもやっぱり、ほんわりホームコメディー風味少女小説であることは、変わりないのですが。

カナンと善のラブラブは、予想以上に充実していて楽しかったです。
最初は意地っ張りのおかげでケンカしているんですが…「たまたま」を言い訳にしてお互い歩み寄って、ふたりきりで仲良くしているシーンがとても甘くて満足しました。ふたりともかわいいー。ケンカしているときのふたりもかわいかったですが(笑)。
善も、意外と(?)苦労しているんだなあ…。そうか、年の差カップルだったのね。
パフュームと善の会話シーンがお気に入りです。
善のほのぼのした性格は、やっぱり読んでいて安心するし、癒されるのです。

今回の主役の皇子は、郷と、繁もでしょうか。
繁とターチェと郷…関係がいまいちつかめずに読んでいてどきどきしました。
それにしても、郷のお話がこんなに色っぽく艶っぽくなるなんて、思わなかったです!(笑)夢の中の逢瀬とか雰囲気がすごすぎる(笑)。
そんな揺れるカナンの心が、ラックが教えてくれた椿の花で、善への想いを改めて心に刻みつけるシーンが印象的で、とても良かったです。
やっぱり私としては、カナンは善と幸せになってもらいたいですからね…。
(それに続くシーンもどきどきで、オチがまたすごい…。別の意味で。)

後、私的には今回はなんといっても、律と晃の主従ふたりがかわいらしすぎて、もうどうしましょう、みたいな感じでした(笑)。
相変わらずカナンに想いを寄せて、消極的な手段でアプローチもしているのに、結局はカナンと善の仲も応援してしまう…律が本当にいいこでかわいすぎて和んで仕方がありませんでした。
そんな律を相変わらず遊んでいる晃も楽しかったですが、思わぬところからの逆襲も…。か、かわいいよ晃…(笑)。まさかこの人が弱みを握られるとは。
それと、大熊猫ですよね。本当に登場するなんて驚きました…。

繁とターチェの想いが通じあったのとか、郷の苦しみを兄が分かち合うことができたのとか、そういうのもとても良かったです。
夜来香の花、素敵だなあ。薔薇の花の使われ方もいいです。

ただ、不穏なのはやはり、皇帝と后たちのあれこれでした。
なんだか怖い言葉がさらっと出てきたりしましたが…どうなるんでしょう本当。
この辺は、謎なことばかり。


まあ色々書いてきましたが、とても楽しんで読めた三巻目でした。
鳴海ゆきさんのかわいらしいイラストも、色っぽさもプラスされていて素敵なものばかりでした…。外では少々(?)開きにくかったですが(汗)。
ネタばれ注意のイラストまで充実していて大満足。


昨日それぞれの記事に拍手下さった方々、どうもありがとうございました♪

関連記事

カテゴリ: その他少女小説レーベルの本

タグ: 古戸マチコ 

この記事に対するコメント

コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://hananomi691.blog10.fc2.com/tb.php/890-998b6713
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)