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『身代わり伯爵の婚前旅行 I すれ違いの蜜月』清家 未森 

身代わり伯爵の婚前旅行  Iすれ違いの蜜月 (角川ビーンズ文庫)身代わり伯爵の婚前旅行 Iすれ違いの蜜月 (角川ビーンズ文庫)
(2011/08/31)
清家 未森

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『身代わり伯爵』シリーズ、新章『婚前旅行編』。
数々の難題をこなし、リヒャルトと婚約式をあげたミレーユ。
アルテマリスでのジークたちの結婚式に、ミレーユはシアラン妃としてリヒャルトと共に出席することになる。
旅行におおはしゃぎのミレーユだったけれど、旅の途中で突然何者かにおそわれ、護衛とはぐれた挙句、リヒャルトが怪我をおってしまって…。


『身代わり伯爵』シリーズ、新章に入ったようですが、相変わらずとっても面白かったです!
ミレーユとリヒャルトのラブラブも安定して楽しかったですし、アルテマリスの懐かしい顔ぶれが拝めたのもとても良かった。読んでいて心があたたかくなりました(笑)。
アルテマリス編のメンバーについては、柴田五十鈴先生のコミックスを読んで復習していたおかげで、ほとんどひっかかりもなくすんなりと馴染んで読んでいけました。
ロイとのパン対決を直前にコミックスの5巻目で読んでいたおかげで、お話がほどよくつながっていて楽しめましたよー(笑)。

以下、ネタばれが混じっている可能性があるので、ご注意を。


ミレーユもリヒャルトも、本当に大好きなヒロインとヒーローだなー、と改めて思いました。
イラストも、ミレーユは前よりずっときれいに女らしい雰囲気が出てきたし、リヒャルトはさらに大人っぽく格好良くなった気がします(笑)。
(そういえば、表紙のミレーユはいつまで「身代わり伯爵」なんでしょう…?まあ良いですけどね。笑。)

ラブラブは相変わらずなんですが、ふたりの心の絆も、花嫁修業編から比べてもまたぐっと、深いところまで進んだようで。ふたりが常に互いを思いやる気持ちが、読んでいてとてもあたたかかった。
ミレーユ、本当に成長したなあ。大公妃殿下としても、リヒャルトのパートナーとしても。
リヒャルトのためならどんな慣れない苦労も苦労と思わず、いつも明るくにこにこ笑ってあたたかな気づかいを忘れない辺りが好き。(ま、ときどきそれが斜め上に飛んで行っちゃったりもするんですが…それがミレーユですから。笑)
過去の悲惨な逃亡の記憶を持ち沈みがちなリヒャルトに、自分なりに一生懸命によりそうミレーユの姿にもじーんとしました…。135頁の辺りは特にお気に入りです。
後、128頁辺りでリヒャルトを手厚く世話している彼女とか、本当にミレーユらしい愛情の示し方で好きなシーンです。

もちろんひたすら甘ーいシーンも、それは美味しゅうございました(笑)。
特にすごい日が週に一回って…何をやってるんでしょうリヒャルトは(笑)。
「怖いから、殿下の部屋で寝てもいい?」―人前では「殿下」呼びをきちんと守ってかわいらしいこと言ってるミレーユに、とってもときめく私です…。

今回は、里帰りということで懐かしい人たちとの再会はある程度予測していましたが、実際に読んでみるとミレーユの実家とか、予測していなかったメンバーの姿もたくさん拝めて、嬉しくなってしまいました(笑)。
ジュリアさん強い…(笑)。彼女の本当の気持ちがはじめてちらっと垣間見れた?のも良かったです。
後、ダニエルさんが語るおばあさまのエピソードは新鮮でした。なるほど、ミレーユの行動力はおばあさまの血でしたか…。
ロイは、…なんというか、お気の毒に、としか言いようがない…。でもやっぱり味方はできませんけれど(笑)。そこまでいじめては、普通嫌われるでしょうよ。キリルのことも忘れていたっぽいですし。
下町のあたりの場面は、読んでいてほのぼのしました。
もう二度と帰れないと覚悟を決めるミレーユはちょっと切なかったけれど、リヒャルトがそばにずっといてくれる、それならば、ね。

コンフィールドのシルフレイアさまも、お久しぶりです…!
気品が漂っていてクール、でも心優しいお姫さまの彼女は、コミックスで読んでいて改めて良いなあと思っていたところだったので、ミレーユとの再会には嬉しくなりました。
カインに結構惚れ込んでいらっしゃるところもおかわいらしいのです(笑)。
怪談大会は、ミレーユが気の毒でしたが(苦笑)。その後のシーンがラブラブだったから、いいですよね!

