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ようこそいらっしゃいました。すてきな書物と美味しい食べ物をどうぞ。

『蛍火の杜へ』映画鑑賞の記録 

旧版コミックスが発売された当時から大好きで、何度も何度も読み返してきた、緑川ゆきさんの少女漫画『蛍火の杜へ』。
映画、名古屋でもようやくみられるようになったので、さっそく行ってまいりました。
公式サイト

実際にみて、改めて、私って原作を本当に読み込んでるよなあ…としみじみ実感しました(笑)。
ひとつひとつの台詞や小さな場面、私の心の中にあるものが、画像や音声になってひとつひとつ再現されていくのは、そのたびに小さな感動でした。
あまりに原作を読み込んでいるので(特にラスト付近は台詞をほぼ暗記しているくらい)、自分の中のイメージとちょっと違うなー?みたいな箇所もいくつかあったのですが(笑)、まあそれは仕方がないですよね。

うーん、私はそもそも、映画やアニメってあんまりみないんですよね。昔はそうでもなかったのですが、特に最近は。
映像よりもどちらかというと、自分だけのスピードで物語を味わえる、小説や漫画の方が好きで。一応お気に入りの映画とかもあるんですが。
『夏目友人帳』も、漫画は読み込んでいて大好きですが、実はアニメを一度もみたことがないという…。

そんな私だったからかもしれませんが、今回映画をみて、個人的にはやっぱり、原作の方が好みだったかな。
でも、それでも、この映画をみることができて、本当に良かったです!
映画でもやっぱり、あのシーンでは涙しました…。分かっていても、やっぱり泣ける。

追記以下は、私の感じたちょっとしたあれこれを、忘れないためのメモ程度に書きとめたものです。
ネタばれとかあまり考えていません。そして基本的に原作第一です。ご注意ください(笑)。

山神さまの森、緑が自然に美しくて雰囲気がよくって、それだけでちょっと胸がいっぱいに…。
蓮の花が印象的でした。

蛍は個人的には、小さい頃の方が好みでした。表情がいちいちかわいらしい!ワンピースの色やかたちのバリエーションがあってかわいらしかった!(笑)ピンクや水色のワンピースがいいですねえ。赤い靴もいいです。
ギンの方は、ちょっとびっくりするほどの美しい青年でした(笑)。原作の、緑川さん作品特有のあの異質さといったらちょっと違うかもしれないけれど独特の雰囲気が薄くて、目に馴染みやすい美貌で。そして格好良くって!

蛍が幼いころの場面は、ほのぼの楽しめました。
ギンが蛍をゴスゴス殴るところが、予想以上に力を入れて再現されてて楽しかった(笑)。
私、蛍のおじいちゃんもかなり好きで、台詞とかもほとんど覚えているんですが(岩ちゃんとか!)、映画でのおじいちゃんは、イメージよりごつごつしててあたたかい感じのお人だったかな。孫娘への愛情が良かったです。
アイスを食べていた場面、木の周りでふたり遊んでいた場面が好きでした。

私が映画で一番良かったなあと思ったのは、ギンのお面、お面にからんだいくつかの場面でした。
蛍がギンのお面をそっと取る場面、お面に蝶がふっととまる場面、そしてお祭りで蛍にお面をかぶせて口づけする場面。
それぞれのギンの表情と醸し出す雰囲気が、それを受けての蛍の表情が、丁寧に再現されていて、すごく良かった!
特に口づけの場面が印象に残りました。私が思い描いていたイメージより丁寧で、どきどきしました(笑)。
…いや、あそこの夏祭りの終わりかけの場面はすべて印象的でしたけれど。それまでのお祭りのにぎやかさから一転して、背景も暗く静かに、ふたりきりの世界になって。
それまでほとんど見えてこなかった、ギンの蛍への想いが、もうね…。

夏祭り、原作ではなかったお遊び?みたいな演出がいくつかあって、楽しませてもらえました。
わたあめが好きでしたー。
あとふたりに戯れてきた子どもたちにちょっとときめきました(笑)。

そして別れの場面。
ここは私的には、もう少し長めの時間でみせてほしかったかな、と思ってしまいました。
私の中のこの場面のイメージはすでに固定されてしまっているので、これはもうどうしようもない(笑)。
最後に交わすふたりのやりとりとか、完全に自分ペースの再現が頭の中にできあがってるからなあ…。
蛍の悲しみが、自分のイメージよりも切実に伝わってきて、ぐっときました。
なんだかんだ言ってすっかり作品の中に入り込んでいて、知らないうちに、涙がすーっと流れました。ハンカチを出し忘れていたことに気づく…(笑)。

最後の妖怪さんたちの場面、しんみりと良かったです。
妖怪さんたちは、皆すっと映像に馴染めました。皆とても自然で雰囲気出ていて良かったです。
傘?の妖怪が、意外と好きでした。

もうちょっと終わりの余韻を味わっていたかったかな?とも思いましたが、それはそれ、自然に流れていくいい終わり方だったとも思いました。
「さあ いこう いきましょう。」まで正確に再現されていて、良かったです。
このモノローグ好きなんですよねえ。読み込むごとに二重の意味を感じてぐっときます…。

パンフレット、ラストの場面のギンと蛍の絵ひとこまひとこまがそれはもう素敵で、感動(涙)。
それにしても表紙が真っ白で模様も美しいったらないです。これは汚さないように気をつけなければ。


…内容を思い返していたら、もう一度みたくなってくるのです、やっぱり。一回だけでは完全に味わいきれなかった気がする…。
どうしましょう、都合がつけば、終わる前にもう一度みに行っちゃうかも(笑)。


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カテゴリ: 漫画・白泉社

タグ: 緑川ゆき 

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