シアランの方々も相変わらず大活躍で、楽しませていただきました♪
まずイゼルスが良かったな。相変わらずクールで、でもミレーユのことをきちんと思いやってて優しくて。
イゼルスとジャックのふたりコンビのシーンは相変わらず好きです。今度は薬草苦汁ですか…ああ、おかしい(笑)!それにしてもジャックとイゼルスとリヒャルトの酒盛りでの詳細が気になります(笑)。
ジャック団長、おかしいときは思いっきり笑える人なんですが、いざというときはばしっと頼りになるところも好きです、格好良い!オズワルドとふたりでのイラストのシーン、あれだけ凶悪な顔をしているオズワルドに全然負けてない不敵な格好良い表情をしている彼に、おおっとうなってしまいました…。確かに団長には可能、なんでしょう。

レルシンスカ嬢も、相変わらずで…。彼女の言動を読んでいると、ミレーユなんてまだまだ普通の女の子だよなあと思えてしまいますやっぱり。ルドさまへの想いは…どうなるんでしょうね?
後、何気に目にとまったのが、ユーシスの件についてフレッドと会話していたアンジェリカ。
ユーシスはお気に入りのキャラですし、安否は心配…、でもそれと同時に、ええっもしかしてアンジェリカの気持ちって…?気になってしまいました(笑)。
『告白』にてふたりコンビで仕事をしていたユーシスとアンジェリカが結構好きだったので、私的には今後を期待してしまうふたりです。お似合いだと思うんだけどな(笑)。
エルミアーナさまとヴィルフリートさまも、微笑ましいところです。エルさま、本当に恋多きお姫さまだなあ…(笑)。

それにしても気になるのがフィデリオさまですか…。この人は何とも読めないなあ。
ウォルター伯爵と通じて自分勝手な行動をしたりしてる一方で、リヒャルトやその婚約者をきちんと大切に思ってることも確かみたいですし。彼は彼で過去に何か複雑な思いをかかえているみたいですし。
やっぱりミレーユへの気持ちがちょっと気になるな…。あの『禁断の恋の手記』のモノローグが未だに尾を引いている…。リヒャルトが不安に思うのが分かる気が。

ラスト、女王さまの一行とのあれこれでちょっと不安要素も残しつつ、ついに王宮へ。
ジークのあのお迎えと笑顔に、不覚にもじわっときました…。
そうですよね、本当にこのふたりには、「おかえり」のひとことが、しっくりきますよね。


今回もどきどき楽しさいっぱいで読み終えることができた、このシリーズ。
続きも楽しみです。次回はセシリアさまやリディエンヌさまも、もっと活躍してくださると嬉しいな(笑)!


一昨日と昨日、それぞれの記事に拍手下さった方々、どうもありがとうございました♪

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カテゴリ: ビーンズ文庫

タグ: 清家未森 

この記事に対するコメント

身代わり伯爵の婚前旅行、読みました!!
「fallcloverさんが感想書いてる!」と思ってテンションあがりましたよ(笑)

私もフィデリオさまが気になりました・・・。
毎回読むたびに、敵なの?いやでもなぁ・・・とか思っています。
しかしっ!!なにより気になったのは、リヒャルトの酒癖!!!
もうだいぶ前からでてきているのに、なかなかはっきりしない・・・。
そのへんも明らかになるのを期待しながら読んでいます(笑)
次の巻が楽しみです。

勝手に自分の意見を語ってしまい、申しわけありませんでした(汗)
いつも感想楽しみにしています!

はなしは変わりますが台風、だいじょうぶでしたか?
被害が無かったをの祈っております。

では、長文失礼しました。



URL | やすだ #-
2011/09/05 16:13 * 編集 *

Re: タイトルなし

>やすださん
コメントありがとうございます。

わあ、やすださんも『身代わり伯爵』の新刊早速読まれたのですね!
私の感想も読んでくださったようで、嬉しいです~どうもありがとうございます♪

やっぱりフィデリオさまは、気になりますよね…。
私も同じです、ウォルター伯爵と通じているなんてやっぱり敵?でもリヒャルトとミレーユを大切に思っているのも本当っぽいし…うーん…みたいな(笑)。そしてミレーユに興味を抱いているようなのも気になる…。
そしてリヒャルトの酒癖、私も気になります!(笑)
確かに大分前から出てきているのにはっきりしないですよね…。
今回ジャック団長とイゼルスがちらりと話していたのが…そうなんでしょうか、ね?

いえいえ感想に関わることなら語ってくださって構わないですよ、作品のお話ができて嬉しいです♪

台風の被害も心配してくださって…本当にありがとうございます。
私が住んでいるのは三重県でも北部の方なので、直接の被害はほとんどなく無事です、おかげさまで。週末は大雨で外に出られませんでしたが…。
テレビで県の南部等被害が大きかった地域の報道をみていると、あまりな光景に、胸がしめつけられます…。

いえ、長文大歓迎ですので(笑)、またお暇なときにいつでも♪

URL | fallclover #SvKcs0as
2011/09/06 20:40 * 編集 *

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